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続編です。前のを見ていない方は
https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=130&no=1
をご覧ください。

フィクションです。

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オタクは今日も恋をする〜続編〜

#101


卒業準備するつて言ってたけど遊びタイムじゃん。

[斜体]〜一旦教室?〜[/斜体]
[小文字]先生[/小文字]「遊び終わったので本題の卒業準備に移りたいと思います。」
やっと来た。本題。
[小文字]先生[/小文字]「まず、卒業式に歌う曲の伴奏から決めます。してくれる人は手を挙げてください。」

……しーん……

ピアノは弾けるけど、伴奏はしたことがない。
そもそもやらせてくれなかったし。

[斜体]〜過去〜[/斜体]
[小文字]クラスの代表の人[/小文字]「合唱コンで歌う曲の伴奏をしてくれる人ー。」

ピアノは好きだったから手を上げた瞬間──
[小文字]クラスの1人[/小文字]「はいっ!」
[小文字]クラスの代表の人[/小文字]「じゃあ、決定で。」
そうなってしまった。


こんな私が伴奏なんてやっていいのか。
嫌われ者が代表になっていいのか。

どうしよう。
私は迷った。
すると、手を挙げようか迷っている私に気づいていたかのように慎二くんが言った。
[小文字]慎二[/小文字]「挙げなよ。迷ってるんだろ?」
[小文字]結月[/小文字]「でも──」
嫌われていたらどうしようと言いかけたが、慎二がすぐに、
[小文字]慎二[/小文字]「結月は嫌われてない。大丈夫。」
と、考えていた事が分かったかのように言った。
[小文字]結月[/小文字]「うん。分かった。挙げてみる。」
私は力強く頷いてから、
[小文字]結月[/小文字]「はいっ!」
と迷いの無いように言った。

慎二くんはにっこりと笑った。
私の魂は抜けた。[水平線][小文字]先生[/小文字]「これが楽譜。」
楽譜を受け取って、慎二くんにこう言った。
[小文字]結月[/小文字]「帰ってピアノの練習しないといけないから今日は早く帰るね。」
[小文字]慎二[/小文字]「分かった。じゃあな。」
私は駆け足で家に帰った。

家に帰って音を立てながら階段を上り、早速練習した。
難しいけれど楽しい。
だからピアノはやめられない。

[小文字]結月の母[/小文字]「結月ー。ご飯だよー。」
[小文字]結月[/小文字]「はーい。」
バタバタと階段を降りていく。

作者メッセージ

誤字ってたらごめん。

2024/03/19 21:26

柚夏 ID:≫972W/z4G4BVy6
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