「あなたは...。朝ちょっとだけ見た、赤メッシュの人...。」
そこには、朝ほんの少しだけ見た赤メッシュの人がいた。
「えっと....。君だれ？」
「えぇっ...？●●ですけど...。」
「あぁ....。朝の...。って、ほんとに...？」
...？え、ほんともなにも...
「え、や、ほんとですよ...？めがねないだけですよ...？」
「すごい、ね。」
.......え、すごい...........？
なにが...？
赤メッシュの人はなろ屋さんの机から教科書らしきものを取り出した。
「....ごめ、じゃあね。」

.................。なんだったんだ、今のは。しかも最後、ごめんって....？
なんでだろう、...どうして...？

「●●〜っ！！ごめん、遅くなった...って、めがねは...？」
「え..っと、ちょっと外してたら、あそこの向日葵畑のとこにいっちゃった...。」
すると萌愛ちゃんは相当心配してくれているのか、
「えっ、うそ、取りに行く？あ、でも男子に出くわしちゃうもんね、私行くよ！」
えっ、いやさすがに萌愛ちゃんに一人で行かせるのはだめだ。.....男の子は怖いけど、前髪でかくせばなんとかなるだろうし...
「ごめん、いいよ。また明日予備のメガネ買うから！」
できるだけ最大の笑みを浮かべて私は言った。
「そう...？......じゃあ、帰ろっか...。怖くなったら言うんだよ！」
「うんっ！ありがとうっ！」
相変わらず、萌愛ちゃんは優しい。

＿帰り道＿

「うわ、見て。」　「すごいね、萌愛様と並んで歩けてるよ。」　「モブはどこいったのかな。」

.......視線が痛い。やっぱりメガネをかけていた方が顔がましだって、みんな言っているのかな...？....メガネ、探せばよかった...。
「ん、家ついたよ〜！メガネ、買いなよ？」
あれ、もう家についたのかな。
「あっ、うん！ありがとう！買うね！ばいばいっ！」
「ばいばい〜っ！」


メガネ、買いに行かなきゃだなっ....。
そう思って、私は行きつけのメガネ屋さんをたずねた。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿私は再びハプニングを起こす...