ないこside




最近りうらが昼休みに急にいなくなることが多くなった
先生に呼ばれたーとか
お弁当忘れたーとか
部活の練習があるからーとか
ちょっとトイレ行ってくるーとか
すべて、休み時間中に帰ってきたことはない
りうらが俺たちとあんまり一緒にいなくなった時から、
変な怪物が街に現れ始めた
そして、最近ほとけっちもいなくなるようになった

ないこ「なんか関係あんのかなー」
？？「あるよー！」
ないこ「うわっ⁉︎」
ないこ「ひよこ⁉︎」
ぴよまる「ひよこじゃないって〜ぼくはぴよまる！」
ないこ「ぴよまる...？」
？？「はあっ、はあっ、ぴよまる速いって〜」
ないこ「りうら？」
りうら「あ、ないくんやっほー」
りうら「ぴよまるがないくんのとこに行ったってことは...」
ないこ「？」
ぴよまる「ないこくん、君はプリキュアに選ばれたんだよ！」
ないこ「俺が？」
ぴよまる「そう！」

は？プリキュアに？
本当にあるわけないでしょ

ないこ「え？なんかのドッキリ？」
りうら「ううん！ほら！」
ｶﾁｬ
ないこ「え、？」
りうら「パクト！」
ぴよまる「これで変身するんだ！」
ないこ「え？本当に？」
りうら「うん！ないくんが仲間になれば、″3人″になるんだよ！」
ないこ「ほとけっち？」
りうら「そう！なろ？」
ないこ「...じゃあ、やってみる」
りうら「やった！」
ぴよまる「ないこくんで、プリキュアは″4人目″だね！」
ﾋﾟｶｯｰ!
ぴよまる「2人とも！敵が来たよ！」
ぴよまる「ないこくん、まず＿＿＿」

インスラー「インスラァァァァァァァ！」
りうら「やっほーイーラ！」
イーラ「これはこれはプリキュアさん」
ほとけ「今回は新しく仲間が増えたんだ！」
イーラ「仲間？」
ないこ「俺だよ！」
りうら「あなたの心を赤く照らしてあげる！」
りうら「No.1、キュアアンタレス！」
ほとけ「あなたを水色で救ってあげる！」
ほとけ「No.2、キュアベテルギウス！」
ないこ「桃色で悪を浄化する！」
ないこ「No.4、キュアメシエ！」
イーラ「メシエ、だと⁉︎」
りうら「3人になったプリキュアと強さ、見せてあげる！」
インスラー「インスラァァァァァァァ！」
りうら「イレギュラースター！アンタレスカラー！」
りうら「スターアンタレスシャワー！」
ｻﾞｰｻﾞｰｻﾞｰ
ｺﾞﾂｺﾞﾂｺﾞﾂ
インスラー「インスラァァァァァァァ！」

さっきのアンタレスの攻撃、
一ミリも効いてない気がするけど、
大丈夫なのかな？

ほとけ「イレギュラースター！ベテルギウスカラー！」
ほとけ「スターベテルギウストルネード！」
ｸﾞｫｫｫ!
インスラー「ｲﾝｽﾗｯ!インスラァァァァァァァ！」
ほとけ「メシエ！攻撃！」
ないこ「あ、うん」

大丈夫かな、
成功するかな、
ちゃんと勝てるかな、
足引っ張らないかな。

りうら「メシエ！」
ほとけ「メシエ！」

いける。
俺なら、いける
絶対に。
2人がいるから！

ないこ「イレギュラースター！メシエカラー！」
ないこ「スターメシエビーム！」
ｷﾞｭｲｨｰﾝ!
ﾋﾟｶｯｯｰ!
インスラー「⁉︎⁉︎」
インスラー「( ˙꒳˙ )...ｻﾗｻﾗ~ ( ˙꒳...ｻﾗｻﾗ~ ( ˙....ｻﾗｻﾗ~」
りうら「やったー！ナイスメシエ！」
ほとけ「かっこよかったよ！」
ないこ「やった...勝てた...！」
ぴよまる「やったね！」
ないこ「うん！」
イーラ「次こそは！」
イーラ「さらばっ！」
٩(¨ )ว=͟͟͞͞‪ｼｭﾝ

やっていける。
みんなとなら！
できる！


？？「また1人、加わって」
？？「強くなっていく一方やな」
？？「俺がいく必要は、ない...かな」