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鏡像世界を知りたい10000歳の冒険者

#26

いやー(葬送のフリーレン編)

 北側諸国 零落の王墓

ゼンゼ「それでは第二次試験の詳細を説明する。」
   「迷宮攻略だ。君達には零落の王墓の攻略を行ってもらう。」
   「合格条件はただ一つ。零落の王墓の最深部まで辿り着くことだ。」
   「私は平和主義者でね。争いは好まない。」
   「よって辿り着いた者全員合格とする。」
ブライ「待て。ここは多くの冒険者が帰らぬ者になった未踏破の迷宮だ。」
   「また合格者を出さないつもりか?」
ゼンゼ「何を言っている。」
   「君達が目指しているのは魔法使いの最高峰だ。」
   「不可能を可能にするのが一級魔法使い。」
   「未踏破だろうが前人未踏だろうがねじ伏せて突き進むんだ。」
●●『ごちゃごちゃ…』
メトーデ「最深部に辿り着いたということをどう証明すればよいのですか?」
    「金銀財宝でも持ち帰ればいいのかしら?」
ゼンゼ「証明の必要はない。私も共に最深部まで潜る。」
   「無論、受験者に手は貸さんがな。」
   「それと全員にこの瓶を渡しておこう。」
   「一級魔法使いレルネンが開発した、[太字]脱出用ゴーレム[/太字]だ。」
   「瓶を割ればゴーレムが現れ迷宮の外まで運び出してくれる。」
   「試作段階だが安全性は十分だ。」
   「使用者は不合格となるが、負傷などで試験継続不可能と」
   「判断したら迷わず使うんだ。」
   「将来有望な人材が死ぬのは許容できん。」
   「それと明日の夜明けには自動で瓶が割れるようになっている。」
   「それが第二次試験の期限となる。」
   「それでは試験開始だ。」

●●「フリーレン。私は今回一人で行ってもいい?」
フリーレン「なんで?」
●●「迷宮攻略だからさ…一人でゆっくり探索したいんだよね。」
     「まぁ脱落してフェルンが合格してくれるしいいよね…?」
フリーレン「●●、正直に言うんだ。第一次試験始まる前に、」
     「迷宮攻略行くって言って、その迷宮が零落の王墓だったんでしょ。」
●●「ゴメンナサイ行きました…」
フリーレン「いいよ、行ってきても。」
●●「やった!んじゃ。」
フェルン「●●様は行ってしまいましたね。」
    「どうしましょうか。フリーレン様。」
フリーレン「行くよ。フェルン。」
フェルン「いいんですかフリーレン様?」
フリーレン「あれは駄目だね。もう成立しないよ。」
ゼンゼ「うーむ。」
   「では私は君達に付いて行こう。」
   「一番安全に最深部に辿り着きそうだ。」
フリーレン「邪魔しないでよね。」
ゼンゼ「しないよ。邪魔も手助けも。」



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作者メッセージ

閲覧稼ぎもそうですが、
新作の「原初の英雄は狂いくるってヴィランになります」も見てくださいねー。
作者は私です!

2024/04/23 19:18

琥珀 ID:≫omNJu.gUGJreY
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