帰り道
（ライ）じゃあ僕こっちだから。
（ミルフ）そっか、またね！

ライって不思議な子だなぁ。だってろうそく一本で生活しているし、いつもぼんやりしているけど殺し屋のことになると、なんかワクワクしているもん。
まぁ人それぞれか。

（ミルフ）ただいま〜
…といっても一人暮らしだから返事は返ってこない。親は海外で仕事をしているから。
（ミルフ）少しだけ寝ようかな。
ピロンッ
なんだろう…？と思いつつスマホを見ると、目が覚めた。
任務のメールだった。よく見てみると、あと1時間後に目的地に着かないといけないらしい。
早くしないと！


ギリギリセーフ！あと1分遅かったら遅刻だった。危ない…
（夏夢）これで揃ったね！今日はホテルの123号室に泊まっている、るむっていう女性がターゲットだよ〜
（ライ）どうやって殺せば良いですかね？
（夏夢）普通にバーンって殺せばいいよ。
（ミルフ）それじゃ行ってきます！
（ライ）あ！ちょっと待ってよ〜

（ライ変装中）すみません。
（受付の人）どうされましたか？
（ライ変装中）鍵を無くしてしまって。123号室の鍵ってないですか？
（受付の人）ありますよ！こちらをどうぞ。
（ライ変装中）ありがとうございます。


ここかな、123号室。
（ミルフ）ライって変装上手だよね。ターゲットにそっくり。
（ライ）昔から良くやっていたから。それより、ターゲット起きちゃう。
そう、今は深夜だからターゲットは寝ている。
（ミルフ）叫び声が聞こえたら嫌だよね〜
（ライ）痛くないように殺ったら？
（ミルフ）確かに…！ちょっと待ってよ。
ﾁｬｷｯ 僕は刀を抜いた。ｻﾞｼｭｯ ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
（ミルフ)はい。任務完了〜！
（ライ）うわぁ、血めっちゃついてるよ…
（ミルフ）洗えばなんとかなる⭐︎
（ライ）はいはい、そうですかー。早くボスの所に戻らないと。
（ミルフ）はーい。
（夏夢）おかえり〜
（ミルフ&ライ）ただいま〜　
（夏夢）お疲れさま！今日は初めての依頼だったから着いて行ったけど、今度からは着いていかないからね！じゃあここで解散！
（ミルフ）了解です〜
（ライ）さよなら〜
（ライ）あ、僕寄るところがあるから。じゃあね。
（ミルフ）またね。