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転生者がVivid BAD SQUADと出会う話

#5

5.ライブ対決(前半)

ーストリートライブは二つの種類にわけられる。
パフォーマンス型と競技型である。
パフォーマンス型は個々の歌を見せて盛り上げる。対して競技型は個人やチームで他の人たちと闘い、一番観客を盛り上げた所が優勝する。

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ある日。私は隣街のライブのため、Aliceとして箱(イベント会場)に来ていた。控え室に向かうと既に何人か入っており、声だしなどを行っているようだった。今日のライブは競技型だ。観客をいかに盛り上げるかが肝となる。私も負けず、声だしに取りかかる。数十分ほどやってだいぶ喉が暖まってきた頃、ある話を耳にした。

ーなあ、知ってるか?今日出場予定だったアーティストが体調悪くなっちまったみたいで、棄権したらしいぜ。
ーそうなのか。代わりに誰が入るとか決まっているのか?
ーそれでなんだが...噂じゃ、あのRADerの`大河'らしいぞ。
ー!?あの人、ライブツアー行ってたんじゃないのか?
ーまあ、あの人にも事情ってのもあるもんよ。たまたまふらっとここに来たんじゃないか?
ーそうかもしれないな。なんとなく今日はとんでもないことが起きそうな予感がする。
ーああ、そうだな。

え?
話をしていた人たちは既に遠くに行っていた。

大河、って...あの、プロセカに出てくる伝説の夜ーRAD WEEKENDを作った、RADerの大河さん?嘘でしょ、なんであの人、ここにいるわけ?ストーリーでここに来た描写なかったハズだけど。

大河さんとは、プロセカのイベントストーリーに出てくる重要人物のことで、Vivid BAD SQUADや、遠野新君、EVERの人たちなど、さまざまな人たちが越えることを目標にしている伝説の夜ーRAD WEEKENDを作ったRADerの一人だ。故に、ものすごく、迫力と圧が半端ない人である。イベントストーリーを読んでいても、歌に声はのってなくてもエフェクトでとてもすごいことはひしひしと感じた。
そんな人とやりあうことになるなんて思ってもなかった。

ーいや、Vivid BAD SQUADたちとライブで会いたいのなら当然、やらなければいけないのかもしれない。ならーー

「やってやろうじゃないの。私が、あの、大河さんを潰してやる」

私は誰にも聞こえないくらい小さな声で言い、舌なめずりした。
その時の私の顔はきっととてつもなく、恐ろしい笑顔だったのだろう。

「さあ、開演といこうか...はじめての本格的な邂逅を!」





念願のメインキャラたちとの邂逅は、歌の本気の勝負になりそうだ。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

今回は前半、後半の二つです。

ここから最新ストーリーのネタバレを多く含む可能性があります。最新ストーリーまで読了できていない方、ストーリーを見ていない方はここからきつくなると思いますので、動画やゲーム内で見てから読むことをおすすめいたします。

2024/06/27 15:52

天ノ川 翔 ID:≫4pGBzeg6LK3aw
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