『、、え？』


「僕さ、愛してるっていう言葉は重く捉えてるんだよね」


ふわふわと笑いながらそう言ってきた


『何言って、、』


「愛してる＝体ごと欲しいって事だと思ってる」


『、、私の否定の言葉を肯定にして欲しいって事？』


、、なんて言うと「違うよ」と軽く笑ってこう言った




[中央寄せ]「君にとって僕はただのストッパー」[/中央寄せ]



[中央寄せ]「愛してるって言葉を君は受け止めていないでしょ」[/中央寄せ]


[中央寄せ]「だから、愛してなんていないって言えばストッパー緩むかなって」[/中央寄せ]



次々と嘘に嘘を重ねていく、本当に馬鹿な人


『馬鹿な事言わないで、私は悟に告られて付き合って、、愛を確かめてた』


少しキレ気味の私を「どっちが馬鹿なんだろうねぇ」と煽るように聞いてくる




『、、最初からそう言ってくれればすぐに別れたのに』





「え？だって僕●●と別れたいわけじゃないし、、っていうか直ぐに言わなかったから●●戻ってきてくれたじゃん」


ハメられた、、なんて思いつつそれを口に出した




『、、最初からそのつもりだったの？』





「んー、だって僕●●のこと本気で愛してるもん、だからそれを受け取って●●も僕の事愛してくれるかなって」



嘘ばっかり、、本当はそんなこと思ってもいないくせに



『、、私は悟のこと道具としか思ってなかったよ、一人は寂しいからいいように使っただけ』


「でも僕は●●と居れるだけで嬉しいよ。僕のことを道具として使ってくれて構わないからもう一回だけ一緒にいて」


震えた声でそう言ってきた、嘘なのか真実なのか、、


『でも浮気する人と一緒には居られない』


まぁ、きっとこれが正当な答えだろう


「、、じゃ、今すぐ関係切るよ」


『、、わかった。目の前で電話して関係切って』


「うん、、♡」


悟、、自分で墓穴掘ったな。浮気相手と電話番号まで交換してたなんて


プルルルルッ、、




「、、あ、もしもし？萌々花？」





『え、、？』





それは紛れもなく、「さっきまで相談相手をしてくれていた店員の名前」だった