錯覚させて、愛という魔法で
『彼氏が、いつもドタキャンしてきたり、浮気してたり、、』と店員に彼氏の事を言うと
「はぁー?何ソレ、そんな彼氏なんだったら別れちゃいなよー」
私の代わりに怒ってくれた
『でも、そんな彼の事を私は好きだから』
「、、ねぇ●●ちゃん、それってさ。依存なんじゃない?」
依存、そんな言葉が胸にちくりと刺さる
『依存、、なのかなぁ』
「まあ、彼氏はクズだね、さっさと別れちゃいなよ」
『、、別れる、、?』
そんな事、思いつかなかったな。それだけ私は彼に夢中だったのかもしれないな
「ま、少し考えといたら?いざとなったら助けてあげる!」と親指を立てながら、私に言ってきた
『うん、ありがとう』そう微笑んで答えた
「じゃあ、もう外暗くなって来てるから早く帰りなー」
そう言われて、ふと外を見るとそこには真っ暗な空に薄く輝く月があった
『、、またね』
そう言って店を後にした
*
*
『ただいま、、』
「あ、おかえり●●」
私の目の前にいたのは光り輝く綺麗な青色の目をした彼氏だった
『、、少しおかず足りないよね。買ってくるよ』と私がカバンの中の荷物を最小限にして出ようとすると
「いいよ、僕が買ってきてあるから。」
そう言って口づけをしてきた
ちゅっと甘い音が部屋に響いた。少しだけ、、少しだけ、お互いの顔が赤くなっていくのがわかった
こういう行動で色んな女を虜にしていくんだな、そんな事を思ってしまった
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