錯覚させて、愛という魔法で
「ごめん、今日デート行けなくなった」
そう君は言ったね
『いいけど、、どうして?』
「仕事の人と今日予定があって」
なんて嘘を君はペラペラと言うね
『わかった、いいよ。気をつけてね』
「うん、さんきゅ」
彼はきっと騙せたと思ってるんだろうなぁ
良いように使われてるただの都合のいい女
『そんな君を好きになっちゃう私も、、』
そう言うと強風が吹いた。着ているワンピースは風に身を任せゆらゆらと揺れている
『あ、そっか、、この後どうしようかな』
と着てきたワンピースに問いかけた、当然返事が返ってくる訳もなく
『カフェでも行こうかな』
*
*
「いらっしゃいませー、、って●●ちゃんじゃん!ちょー久しぶり!!」
と元気で明るい店員さんが声を掛けてくれた
『うん、久しぶり』と笑顔も添えてそう言った
「、、なんかあった?なんでも聞くよ?」
この人は眩しいな、きっと悩みなんてないんだろうなぁ、、
「あれ、●●ちゃーん、、?」
私が返事をしなかったからか、目の前で手を振ってもう一度聞いて来てくれた
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