好きな子は恋心をわかってない!
青坂side
うへぇ、気持ち悪っ、乗り物酔いだってあまりしない方なのだから、そんな僕を酔わせた晴崎は乗り物で酔わせる系の資格を取れると思う。そんな資格無いか。少なくとも、彼が運転する車には乗りたくないと思う。
瑠璃岡「はい、水〜」
瑠璃岡さんが、水を買ってきてくれた。少し口に含むと、気持ち悪さはマシになってきた。
青坂「ありがとう、いくらだった?」
瑠璃岡「ん〜?いいよいいよ、その代わり後でなんか奢ってっ!」
瑠璃岡さんは、僕の座っている長いベンチに座った。…のだけれど、こころなしか遠い気がする。物理的な距離が。てっきり瑠璃岡さんから話が振られるかと思ったけれど、沈黙が流れたので、珍しく僕から話をふった。
青坂「懐かしかったね、コーヒーカップ」
瑠璃岡「そっ、そうだねっ⤴!?」
青坂「……?小さい頃は好きだったけどね」
瑠璃岡「そっ、そうだね⤴!?」
青坂「瑠璃岡さんは楽しかった?」
瑠璃岡「そっ、そうだね⤴!?」
………なんか話が噛み合わないようで噛み合わない。要するに全然噛み合ってないってことだ。そんな中、ジェットコースターが動き出した。
ガタンガタンガタン
上っていって、一気にスピードを上げて下る。きゃーっ!!!!という声が上がる。晴崎は何故かこちらにピースを向けていえええええええい!!!!と叫んでいる。桜井さんは顔を真っ青にして悲鳴をあげている。苦手なのかな…??そして、吉永さんは、ほんとに何故か双眼鏡でこちらを見ている。双眼鏡でこちらを見ている!?!?なんで…?
吉永side
桜井「いよいよね………」
吉永「何でこわいのに乗るのさ」
桜井「だって二人っきりにしたかったじゃない!!!」
晴崎「まだカナー」
吉永「……さてと、」
桜井「??なにそれ、双眼鏡…?」
吉永「これでジェットコースターの上から見守る。」
晴崎「お前、ツッコミ役だけどたまにひどくボケるよな」
桜井「あんな速度の中一点を見続けるのはきついでしょ」
桜井「てか酔いそう」
吉永「不安なんだよ、なんか、アオイの様子変だから。」
晴崎「あ、始まるよっ!ってか、双眼鏡、落とさない??落としたら一生強制労働だよ??」
吉永「んだそれ。わけのわかんないボケするな。大丈夫、紐で首にかけてるし、固定もしてる。」
始まった。ジェットコースターが、ゆっくりゆっくりと、登りだす。最高点までいって…一気に下る。
晴崎「いえええええええええい!!!!」
桜井「きゃぁぁぁぁぁぁぁぉぁ!!!!」
ピースをして叫んでいる晴崎と、目を瞑って叫んでいるマユ。私はお構い無しに、双眼鏡を覗いてふたりを見る。
吉永「……………………!!!」
桜井「はぁぁぁあ、こ、怖かった………っ!」
晴崎「もっかいやらん?」
桜井「お断りよっ!」
晴崎「あ、吉永、見えた??」
桜井「あ、そうよ、何が見えた??」
吉永「…………速すぎてなーんも見えなかった。」
二人は顔を合わせてから、こっちを見て言った。
二人「「そりゃそう」」
うへぇ、気持ち悪っ、乗り物酔いだってあまりしない方なのだから、そんな僕を酔わせた晴崎は乗り物で酔わせる系の資格を取れると思う。そんな資格無いか。少なくとも、彼が運転する車には乗りたくないと思う。
瑠璃岡「はい、水〜」
瑠璃岡さんが、水を買ってきてくれた。少し口に含むと、気持ち悪さはマシになってきた。
青坂「ありがとう、いくらだった?」
瑠璃岡「ん〜?いいよいいよ、その代わり後でなんか奢ってっ!」
瑠璃岡さんは、僕の座っている長いベンチに座った。…のだけれど、こころなしか遠い気がする。物理的な距離が。てっきり瑠璃岡さんから話が振られるかと思ったけれど、沈黙が流れたので、珍しく僕から話をふった。
青坂「懐かしかったね、コーヒーカップ」
瑠璃岡「そっ、そうだねっ⤴!?」
青坂「……?小さい頃は好きだったけどね」
瑠璃岡「そっ、そうだね⤴!?」
青坂「瑠璃岡さんは楽しかった?」
瑠璃岡「そっ、そうだね⤴!?」
………なんか話が噛み合わないようで噛み合わない。要するに全然噛み合ってないってことだ。そんな中、ジェットコースターが動き出した。
ガタンガタンガタン
上っていって、一気にスピードを上げて下る。きゃーっ!!!!という声が上がる。晴崎は何故かこちらにピースを向けていえええええええい!!!!と叫んでいる。桜井さんは顔を真っ青にして悲鳴をあげている。苦手なのかな…??そして、吉永さんは、ほんとに何故か双眼鏡でこちらを見ている。双眼鏡でこちらを見ている!?!?なんで…?
吉永side
桜井「いよいよね………」
吉永「何でこわいのに乗るのさ」
桜井「だって二人っきりにしたかったじゃない!!!」
晴崎「まだカナー」
吉永「……さてと、」
桜井「??なにそれ、双眼鏡…?」
吉永「これでジェットコースターの上から見守る。」
晴崎「お前、ツッコミ役だけどたまにひどくボケるよな」
桜井「あんな速度の中一点を見続けるのはきついでしょ」
桜井「てか酔いそう」
吉永「不安なんだよ、なんか、アオイの様子変だから。」
晴崎「あ、始まるよっ!ってか、双眼鏡、落とさない??落としたら一生強制労働だよ??」
吉永「んだそれ。わけのわかんないボケするな。大丈夫、紐で首にかけてるし、固定もしてる。」
始まった。ジェットコースターが、ゆっくりゆっくりと、登りだす。最高点までいって…一気に下る。
晴崎「いえええええええええい!!!!」
桜井「きゃぁぁぁぁぁぁぁぉぁ!!!!」
ピースをして叫んでいる晴崎と、目を瞑って叫んでいるマユ。私はお構い無しに、双眼鏡を覗いてふたりを見る。
吉永「……………………!!!」
桜井「はぁぁぁあ、こ、怖かった………っ!」
晴崎「もっかいやらん?」
桜井「お断りよっ!」
晴崎「あ、吉永、見えた??」
桜井「あ、そうよ、何が見えた??」
吉永「…………速すぎてなーんも見えなかった。」
二人は顔を合わせてから、こっちを見て言った。
二人「「そりゃそう」」
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