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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#8

第二章『最後の晩餐』二話「夜9時」

水曜日、俺は予定通り、友達の裕太の家に行った。土砂降りの雨で、家族にもやめておいた方がいいとは言われたが、せっかく5年も待ったんだ。俺は勿論裕太の家に行った。

思い切ってドアを開けてしまった。裕太の家の玄関の鍵は空いていた。玄関の奥には、裕太が手を振って待っていた。

裕太『やあ!よく来てくれたな、ありがとう。もうみんなもいるぜ!』

そう言って、裕太は部屋の方へ走っていった。

俺も家にあがった。

裕太の家はとても綺麗に整頓されてる。もちろん裕太がやったのではなく、親がやったことだろう。あの裕太がやるわけがない。

俺以外の参加する人たちがもう集まっていた。そして、裕太が喋り始めた。

裕太『よし、全員集まったな。じゃあ始めるぞ!』

まず始めたのは、トランプ。七並べというもので遊んだ。

次に人生ゲーム、その次にUNO?

カードゲームを沢山した。遊びに夢中になっていたため、時計を見てみると、既に時間は21時をすぎそうなところだった。

…そういえば、妹の優がこう言っていたな、『夜9時に、他人の家にいないように。』と。そして、その言葉を言った後に、"異世界語"を言っていた。

何故だ?何故、異世界に行ったことない、そもそも異世界を知らないであろう優が、何故異世界語を喋る?

よく考えてみると、わけがわからなかった。

みんなと同じく遊んでいた『あかり』が、時計に指を差して、こう言った。

あかり『もう9時になるじゃない、そろそろ帰る?』

裕太『けれど、土砂降りだぜ?帰れるか?』

あかり『えぇ…土砂降り?』

そして遊んでいた『[漢字]颯太[/漢字][ふりがな]そうた[/ふりがな]』と、『[漢字]健二[/漢字][ふりがな]けんじ[/ふりがな]』が手を止め、帰ろうとした。

しかし、それを裕太が止めた。

裕太『やっぱりここで止まっていけよ。土砂降りで帰っても、親に怒られるだけだろ。』

健二『まあ…そうだな。泊まって行った方が、きっといいと思う。わかった、俺は泊まる。』

颯太『んじゃ、僕も!』

あかり『お言葉に甘えて、私もそうする。海渡は?』

家に帰りたいが、土砂降りで帰るのもあんまりだ。

海渡『俺も泊まるよ。ありがとう裕太。』

裕太『へへ。まあ今日は親が出張だから、家には俺しかいなかったし、賑やかになるぜえ?』

健二『ひとりぼっちが嫌なだけだったんじゃないのか?』

裕太『なわけねえええ!』

みんなが笑っていると、俺は少し不安になった。夜9時までに帰れ…あの言葉は忘れられなかった。


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作者メッセージ

読んでくださりありがとうございます!
次回も楽しみにしてください!

2023/05/01 15:22

縺薙≠繧九s ID:≫29CKuoHGp.RCQ
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