僕が恋した青い花話(タイトル改名)
春はとても天気がいい。今日は雲ひとつないまさに快晴と言える日だ。
僕は、窓の奥に見える空を眺めながら、今日のハヤシライスを食べていた。
まあ、ハヤシライスも悪くないと思った。さすがカレーの弟分になるだけある。
「ご馳走様です。」
食べ終わったら感謝の心を忘れずに、一人ボソッと空になった食器を見つめた。
思ったより速く食べ終わってしまったようだ。うん、だいぶ早く終わった。まだみんな食べているから一人で食器を片付けるのは少しはずかしい。
給食時間は10分、僕はものの3分で食べてしまった。これじゃ僕が爆食みたいに思われる…どうでもいいか。
(今日のハヤシライス、にんじん多かったな…)一人配膳を片付けながらぼーっと考えていた。
別ににんじんが嫌いなわけではない。むしろ、にんじんはカレーやハヤシにとっての、重要な引き立て役なんだから。野菜なら一番じゃがいもが好きだ。
じゃがいもは、ポテトやサラダにもなるからいいんだよね。でも、嫌いなのはしいたけだ。
食感があんまり好きじゃないから食べたくない。
なかなかみんな食べ終わらないから、席に戻って外でも見つめていようか迷ったけど、本を読むことにした。
最近は、よくミステリー系を読んだりするんだけど、今日は恋愛系の小説を間違えて持ってきてしまっていた。窓の外を眺めるしかないようだ。
快晴だったはずのそ空には少し雲が出ていて、真ん中に飛行機雲が出ていた。
(あれは、なんの飛行機だろう)ぼんやりと、考えていると続々と食べ終えてきていた。
何人か残っているやつもいるけど、そのまま放置でご馳走様と手を合わせた。
『キーンコーンカーンコーン』給食のチャイムが同時に鳴った。
チャイムと同時にクラスが騒がしくなってくる。僕はこの45分ある昼休みをどうやって、有意義な時間にするかを、廊下を歩きながら考えていた。
「よお〜!まっりん!」ドタドタと助走をとって僕にバックハグをしてきたのは、友達の田中正人。
ほらね、友達はいないわけではない。正人はクラスが隣だから、話す機会が少ない。でも、家で遊びに来ることが多く、よくゲームをして盛り上がっている。
「いきなり飛びついて、なんだよ。」
「相変わらず冷たいね、まりちゃん」
まりちゃんやまっりんとか、ふざけた呼び方をしてくる。でも、嫌ではないから止めていない。
見ての通りこいつは、僕と違ってムードメーカー的な存在で学年でも人気がある。
「はあ、近いから離れてくれ」
正人は、「はいはい、まりちゃん」とキャッチした言葉のボールを返してくる。やっぱり、気に触るからやめてもらおうかな。
「僕は、図書室行ってくるから」
何かいい本がないか探すために、図書室に行こうと思う。最近は図書室に並んでいる本の質が良くなっている。今までは、図鑑や辞典が多くてさえないから行っていなかったけど、よく行っている。
「はいよ〜、まり放課後遊ぼう〜」
「うん、いいよ」
勢いにのって返事をしてしまったが、どうせ家ですることないからいいだろ。
僕は、横にある図書室のドアを開けて、正人が階段を降りていくのを見送ってから中に入った。
「!?」とっさに体が後ろに引いてしまった。
各学年がそれぞれのグループで席を占領してにぎわっていた。いや、図書室でにぎわうなよ本読めよ。なるべく人を避けながら本を探す。
「どれ読もうかな」自分の背より高い本棚を背伸びして見てめて考えた。
別にめっちゃ身長が低いわけでもない。167そこそこに高いし、結構普通で平均的だと思う。ただ本棚が、高いから背伸びしている。
「これにしよ」
「あ、あった。」
ミステリー系の本があったから、手に取ってみた。同時に隣の誰かが、僕と同じタイミングで本を見つけたようだ。一体だれなんだろう。
なるべく首を動かさないように、目だけで隣を見た。
「「!?」」
バッチリと目があった。相手も、こっちを見ていたとは思っていなかった。しかも女子だ…気まずい。
異性と話す能力は備わっていないから、早く本借りてここを出よう。
「あ、えっと…すいません」一応一言言ってから、その場を離れようとした。
「待って、あの、まり?くん」
彼女は、僕より背が低く少し背伸びしながら、上目遣いで見てきた。何度も言うが異性との耐性がない。だからこの距離は居心地が悪い。
「あ、あの…離れてもらってもいいですか?」自分がまりだとは言わずに、言葉を返した。
「…!!す、すみません」
それにしても綺麗な顔してると思う。黒髪のボブというよりロングに近い髪型だ。
「それでは…」
とりあえず図書室を出た。
「あ…」
何か、聞こえた気がしたけど全く気づかないまま、屋上に続く階段で本を読む。図書室よりも人が来ないから一番落ち着く。
昼休みのチャイムが鳴ると同時に、教室に戻った。席に座ると前の子が後ろを見てきて声を上げた。
「「あ!」」
図書室にいた彼女は、どうやら同じクラスの僕の目の前に座っていた。
僕は、窓の奥に見える空を眺めながら、今日のハヤシライスを食べていた。
まあ、ハヤシライスも悪くないと思った。さすがカレーの弟分になるだけある。
「ご馳走様です。」
食べ終わったら感謝の心を忘れずに、一人ボソッと空になった食器を見つめた。
思ったより速く食べ終わってしまったようだ。うん、だいぶ早く終わった。まだみんな食べているから一人で食器を片付けるのは少しはずかしい。
給食時間は10分、僕はものの3分で食べてしまった。これじゃ僕が爆食みたいに思われる…どうでもいいか。
(今日のハヤシライス、にんじん多かったな…)一人配膳を片付けながらぼーっと考えていた。
別ににんじんが嫌いなわけではない。むしろ、にんじんはカレーやハヤシにとっての、重要な引き立て役なんだから。野菜なら一番じゃがいもが好きだ。
じゃがいもは、ポテトやサラダにもなるからいいんだよね。でも、嫌いなのはしいたけだ。
食感があんまり好きじゃないから食べたくない。
なかなかみんな食べ終わらないから、席に戻って外でも見つめていようか迷ったけど、本を読むことにした。
最近は、よくミステリー系を読んだりするんだけど、今日は恋愛系の小説を間違えて持ってきてしまっていた。窓の外を眺めるしかないようだ。
快晴だったはずのそ空には少し雲が出ていて、真ん中に飛行機雲が出ていた。
(あれは、なんの飛行機だろう)ぼんやりと、考えていると続々と食べ終えてきていた。
何人か残っているやつもいるけど、そのまま放置でご馳走様と手を合わせた。
『キーンコーンカーンコーン』給食のチャイムが同時に鳴った。
チャイムと同時にクラスが騒がしくなってくる。僕はこの45分ある昼休みをどうやって、有意義な時間にするかを、廊下を歩きながら考えていた。
「よお〜!まっりん!」ドタドタと助走をとって僕にバックハグをしてきたのは、友達の田中正人。
ほらね、友達はいないわけではない。正人はクラスが隣だから、話す機会が少ない。でも、家で遊びに来ることが多く、よくゲームをして盛り上がっている。
「いきなり飛びついて、なんだよ。」
「相変わらず冷たいね、まりちゃん」
まりちゃんやまっりんとか、ふざけた呼び方をしてくる。でも、嫌ではないから止めていない。
見ての通りこいつは、僕と違ってムードメーカー的な存在で学年でも人気がある。
「はあ、近いから離れてくれ」
正人は、「はいはい、まりちゃん」とキャッチした言葉のボールを返してくる。やっぱり、気に触るからやめてもらおうかな。
「僕は、図書室行ってくるから」
何かいい本がないか探すために、図書室に行こうと思う。最近は図書室に並んでいる本の質が良くなっている。今までは、図鑑や辞典が多くてさえないから行っていなかったけど、よく行っている。
「はいよ〜、まり放課後遊ぼう〜」
「うん、いいよ」
勢いにのって返事をしてしまったが、どうせ家ですることないからいいだろ。
僕は、横にある図書室のドアを開けて、正人が階段を降りていくのを見送ってから中に入った。
「!?」とっさに体が後ろに引いてしまった。
各学年がそれぞれのグループで席を占領してにぎわっていた。いや、図書室でにぎわうなよ本読めよ。なるべく人を避けながら本を探す。
「どれ読もうかな」自分の背より高い本棚を背伸びして見てめて考えた。
別にめっちゃ身長が低いわけでもない。167そこそこに高いし、結構普通で平均的だと思う。ただ本棚が、高いから背伸びしている。
「これにしよ」
「あ、あった。」
ミステリー系の本があったから、手に取ってみた。同時に隣の誰かが、僕と同じタイミングで本を見つけたようだ。一体だれなんだろう。
なるべく首を動かさないように、目だけで隣を見た。
「「!?」」
バッチリと目があった。相手も、こっちを見ていたとは思っていなかった。しかも女子だ…気まずい。
異性と話す能力は備わっていないから、早く本借りてここを出よう。
「あ、えっと…すいません」一応一言言ってから、その場を離れようとした。
「待って、あの、まり?くん」
彼女は、僕より背が低く少し背伸びしながら、上目遣いで見てきた。何度も言うが異性との耐性がない。だからこの距離は居心地が悪い。
「あ、あの…離れてもらってもいいですか?」自分がまりだとは言わずに、言葉を返した。
「…!!す、すみません」
それにしても綺麗な顔してると思う。黒髪のボブというよりロングに近い髪型だ。
「それでは…」
とりあえず図書室を出た。
「あ…」
何か、聞こえた気がしたけど全く気づかないまま、屋上に続く階段で本を読む。図書室よりも人が来ないから一番落ち着く。
昼休みのチャイムが鳴ると同時に、教室に戻った。席に座ると前の子が後ろを見てきて声を上げた。
「「あ!」」
図書室にいた彼女は、どうやら同じクラスの僕の目の前に座っていた。
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