色がない世界で
リーダーくん視点
麗「あのほんとごめんなんだけど、雰囲気ぶち壊しちゃうこと言ってもいい?」
瑞「え?いいけど、、」
麗「あたし今から、予定あってさ、、」
「あーね。じゃあ行きな。」
麗「いいの?」
「別にいいよ。伝えたいことは伝えれたし。」
瑞「じゃあ、俺らも解散する?」
「そうしよっか。」
麗「分かった!じゃね!」
瑞「またな。」
「じゃ、また今度。」
瑞「ふふwじゃね。」
「、、」
夜の街をこうやって一人で歩くのは久しぶりだ。
前に病院にいったきり、歩いていなかった。
病院ではとあることを言われた。
[太字]回想[/太字]
『、、大変いいにくいのですが、貴方様は心臓病です。』
そういわれたけれど、驚かなかった。悲しくもなんともなかった。
「そうですか。」
『それと、ほかにも精神の方で少し、、』
「精神、、?」
『はい、、失感情症と言いまして、、』
『感情がなく、うれしく思うことも、悲しくなることも、怒ることも、楽しく思うこともできないような症状でして、、貴方様の場合だとかなり深刻な状況です。』
「、、そうですか。わかりました。じゃあ、この辺で。」
『待ってください!まだ説明が、、』
「説明なんかいらないです。それじゃ。」
[太字]現在[/太字]
「っ、、」
街の電工看板を見ながら思う。
きっと、僕の世界は。
『色がない世界』なんだろう。
電工看板のように明るく、照らしてくれない。
人のように、うれしく思うことも、悲しくなることも、怒ることも、楽しく思えない。
瑞希や麗香のような生き方もできない。
そんな自分には存在意義があるのだろうか。
やっぱり、母親の言うことはあっていたのだろうか。
[太字]回想[/太字]
母「颯太(そうた)!おいで~!」
「うん!」
僕には”颯太”という名前があった。
父「ふふw可愛いな~、颯太。」
母「もうほんとっ!ずっと一緒にいようね~!」
「うん!」
それはそれは両親に愛された。
大事に大事に。
だけれど、そんな幸せはずっとは続かない。
母「はぁ?!?颯太は私よ!」
父「お前に渡すわけないだろう?!」
ある日。
朝から両親が騒いでいた。
「うるさいなぁ、、、」
そんなことを思いながら、なんとなく話を聞いていると。
母「私たちは離婚するのよ?!」
父「お前のせいだろ!?!」
母「だとしても、あなたも言い過ぎよ!!」
「り、、、こん、、?」
子供ながら、その言葉がどういうことを意味しているのか分かっていた。
「いやだ!!!」
衝動的に体が動いた。
母「颯太、、」
父「颯太、来ちゃダメだ。」
「だって!!りこんしちゃうんでしょ!?!ぼくいやだよ!!!」
母「ごめんね、、」
父「、、一回お部屋に戻ろうか。」
「いやだ!!!いやだ!!!」
必死にあがいたけれど、やっぱり駄目だった。
数年後
母「ふぅー、、」
「かあさん、ごはんって、、」
母「は?あるわけないでしょwあったとしてもあんたにはあげないからw」
この数年で母親は180度変わってしまった。
あんなに昔は愛していたのに。
今では手を返したように、性格が変わってしまった。
「でも、、僕死んじゃ、、」
母「私にとって、あんたは早く死んでほしいから本望よwというか、あんたはわたしの言うことを聞いとけばいいの。自分の感情を出さないで。そういうのを自己中っていうのよw」
その時プツン、と糸が切れたように何かの神経が切れてしまった。
「そっか。だったら、お母さん。」
[太字]「あの施設に連れて行ってよ。」[/太字]
「あの施設に連れってったら、邪魔な僕もいないし、お金ももらえていいでしょ?」
母「あんた、あの施設がどんなところか知ってるの、、?」
「もちろんだよ。だから言っているじゃん。」
母「気味悪い、、仕方ないわね、、来なさい。」
そうして、瑞希もいたあのクソみたいな施設に行った。
なぜ行ったかって?
なんか、どうでもよくなったからって言ったらいいのかな。
正直、あまり覚えていない。
両親からもらった名前はどうしているって?
そんなの、使ってないに決まっているじゃん。
理由はって?
自分は名前に見合っていないから。
颯太、だなんて自分には合わないだろうし。
あ、そうだ。
瑞希たちに言う秘密、言ってなかったね。
特別に、画面の前にいる君に教えるよ。
それはね、、、、
瑞希と麗香は僕の。
血のつながった兄弟だってこと___。
麗「あのほんとごめんなんだけど、雰囲気ぶち壊しちゃうこと言ってもいい?」
瑞「え?いいけど、、」
麗「あたし今から、予定あってさ、、」
「あーね。じゃあ行きな。」
麗「いいの?」
「別にいいよ。伝えたいことは伝えれたし。」
瑞「じゃあ、俺らも解散する?」
「そうしよっか。」
麗「分かった!じゃね!」
瑞「またな。」
「じゃ、また今度。」
瑞「ふふwじゃね。」
「、、」
夜の街をこうやって一人で歩くのは久しぶりだ。
前に病院にいったきり、歩いていなかった。
病院ではとあることを言われた。
[太字]回想[/太字]
『、、大変いいにくいのですが、貴方様は心臓病です。』
そういわれたけれど、驚かなかった。悲しくもなんともなかった。
「そうですか。」
『それと、ほかにも精神の方で少し、、』
「精神、、?」
『はい、、失感情症と言いまして、、』
『感情がなく、うれしく思うことも、悲しくなることも、怒ることも、楽しく思うこともできないような症状でして、、貴方様の場合だとかなり深刻な状況です。』
「、、そうですか。わかりました。じゃあ、この辺で。」
『待ってください!まだ説明が、、』
「説明なんかいらないです。それじゃ。」
[太字]現在[/太字]
「っ、、」
街の電工看板を見ながら思う。
きっと、僕の世界は。
『色がない世界』なんだろう。
電工看板のように明るく、照らしてくれない。
人のように、うれしく思うことも、悲しくなることも、怒ることも、楽しく思えない。
瑞希や麗香のような生き方もできない。
そんな自分には存在意義があるのだろうか。
やっぱり、母親の言うことはあっていたのだろうか。
[太字]回想[/太字]
母「颯太(そうた)!おいで~!」
「うん!」
僕には”颯太”という名前があった。
父「ふふw可愛いな~、颯太。」
母「もうほんとっ!ずっと一緒にいようね~!」
「うん!」
それはそれは両親に愛された。
大事に大事に。
だけれど、そんな幸せはずっとは続かない。
母「はぁ?!?颯太は私よ!」
父「お前に渡すわけないだろう?!」
ある日。
朝から両親が騒いでいた。
「うるさいなぁ、、、」
そんなことを思いながら、なんとなく話を聞いていると。
母「私たちは離婚するのよ?!」
父「お前のせいだろ!?!」
母「だとしても、あなたも言い過ぎよ!!」
「り、、、こん、、?」
子供ながら、その言葉がどういうことを意味しているのか分かっていた。
「いやだ!!!」
衝動的に体が動いた。
母「颯太、、」
父「颯太、来ちゃダメだ。」
「だって!!りこんしちゃうんでしょ!?!ぼくいやだよ!!!」
母「ごめんね、、」
父「、、一回お部屋に戻ろうか。」
「いやだ!!!いやだ!!!」
必死にあがいたけれど、やっぱり駄目だった。
数年後
母「ふぅー、、」
「かあさん、ごはんって、、」
母「は?あるわけないでしょwあったとしてもあんたにはあげないからw」
この数年で母親は180度変わってしまった。
あんなに昔は愛していたのに。
今では手を返したように、性格が変わってしまった。
「でも、、僕死んじゃ、、」
母「私にとって、あんたは早く死んでほしいから本望よwというか、あんたはわたしの言うことを聞いとけばいいの。自分の感情を出さないで。そういうのを自己中っていうのよw」
その時プツン、と糸が切れたように何かの神経が切れてしまった。
「そっか。だったら、お母さん。」
[太字]「あの施設に連れて行ってよ。」[/太字]
「あの施設に連れってったら、邪魔な僕もいないし、お金ももらえていいでしょ?」
母「あんた、あの施設がどんなところか知ってるの、、?」
「もちろんだよ。だから言っているじゃん。」
母「気味悪い、、仕方ないわね、、来なさい。」
そうして、瑞希もいたあのクソみたいな施設に行った。
なぜ行ったかって?
なんか、どうでもよくなったからって言ったらいいのかな。
正直、あまり覚えていない。
両親からもらった名前はどうしているって?
そんなの、使ってないに決まっているじゃん。
理由はって?
自分は名前に見合っていないから。
颯太、だなんて自分には合わないだろうし。
あ、そうだ。
瑞希たちに言う秘密、言ってなかったね。
特別に、画面の前にいる君に教えるよ。
それはね、、、、
瑞希と麗香は僕の。
血のつながった兄弟だってこと___。
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