絵〈…どうしてそこまであいつらに教えたくないんだ？〉
『え〜？私としては普通だけどなぁ〜？別に、ただの一般人に、私達[太字]裏[/太字]のことを教えても、怖がらせるだけでしょ？なら、教えたくない。私は、彼らにはサッカーに熱中していてほしい。それだけだよ。』
絵〈…そうか。
　　なぁ、気になっていたんだが〉
『ん〜？なに〜？』
絵〈なんで敬語外れてるんだ？？〉
『敬う要素が見当たらなかったから』

その後も、着々と呪霊を祓っていった。
『な～んか妙に多いよな〜なんでなんだろ？あんまし強くはないし、いいけど……』
[小文字]「えへ〜そんなことないよぉ〜」[/小文字]
『……ん？』
遠くから、誰かの話し声が聞こえてきた。
（声的に女の人？でもアンリちゃんの話し方ではなかったよな〜……あ、そういえば、

[中央寄せ]もう一人いたな、マネージャー。[/中央寄せ]

確か、名前は[太字]花園愛美[/太字]。大手企業、花園企業の社長の娘さんだったはず。

どうせ、ブルーロックプロジェクトにお金出す交換条件でここで働いてるんだろうな～でもあんまし働いてなさそう。面倒事は避けたいし、バレないように食堂に行こ〜）

そして、なんとかバレないで食堂に来れた。まだ食事の時間ではないため、人がいなかった。
『ラッキー！バレないで祓える！

[中央寄せ]紅炎眼　炎柱[/中央寄せ]

よし。』
これは、私の近くにいる３級以下の呪霊から、柱のように炎が出る、という技。
『じゃあ他の場所行くか〜』


「おい。」
「あんた、何者？」