特級呪術師護衛任務へ行くそうで
尾白猿夫「まぁなにはともあれ全員で行けて良かったね」
飯田天哉「一週間の強化合宿か…」
麗日お茶子「結構な大荷物になるね…」
上鳴電気「俺水着とか持ってねぇや…色々買わねぇとな」
葉隠透「あ、じゃあさ!明日休みだしテスト明けだしってことで、A組皆で買い物行こうよ!」
上鳴電気「おお!何気にそういうの初じゃね?」
切島鋭児郎「おい爆豪!お前も来い!」
爆豪勝己「行ってたまるか、かったりぃ」
緑谷出久「轟君も行かない?」
轟焦凍「休日は見舞いだ」
桃園姫愛「●●ちゃんは行くよね!!!」
●●『いや、私はパス』
1-A「えぇ〜!?!?」
桃園姫愛「何で!?!?」
葉隠透「やっぱまだ私達のこと信用してない?」
芦戸三奈「行こうよ〜!!」
麗日お茶子「何か用事でもあるん?」
●●『いやさ〜、こっちはこっちで忙しいんだよ』
任務、護衛任務中に放棄してたやつの消化もあるし…
特級の任務は並の術師に回せるもんじゃねぇしな〜
それに、
●●『林間合宿って長期間校外に居るじゃん。私一人で守り切るのは難易度高ェし、やっぱ当日は護衛増やしてもらうよう直談判しに行く』
桃園姫愛「まぁそうだよね〜…。じゃあ仕方ないか」
葉隠透「くぅ〜、●●ちゃんとエンジョイしてみたかった〜…」
●●『当日があんだろーが』
葉隠透「そうだけど〜!」
[打消し] [/打消し]
呪詛師「うわぁぁあああ!!!!」
ブシャッ、ドサッ
●●『ふぅ……』
任務の中には、呪詛師を殺す任務があった
パンピーの護衛中にとか、趣味悪ー…
●●『…………』
分かってた。殺し自体は何度かやってるし、そういう任務が溜まってることも。
もう、慣れた。
それは多分、五条せんせーよりも、だ。
私は学生の身だから、日本中をとびまわって任務をこなすのは私の分もほとんど五条せんせーが受け持ってる。
バュッグサッ
でもそれだと五条せんせーの負担が大きすぎるから、私は普通の呪霊を祓うよりも時間と労力がかかる、"呪詛師殺し"の方を五条せんせーの分も含めてこなしてる。
だから、人の命を奪った回数は、私より呪術師の経歴が長い五条せんせーよりも多いと思う。
ドスッ…ドサッ
呪霊は何も考えず、ただ祓えば良い、それで終わりだ。向こうだって何も考えず人を殺してる。
でも、呪詛師は少し違う。呪霊と違って、一般人との関わりを少なからず持ってる、いくら回数を重ねてもやっぱりやりづらい。
●●『人間ってのは、めんどくさいよな』
稀に、呪霊や呪詛師に襲われている一般人を救出することもある。
「ありがとうございます!ありがとうございます!」
●●『いえいえ、気をつけてくださいね』
そういうときは一瞬、こう思う。
今、自分が助けた人間が、将来人を殺したらどうする
そんな考えが頭をよぎるようになったのは、過去にあった任務のせいだ
そう、私は過去に一度だけ、たった一度だけ、そんなことがあった
[打消し] [/打消し]
ギリギリ間に合った!
●●『大丈夫ですか!?』
「!はい…!ありがとうございます!!本当にありがとうございます!!」
●●『良かった…』
「助けてくれて、本っ当にありがとうございました…!!」
●●『フッ…こうして助かったんですから、これからも頑張ってください!』
「!!はいっ!!」
まだ高校生だった。
●●『お、』
偶然、名札の文字が見えた。
"岡崎正"
間に合って良かった。助かって良かった。
そう、思っていた。
ある日、こんなニュースを見た
[打消し] [/打消し]ある男が、二度目の無免許運転で下校中の女児をはねた[打消し] [/打消し]
初めて見た時は、そんなの関係ないしどうでも良かった。
それなのに、
下の方に写った名前に、目を疑った。
[明朝体]岡崎正(16)[/明朝体]
●●『はぁっ…はぁっ…』
何で
せっかく助かったのに…
あれだけ感謝していたのに…!
何で…!
●●『ああ…』
あの時、見殺しにしていれば、女児は死ななかった?
●●『うぅ゙あ゙ぁああ…!!』
私が、助けたせい…?
[打消し] [/打消し]
あいつの名前は、今でも脳裏に焼き付いている。
あいつは今ものうのうと生きているんだろうか、そう思うと胸糞悪くなる。
でも、それが一般人。
呪術師っていう職業は表立って活躍するものじゃない。私達は、一般人がお気楽に生きていくために自らの命を懸けて毎日戦うんだ。
少し思う。
一般人が居なけりゃ、呪霊も生まれないのに。
●●『…いや、ンな馬鹿なこと考えない方が良いか』
こんな事考えてないで、今は取り敢えず任務を全部終わらせねぇと。
まだ半分以上残ってる
[打消し] [/打消し]
やっっと終わった……
●●『はぁ~~~…………』
釘崎野薔薇「お疲れ様〜(笑)」
●●『野薔薇……』
●●『野薔薇は、呪術師やっていけそーか?辛くない?』
釘崎野薔薇「……?」
●●『呪術師って命懸けて戦って、でも周りには評価されない。野薔薇は何で呪術師やってんのかなって』
釘崎野薔薇「そうね……」
釘崎野薔薇「田舎が嫌で東京に住みたかったから!!」
●●『……マジかお前。そんなんで命って懸けられるもん?』
釘崎野薔薇「ええ、懸けられるわ。私が私であるためだもの」
●●『!…そっか(笑)』
●●『ま、野薔薇は大丈夫そうだけどね!辛くなったら、いつでも相談してよ〜(笑)』
釘崎野薔薇「分かってるわよ!(笑)」
●●『んふふ〜(笑)』
釘崎野薔薇「そっちこそ!何か思い詰める事があったら、遠慮なく相談しなさいよね!」
●●『…ッ分かってるよー!サンキュ!』
高専の皆は、優しいなぁ
飯田天哉「一週間の強化合宿か…」
麗日お茶子「結構な大荷物になるね…」
上鳴電気「俺水着とか持ってねぇや…色々買わねぇとな」
葉隠透「あ、じゃあさ!明日休みだしテスト明けだしってことで、A組皆で買い物行こうよ!」
上鳴電気「おお!何気にそういうの初じゃね?」
切島鋭児郎「おい爆豪!お前も来い!」
爆豪勝己「行ってたまるか、かったりぃ」
緑谷出久「轟君も行かない?」
轟焦凍「休日は見舞いだ」
桃園姫愛「●●ちゃんは行くよね!!!」
●●『いや、私はパス』
1-A「えぇ〜!?!?」
桃園姫愛「何で!?!?」
葉隠透「やっぱまだ私達のこと信用してない?」
芦戸三奈「行こうよ〜!!」
麗日お茶子「何か用事でもあるん?」
●●『いやさ〜、こっちはこっちで忙しいんだよ』
任務、護衛任務中に放棄してたやつの消化もあるし…
特級の任務は並の術師に回せるもんじゃねぇしな〜
それに、
●●『林間合宿って長期間校外に居るじゃん。私一人で守り切るのは難易度高ェし、やっぱ当日は護衛増やしてもらうよう直談判しに行く』
桃園姫愛「まぁそうだよね〜…。じゃあ仕方ないか」
葉隠透「くぅ〜、●●ちゃんとエンジョイしてみたかった〜…」
●●『当日があんだろーが』
葉隠透「そうだけど〜!」
[打消し] [/打消し]
呪詛師「うわぁぁあああ!!!!」
ブシャッ、ドサッ
●●『ふぅ……』
任務の中には、呪詛師を殺す任務があった
パンピーの護衛中にとか、趣味悪ー…
●●『…………』
分かってた。殺し自体は何度かやってるし、そういう任務が溜まってることも。
もう、慣れた。
それは多分、五条せんせーよりも、だ。
私は学生の身だから、日本中をとびまわって任務をこなすのは私の分もほとんど五条せんせーが受け持ってる。
バュッグサッ
でもそれだと五条せんせーの負担が大きすぎるから、私は普通の呪霊を祓うよりも時間と労力がかかる、"呪詛師殺し"の方を五条せんせーの分も含めてこなしてる。
だから、人の命を奪った回数は、私より呪術師の経歴が長い五条せんせーよりも多いと思う。
ドスッ…ドサッ
呪霊は何も考えず、ただ祓えば良い、それで終わりだ。向こうだって何も考えず人を殺してる。
でも、呪詛師は少し違う。呪霊と違って、一般人との関わりを少なからず持ってる、いくら回数を重ねてもやっぱりやりづらい。
●●『人間ってのは、めんどくさいよな』
稀に、呪霊や呪詛師に襲われている一般人を救出することもある。
「ありがとうございます!ありがとうございます!」
●●『いえいえ、気をつけてくださいね』
そういうときは一瞬、こう思う。
今、自分が助けた人間が、将来人を殺したらどうする
そんな考えが頭をよぎるようになったのは、過去にあった任務のせいだ
そう、私は過去に一度だけ、たった一度だけ、そんなことがあった
[打消し] [/打消し]
ギリギリ間に合った!
●●『大丈夫ですか!?』
「!はい…!ありがとうございます!!本当にありがとうございます!!」
●●『良かった…』
「助けてくれて、本っ当にありがとうございました…!!」
●●『フッ…こうして助かったんですから、これからも頑張ってください!』
「!!はいっ!!」
まだ高校生だった。
●●『お、』
偶然、名札の文字が見えた。
"岡崎正"
間に合って良かった。助かって良かった。
そう、思っていた。
ある日、こんなニュースを見た
[打消し] [/打消し]ある男が、二度目の無免許運転で下校中の女児をはねた[打消し] [/打消し]
初めて見た時は、そんなの関係ないしどうでも良かった。
それなのに、
下の方に写った名前に、目を疑った。
[明朝体]岡崎正(16)[/明朝体]
●●『はぁっ…はぁっ…』
何で
せっかく助かったのに…
あれだけ感謝していたのに…!
何で…!
●●『ああ…』
あの時、見殺しにしていれば、女児は死ななかった?
●●『うぅ゙あ゙ぁああ…!!』
私が、助けたせい…?
[打消し] [/打消し]
あいつの名前は、今でも脳裏に焼き付いている。
あいつは今ものうのうと生きているんだろうか、そう思うと胸糞悪くなる。
でも、それが一般人。
呪術師っていう職業は表立って活躍するものじゃない。私達は、一般人がお気楽に生きていくために自らの命を懸けて毎日戦うんだ。
少し思う。
一般人が居なけりゃ、呪霊も生まれないのに。
●●『…いや、ンな馬鹿なこと考えない方が良いか』
こんな事考えてないで、今は取り敢えず任務を全部終わらせねぇと。
まだ半分以上残ってる
[打消し] [/打消し]
やっっと終わった……
●●『はぁ~~~…………』
釘崎野薔薇「お疲れ様〜(笑)」
●●『野薔薇……』
●●『野薔薇は、呪術師やっていけそーか?辛くない?』
釘崎野薔薇「……?」
●●『呪術師って命懸けて戦って、でも周りには評価されない。野薔薇は何で呪術師やってんのかなって』
釘崎野薔薇「そうね……」
釘崎野薔薇「田舎が嫌で東京に住みたかったから!!」
●●『……マジかお前。そんなんで命って懸けられるもん?』
釘崎野薔薇「ええ、懸けられるわ。私が私であるためだもの」
●●『!…そっか(笑)』
●●『ま、野薔薇は大丈夫そうだけどね!辛くなったら、いつでも相談してよ〜(笑)』
釘崎野薔薇「分かってるわよ!(笑)」
●●『んふふ〜(笑)』
釘崎野薔薇「そっちこそ!何か思い詰める事があったら、遠慮なく相談しなさいよね!」
●●『…ッ分かってるよー!サンキュ!』
高専の皆は、優しいなぁ
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