【12/21 投稿1周年】私は、傲慢の悪役令嬢なり。
突然ですが、わたくし、恋をしてしまいましたの〜!
わたくし、そろそろ悪役令嬢系のキャラになろうと思いまして、キラッキラの美しくかわいい悪役令嬢になろうと決意しましたわ〜!!!
…まあ、この世界の人に迷惑かけない程度の悪役令嬢で。
私はあの王子様に恋をしてしまった。
つまりあの茶髪の可愛い女性とは勝手にライバル関係となるが、あの王子様とてもカッコよかった。…まあ転生?して悪役令嬢になったから、私じゃないしだったらもうめちゃくちゃにしていいのではないか?と思ってしまったので、こうなったのだ。
【トントン】
メイド『メイドです。』
ヘアンナ『え、あ、…どうぞ。』
そういえば私悪役令嬢だったんだ。改めて自覚した。
メイドが今日の予定を話してきた。
メイド『本日、南の国の王子様と面会ですが…。』
ヘアンナ『あら〜!…って、私以前のパーティーでお会いしましたの?』
メイド『ルート様とご結婚された方ですよ。ほら、前のパーティーで結婚報告したあの王子です。』
ヘアンナ『…、あっそうでしたわね〜!!わたくしよく忘れがちでして〜〜!』
メイド『そうでしたっけ…?』
メイドを困らせてしまったと思った。どうやらあの王子様らしい。しかもあの茶髪の可愛い女性は、『ルート』というそうだ。ルート?道?…まあいいや。
けれどあの王子様とまた会えるなんて…。私はとても嬉しかった。
そうと決まれば早速面会の準備よ、ヘアンナ・ペペロンチーノ!!
[水平線]
【面会の時間】
王子様『やあ。久しぶりだねヘアンナ。』
わ、わたくしを名前呼び…!?タメ口…!?少し混乱するが、おそらくそれだけ親しい仲だったのだろう。王子様はどうやら『ユーマ』というそうで、とてもイケメンで素敵な男性だ。
ユーマ『最近はどうだい?元気にしてるかい?』
ヘアンナ『最近何かと忘れがちですの。昨日の夕食や、人の名前…、もっ、もちろんユーマ様の名前は覚えてますのよ!』
本当はメイドから聞いた。まあ私自身は初対面なので名前すら、いや、ほぼわからない状態だ。
ユーマ『…前は僕のこと呼び捨てしてくれたのに、急にどうしたんだい?』
ヘアンナ『あ…、さ、さっき申し上げたように忘れがちでして〜!ごめんあそばせユーマ!』
すっかりと忘れてた!と思い、反省する。その時だった。ユーマが衝撃の発言をしたのだった。
ユーマ『…もしかして、嫉妬してる?』
ヘアンナ『し、し、し、嫉妬!?ユーマ、いきなりなんで嫉妬なんて言葉…』
ユーマ『僕は「ルート」のことなんて好きじゃないよ。…勝手に結婚させられただけさ。』
ユーマ『君は…僕のことを今もずっと嫌ってたけど、…[下線]好きにさせてやるからな、ヘアンナ。[/下線]』
…え。
……え…?
もう好きです!大好きです!なので浮気してもらっても構わないので結婚しましょう今すぐに!
私が転生する前のヘアンナは、どうやらユーマのことを嫌っていた模様。…しかし、今じゃ私だから嫌うというわけにもいかない。文美のときもそうだが、私は地味でいつも誰にでも優しく生活していた。悪口を目の前で言われないように。
ルートと結婚したのは…、親から何か言われて結婚したのだろうか。
ユーマが話を続けた。
ユーマ『…好きになろうよ僕のこと。』
ユーマ『僕、本気だからね。ヘアンナ。』
まるでゲームの世界?と思ってしまうような面会であった。
わたくし、そろそろ悪役令嬢系のキャラになろうと思いまして、キラッキラの美しくかわいい悪役令嬢になろうと決意しましたわ〜!!!
…まあ、この世界の人に迷惑かけない程度の悪役令嬢で。
私はあの王子様に恋をしてしまった。
つまりあの茶髪の可愛い女性とは勝手にライバル関係となるが、あの王子様とてもカッコよかった。…まあ転生?して悪役令嬢になったから、私じゃないしだったらもうめちゃくちゃにしていいのではないか?と思ってしまったので、こうなったのだ。
【トントン】
メイド『メイドです。』
ヘアンナ『え、あ、…どうぞ。』
そういえば私悪役令嬢だったんだ。改めて自覚した。
メイドが今日の予定を話してきた。
メイド『本日、南の国の王子様と面会ですが…。』
ヘアンナ『あら〜!…って、私以前のパーティーでお会いしましたの?』
メイド『ルート様とご結婚された方ですよ。ほら、前のパーティーで結婚報告したあの王子です。』
ヘアンナ『…、あっそうでしたわね〜!!わたくしよく忘れがちでして〜〜!』
メイド『そうでしたっけ…?』
メイドを困らせてしまったと思った。どうやらあの王子様らしい。しかもあの茶髪の可愛い女性は、『ルート』というそうだ。ルート?道?…まあいいや。
けれどあの王子様とまた会えるなんて…。私はとても嬉しかった。
そうと決まれば早速面会の準備よ、ヘアンナ・ペペロンチーノ!!
[水平線]
【面会の時間】
王子様『やあ。久しぶりだねヘアンナ。』
わ、わたくしを名前呼び…!?タメ口…!?少し混乱するが、おそらくそれだけ親しい仲だったのだろう。王子様はどうやら『ユーマ』というそうで、とてもイケメンで素敵な男性だ。
ユーマ『最近はどうだい?元気にしてるかい?』
ヘアンナ『最近何かと忘れがちですの。昨日の夕食や、人の名前…、もっ、もちろんユーマ様の名前は覚えてますのよ!』
本当はメイドから聞いた。まあ私自身は初対面なので名前すら、いや、ほぼわからない状態だ。
ユーマ『…前は僕のこと呼び捨てしてくれたのに、急にどうしたんだい?』
ヘアンナ『あ…、さ、さっき申し上げたように忘れがちでして〜!ごめんあそばせユーマ!』
すっかりと忘れてた!と思い、反省する。その時だった。ユーマが衝撃の発言をしたのだった。
ユーマ『…もしかして、嫉妬してる?』
ヘアンナ『し、し、し、嫉妬!?ユーマ、いきなりなんで嫉妬なんて言葉…』
ユーマ『僕は「ルート」のことなんて好きじゃないよ。…勝手に結婚させられただけさ。』
ユーマ『君は…僕のことを今もずっと嫌ってたけど、…[下線]好きにさせてやるからな、ヘアンナ。[/下線]』
…え。
……え…?
もう好きです!大好きです!なので浮気してもらっても構わないので結婚しましょう今すぐに!
私が転生する前のヘアンナは、どうやらユーマのことを嫌っていた模様。…しかし、今じゃ私だから嫌うというわけにもいかない。文美のときもそうだが、私は地味でいつも誰にでも優しく生活していた。悪口を目の前で言われないように。
ルートと結婚したのは…、親から何か言われて結婚したのだろうか。
ユーマが話を続けた。
ユーマ『…好きになろうよ僕のこと。』
ユーマ『僕、本気だからね。ヘアンナ。』
まるでゲームの世界?と思ってしまうような面会であった。
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