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悪役令嬢が出てきます。言葉が多少悪いかもしれません。

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【12/21 投稿1周年】私は、傲慢の悪役令嬢なり。

#3

三話『悪役令嬢は恋をしますわ〜!』

突然ですが、わたくし、恋をしてしまいましたの〜!

わたくし、そろそろ悪役令嬢系のキャラになろうと思いまして、キラッキラの美しくかわいい悪役令嬢になろうと決意しましたわ〜!!!

…まあ、この世界の人に迷惑かけない程度の悪役令嬢で。

私はあの王子様に恋をしてしまった。

つまりあの茶髪の可愛い女性とは勝手にライバル関係となるが、あの王子様とてもカッコよかった。…まあ転生?して悪役令嬢になったから、私じゃないしだったらもうめちゃくちゃにしていいのではないか?と思ってしまったので、こうなったのだ。

【トントン】

メイド『メイドです。』

ヘアンナ『え、あ、…どうぞ。』

そういえば私悪役令嬢だったんだ。改めて自覚した。

メイドが今日の予定を話してきた。

メイド『本日、南の国の王子様と面会ですが…。』

ヘアンナ『あら〜!…って、私以前のパーティーでお会いしましたの?』

メイド『ルート様とご結婚された方ですよ。ほら、前のパーティーで結婚報告したあの王子です。』

ヘアンナ『…、あっそうでしたわね〜!!わたくしよく忘れがちでして〜〜!』

メイド『そうでしたっけ…?』

メイドを困らせてしまったと思った。どうやらあの王子様らしい。しかもあの茶髪の可愛い女性は、『ルート』というそうだ。ルート?道?…まあいいや。

けれどあの王子様とまた会えるなんて…。私はとても嬉しかった。

そうと決まれば早速面会の準備よ、ヘアンナ・ペペロンチーノ!!

[水平線]

【面会の時間】

王子様『やあ。久しぶりだねヘアンナ。』

わ、わたくしを名前呼び…!?タメ口…!?少し混乱するが、おそらくそれだけ親しい仲だったのだろう。王子様はどうやら『ユーマ』というそうで、とてもイケメンで素敵な男性だ。

ユーマ『最近はどうだい?元気にしてるかい?』

ヘアンナ『最近何かと忘れがちですの。昨日の夕食や、人の名前…、もっ、もちろんユーマ様の名前は覚えてますのよ!』

本当はメイドから聞いた。まあ私自身は初対面なので名前すら、いや、ほぼわからない状態だ。

ユーマ『…前は僕のこと呼び捨てしてくれたのに、急にどうしたんだい?』

ヘアンナ『あ…、さ、さっき申し上げたように忘れがちでして〜!ごめんあそばせユーマ!』

すっかりと忘れてた!と思い、反省する。その時だった。ユーマが衝撃の発言をしたのだった。

ユーマ『…もしかして、嫉妬してる?』

ヘアンナ『し、し、し、嫉妬!?ユーマ、いきなりなんで嫉妬なんて言葉…』

ユーマ『僕は「ルート」のことなんて好きじゃないよ。…勝手に結婚させられただけさ。』

ユーマ『君は…僕のことを今もずっと嫌ってたけど、…[下線]好きにさせてやるからな、ヘアンナ。[/下線]』

…え。

……え…?

もう好きです!大好きです!なので浮気してもらっても構わないので結婚しましょう今すぐに!

私が転生する前のヘアンナは、どうやらユーマのことを嫌っていた模様。…しかし、今じゃ私だから嫌うというわけにもいかない。文美のときもそうだが、私は地味でいつも誰にでも優しく生活していた。悪口を目の前で言われないように。

ルートと結婚したのは…、親から何か言われて結婚したのだろうか。

ユーマが話を続けた。

ユーマ『…好きになろうよ僕のこと。』

ユーマ『僕、本気だからね。ヘアンナ。』

まるでゲームの世界?と思ってしまうような面会であった。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2023/12/27 22:31

縺薙≠繧九s ID:≫905K2bUGI9WHg
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