天才ちゃんは左利き
キーンコーンカーンコーン。
「お腹すいたねー」
「それ毎日言ってるね」
僕と佐奈は他愛ない会話をしていた。
「あ、お弁当…」
「ちゃんと持ってきてるよ」
僕はスクールバッグから、二人分のお弁当箱を取り出した。
「うわーい!作ってきてくれたんだー」
佐奈の机にお弁当を置く。
ちなみに、佐奈が使う箸は妹のやつだ。まぁどっちも女の子だしいいだろう。
「どんな感じかなー」
今にも鼻歌を歌い出しそうなテンションで、佐奈がお弁当箱を開いた…
どうかな…?
「おぉ…!!」
お弁当には、できるだけ定番のものを入れてみた。
「ちょ、よだれ…」
佐奈の目は、僕が見た中で一番輝いているかもしれない。あとよだれたれてる。
「たくさん入ってる…」
「それじゃ弁当食べるぞ」
「うん…
いただきます!」
まず彼女が取ったのは、ふりかけをかけた米。と唐揚げ。
「どう?」
「ほいひい!」
「え?」
おいしい、とは言っているんだろう。
「おいしい!!」
口にあるものを全部なくしてから、佐奈はそう言った。
おいしいか…よかった。
「…よかった」
[水平線]
「…そういえば」
「なにー?」
佐奈って左利きだけど、僕と肘ぶつからないね」
言い忘れていたが、佐奈は左利きだ。
佐奈が右側の席だから、てっきりすごく肘がぶつかるものだと…
「いやいや、ずっと肘ぶつかってるわけじゃないよー」
確かに…
「流石にちょっとはぶつかんないようにしてるよ?」
「それもそうだ…」
「でしょ?」
佐奈はドヤァ…という擬音が付きそうなくらいなドヤ顔をした。なんだこいつ。
「何十年も隣の人と肘ぶつかってたら、むりむりー」
左利きのリアルなことを聞かされたとさ。
「お腹すいたねー」
「それ毎日言ってるね」
僕と佐奈は他愛ない会話をしていた。
「あ、お弁当…」
「ちゃんと持ってきてるよ」
僕はスクールバッグから、二人分のお弁当箱を取り出した。
「うわーい!作ってきてくれたんだー」
佐奈の机にお弁当を置く。
ちなみに、佐奈が使う箸は妹のやつだ。まぁどっちも女の子だしいいだろう。
「どんな感じかなー」
今にも鼻歌を歌い出しそうなテンションで、佐奈がお弁当箱を開いた…
どうかな…?
「おぉ…!!」
お弁当には、できるだけ定番のものを入れてみた。
「ちょ、よだれ…」
佐奈の目は、僕が見た中で一番輝いているかもしれない。あとよだれたれてる。
「たくさん入ってる…」
「それじゃ弁当食べるぞ」
「うん…
いただきます!」
まず彼女が取ったのは、ふりかけをかけた米。と唐揚げ。
「どう?」
「ほいひい!」
「え?」
おいしい、とは言っているんだろう。
「おいしい!!」
口にあるものを全部なくしてから、佐奈はそう言った。
おいしいか…よかった。
「…よかった」
[水平線]
「…そういえば」
「なにー?」
佐奈って左利きだけど、僕と肘ぶつからないね」
言い忘れていたが、佐奈は左利きだ。
佐奈が右側の席だから、てっきりすごく肘がぶつかるものだと…
「いやいや、ずっと肘ぶつかってるわけじゃないよー」
確かに…
「流石にちょっとはぶつかんないようにしてるよ?」
「それもそうだ…」
「でしょ?」
佐奈はドヤァ…という擬音が付きそうなくらいなドヤ顔をした。なんだこいつ。
「何十年も隣の人と肘ぶつかってたら、むりむりー」
左利きのリアルなことを聞かされたとさ。
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