文字サイズ変更

天才ちゃんは左利き

#4

第3話 お弁当作り

「ただいまぁ〜」
「おかえり、綾くん」
僕は、おばあちゃんと中学生の妹の三人で暮らしている。
父親は忙しい医者で、母親は僕が4歳のときに交通事故で居なくなった。
妹は友だちと遊んだりバイトしたりしているから、帰りはほとんど遅い。
全く、遅くなったら連絡しろって言ってるのに全く聞かないんだからあいつは…

__自分の部屋で、僕は思い悩んだ。
どうしよう。「わかった」なんて言わなければよかったかもしれない…
いやいや、でもあんなにかわいい顔で
『だめなのー?』
なんて言われたらなぁ…
そうだ!これは不可抗力ってやつだ!
…って考えてる場合じゃないんだよなぁ…

〜翌日、早朝〜

「おはよう…」
僕はとりあえず考えないで、いつも通りに過ごして寝た。
「はぁ〜…よし、お弁当作るか!」
思いっきり背伸びをしたあと、僕はキッチンへと向かった。

「えっと、材料はこれでいいかな」
材料を用意して、さっそく調理開始だ。

フライパンでタコさんウィンナーを焼いてる間に、マカロニサラダを詰めて…
…そういえば、ちょっと前に佐奈が
「私ね、甘い卵焼きが好きなんだ」
って言ってたな…
せっかくだし入れてやるか。
ちょうど賞味期限が近い卵があったし…

__「できた!」
三人分のお弁当を作ったのは、妹が幼稚園児の時に、家族遠足に参加したとき以来だ。
「…佐奈、喜んでくれるかな…」
……って、僕はなに乙女っぽいこと考えてるんだ。
…でも…

喜んで、くれるといいな。

作者メッセージ

綾都くん、もしかして佐奈ちゃんに恋でもしてます?

次回!佐奈ちゃん、綾都の弁当を食べる、の巻!

2024/01/14 11:56

水野志恩 ID:≫7tLEh4qnMjetA
続きを執筆
小説を編集
/ 12

この小説はコメントオフに設定されています

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL