たとえば、俺が君を好きだとして 。
[明朝体]
『な、なに言ってんの?いつも笑ってるじゃん』
莉犬「あ、いや、なんか...こう、笑顔を作っているっていうかなんていうか...」
『.........[小文字]っえ、?[/小文字]』
図星だった。
どんな時だろうと、笑顔でいろと教えられてきたから。
顔に出してはならない。笑顔で対応しなければならない。
...それが普通だったから。
だから、全力で普通の笑顔になるように努力したのに。
初めて話した人に、簡単に見破られてしまった。
『...気のせいじゃないの?』
莉犬「そうなのかなぁ...」
『うん、私は莉犬くんの気のせいだと思う』
莉犬「そっかぁ...。なんか、変なこと聞いてごめんね」
『ううん。私も勘違いされるようなことをしたんだし、別にいいよ』
莉犬「ありがとう。●●さんって優しいんだね」
『そんなことないよ』
優しいのは当たり前じゃん。
だって、みんなが求めてる私は優しさが必要なんだもん。
先生からは勉強面は常に上位なのが求められてるし
友達からは強くて芯のある、優しい女の子が求められている。
演技に演技を重ねなきゃ、みんなが求めてる私ではいられない。
だからね、莉犬くん。
私は全ての人に求められる為に、
莉犬くんが私に求めるものを知りたいの。
[/明朝体]
『な、なに言ってんの?いつも笑ってるじゃん』
莉犬「あ、いや、なんか...こう、笑顔を作っているっていうかなんていうか...」
『.........[小文字]っえ、?[/小文字]』
図星だった。
どんな時だろうと、笑顔でいろと教えられてきたから。
顔に出してはならない。笑顔で対応しなければならない。
...それが普通だったから。
だから、全力で普通の笑顔になるように努力したのに。
初めて話した人に、簡単に見破られてしまった。
『...気のせいじゃないの?』
莉犬「そうなのかなぁ...」
『うん、私は莉犬くんの気のせいだと思う』
莉犬「そっかぁ...。なんか、変なこと聞いてごめんね」
『ううん。私も勘違いされるようなことをしたんだし、別にいいよ』
莉犬「ありがとう。●●さんって優しいんだね」
『そんなことないよ』
優しいのは当たり前じゃん。
だって、みんなが求めてる私は優しさが必要なんだもん。
先生からは勉強面は常に上位なのが求められてるし
友達からは強くて芯のある、優しい女の子が求められている。
演技に演技を重ねなきゃ、みんなが求めてる私ではいられない。
だからね、莉犬くん。
私は全ての人に求められる為に、
莉犬くんが私に求めるものを知りたいの。
[/明朝体]