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⚠この物語に登場する人物、団体、グループ名等は、現実世界と関係ありません。

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星の彼方へ -the glory of world star-

#7

さようなら また会う日まで さようなら

折角の交渉の機会だった。でも無理だった。高慢と偏見に満ちた地上人と共存する術はない。滅ぼす。地上人を。この手で。そして焼け爛れた星に光を与えるために、我々は。地上文明を。滅ぼす。

「アトランティス帝国国軍省に告ぐ。反物理爆弾の安全装置をすべて解除しろ。」

「了解した。」

電話の向こうが騒がしい。暫くすると、向こうから電話がかかってきた。

「こちらアトランティス帝国国軍省。安全装置解除完了。全部隊、攻撃準備完了。」

ムーもレムリアも、既に準備は済んだ。賽は投げられたのだ。もう後戻りできない。

次の『[太字][下線][斜体][大文字]新世界[/大文字][/斜体][/下線][/太字]』は、海底人と地上人が過去の仇を忘れて共存し、豊かで平和な星になるだろう。

「こちらレオノール・ド・レーグル、アトランティス帝国国軍省所属ミサイル部隊全司令部に告ぐ、反物理爆弾の発射を行え。目標、地上文明全世界。破滅によって地球の秩序は守られる。Heil Atlantis‼」

反物理爆弾は海底文明を飛び出し、地球上を駆け巡る。それが地上人が初めて見る、神話でもSF小説の一幕でもAIの生成画像でもない、紛れもない[太字][下線][大文字][大文字]"世界の終わりの風景"[/大文字][/大文字][/下線][/太字]だった。

~その頃の地上~

街中を、不気味な轟音が包み込む。ノイズ混じりの、不気味な警報音だった。
Jアラートが鳴り響く。人々はパニックになり、地下街や建物に雪崩れ込む。
しかし、逃げる事すら、反物理爆弾の前では悪足搔きに過ぎなかった。

[中央寄せ]nuclear attack alert
nuclear attack alert
A nuclear attack was launched against our country
Military of unknown nationality begins attacking our country
Evacuate to a safe place now
Target of attack: All over the world
Target cities: unknown
The world turns into a sea of fire
Run away,run away,run away,run away,run away,run away,run away,run away
A nuclear attack that could wipe out humanity
It's up to you whether you survive or not
Use all the ways you can
Stay alive, goodbye until we meet again[/中央寄せ]

その時の地上人が最後に見たのは、真っ白い閃光と、真っ赤な炎、そして焼けていく自らだった。

[中央寄せ]~数万年後~[/中央寄せ]
地球は、植物に満ちた緑あふれる星となった。
アトランティスは、ムーやレムリアといった仲間と共に、地上人と共存している。今日も市場はにぎわう。
アトランティスの植民国では、独立を願う動きもあるが、それはまた別の話。

そして地上人は、伝説とされていた数千年以上前の高度文明の遺跡を見つけた。それが数千年以上前、何と言われていたかは分からない。溶けた水晶が使われた長方形の黒い板だった。金持ちの飾りだったのだろうか、でもそれらが何か分かる事は無いだろう。そして、その文明の遺跡と遺品を見たひとりの老人は、こう呟いた。

~[太字]そして私は、彼らの様に、また夢を見たのだった。[/太字]~

作者メッセージ

完結しました~‼
歯切れの悪い小説になってしまい申し訳ございません…

2024/05/15 15:07

AS@関東の民 ID:≫0tS.Wi/U8jY6Y
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