オタクは今日も恋をする 3
それから私は、莉音ちゃんの恋バナを聞き、相談に乗った。
[小文字]莉音[/小文字]「今日ね、慎二くんがこっちを見てくれたの!しかも笑ってくれた!」
うん、それは私が莉音ちゃんと一緒にいたからだよ。
[小文字]莉音[/小文字]「あと、『おはよう』って言ってくれたの!」
うん、それは……
[小文字]慎二[/小文字]「おはよう。」
[小文字]結月[/小文字]「おはよ。」
[小文字]慎二[/小文字]「あ、あと、久木元おはよう。」
[小文字]莉音[/小文字]「お、おはよ。」
「あと」がついてるからね
[小文字]結月[/小文字]「おー!」
[小文字]莉音[/小文字]「私のこと、名字じゃなくて名前で呼んでくれたら……」
[斜体]〜帰り〜[/斜体]
私は莉音ちゃんと一緒に帰った。
すると
[小文字]慎二[/小文字]「結月!一緒に帰ろう。」
慎二くんだけじゃなく、5人いた。
[小文字]結月[/小文字]「あ、うん。莉音ちゃん、また明日!」
[小文字]莉音[/小文字]「うん。じゃあね。」
[斜体]〜莉音と別れた後〜[/斜体]
歩きながら他愛もない話をした。
ふと、静まり返った時、私はあるお願いをした。
[小文字]結月[/小文字]「慎二くん。」
[小文字]慎二[/小文字]「ん?何だ?」
[小文字]結月[/小文字]「莉音ちゃんが名字じゃなくて名前で呼んでほしいって。」
[小文字]慎二[/小文字]「え、でも──。」
何かを言いかけた瞬間、
[小文字]結月[/小文字]「じゃないとバレるじゃん。」
と私は言った。
[小文字]慎二[/小文字]「ああ、確かに。」
[小文字]光[/小文字]「莉音っていう人、もしかして結月さんの噂を広めた人?」
[小文字]結月[/小文字]「そうだよ。」
[小文字]明[/小文字]「そういえば、結月ってあの噂で怒らなかったな。」
[小文字]結月[/小文字]「だって、いちいちそれで腹を立ててたら疲れるじゃん。」
[小文字]明[/小文字]「そうだな。」
[小文字]遥[/小文字]「やっぱ結月ちゃんはすごいなー。」
[小文字]結月[/小文字]「え?そう?」
[小文字]遥[/小文字]「だって私だったらそんな事でも黙っていられないし。」
[小文字]結月[/小文字]「あーね。まぁ、腹を立てたことはなかったけど、少し傷ついたことはあった。」
[小文字]由依[/小文字]「え?」
[小文字]結月[/小文字]「『慎二くんは私ののどこが好きなの』とか、『似合わないよね。』とか小声で聞こえたの。」
[小文字]淳司[/小文字]「最低すぎるだろ」
[小文字]結月[/小文字]「まぁね、そういう考えをしている人もいるんだよ。その人は、思いやりがない人なんだよね。」
[小文字]全員[/小文字]「うんうん。」
[小文字]莉音[/小文字]「今日ね、慎二くんがこっちを見てくれたの!しかも笑ってくれた!」
うん、それは私が莉音ちゃんと一緒にいたからだよ。
[小文字]莉音[/小文字]「あと、『おはよう』って言ってくれたの!」
うん、それは……
[小文字]慎二[/小文字]「おはよう。」
[小文字]結月[/小文字]「おはよ。」
[小文字]慎二[/小文字]「あ、あと、久木元おはよう。」
[小文字]莉音[/小文字]「お、おはよ。」
「あと」がついてるからね
[小文字]結月[/小文字]「おー!」
[小文字]莉音[/小文字]「私のこと、名字じゃなくて名前で呼んでくれたら……」
[斜体]〜帰り〜[/斜体]
私は莉音ちゃんと一緒に帰った。
すると
[小文字]慎二[/小文字]「結月!一緒に帰ろう。」
慎二くんだけじゃなく、5人いた。
[小文字]結月[/小文字]「あ、うん。莉音ちゃん、また明日!」
[小文字]莉音[/小文字]「うん。じゃあね。」
[斜体]〜莉音と別れた後〜[/斜体]
歩きながら他愛もない話をした。
ふと、静まり返った時、私はあるお願いをした。
[小文字]結月[/小文字]「慎二くん。」
[小文字]慎二[/小文字]「ん?何だ?」
[小文字]結月[/小文字]「莉音ちゃんが名字じゃなくて名前で呼んでほしいって。」
[小文字]慎二[/小文字]「え、でも──。」
何かを言いかけた瞬間、
[小文字]結月[/小文字]「じゃないとバレるじゃん。」
と私は言った。
[小文字]慎二[/小文字]「ああ、確かに。」
[小文字]光[/小文字]「莉音っていう人、もしかして結月さんの噂を広めた人?」
[小文字]結月[/小文字]「そうだよ。」
[小文字]明[/小文字]「そういえば、結月ってあの噂で怒らなかったな。」
[小文字]結月[/小文字]「だって、いちいちそれで腹を立ててたら疲れるじゃん。」
[小文字]明[/小文字]「そうだな。」
[小文字]遥[/小文字]「やっぱ結月ちゃんはすごいなー。」
[小文字]結月[/小文字]「え?そう?」
[小文字]遥[/小文字]「だって私だったらそんな事でも黙っていられないし。」
[小文字]結月[/小文字]「あーね。まぁ、腹を立てたことはなかったけど、少し傷ついたことはあった。」
[小文字]由依[/小文字]「え?」
[小文字]結月[/小文字]「『慎二くんは私ののどこが好きなの』とか、『似合わないよね。』とか小声で聞こえたの。」
[小文字]淳司[/小文字]「最低すぎるだろ」
[小文字]結月[/小文字]「まぁね、そういう考えをしている人もいるんだよ。その人は、思いやりがない人なんだよね。」
[小文字]全員[/小文字]「うんうん。」