4話

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バンｯ


麗音「零慈さん！これを見てください！」


零慈「ん？どないした？なんか、あったん、、、、、か」


マジか、もしもの事が起こってしもた。アイツが─澁澤龍彦が動き出したとはな。作戦はお預けやわ。


零慈「（ﾋﾟｯ）全員、仮面を着けて来い」


全員－麗音『《御意》』ｼｭﾝｯ


シェン「どうしたんだい？零慈」


真琴「…まさか本当に起こってしまうなんて」


桜「……！なるほど」


零慈「全員集まってもらった理由は分かるよな？」


全員『《ｺｸｯ》』


零慈「澁澤龍彦が動き出した。アイツの狙いは中島敦や。普通の異能力の結晶は赤。やけど中島敦、そして俺らの異能力の結晶は青。そして澁澤龍彦は誰かによって生き返らせとる。後は、分かるな？」


全員『わざと最後まで異能力と戦い続け、集まったら一気に潰す。』


この作戦はめんどくさいけど、作戦の中では一番楽なやり方である。集まるとして多分解決した時ぐらいやと思うし。


零慈「大丈夫やな。ほな、行くで」


全員『御意』

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二つ名は勝手に決めさせてもらいます！すみません！

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ドンｯ！


全員『！！』


フョードル「……私がいつ、全員の異能力が戻ったと言いました？」


その瞬間、左側から擬人化された異能力が飛んできた。そして飛んできた方向には鎌を持った男か女か見分けがつかない人がいた。


シェン「はぁ、私の異能力は少し厄介なんだよ。おかげで少し頭痛がする」


国木田「な！？『幻想の九尾』が何故此処に！」


シェン「そういうのは後にしておくれ。…っとそろそろかな？」


ビュンｯ ザクｯ


次は右側から沢山メスが刺さった異能力がぶっ飛んできた。その奥からは女子中学生位の子がメスを両手に持って立っていた。


麗音「うわっ、血の匂いがキツいですね。シェンさん、ちゃんとやってるんですか？」


シェン「大丈夫だよ。異能力は今、動けない状態さ」


中也「『慈悲の吸血鬼』までいるじゃねえか！」


麗音「後少しで着くらしいですよ」