私はヒロインに憧れてないのにヒロイン交代させられた件
はずだった
『いた......くない?』
「大丈夫?」
『だれ...?』
「俺は、赤葦京治。」
『そっかー!京治くんか!わたしは○○!』
「○○?」
『そう!お姉ちゃんがつけてくれたあだ名なんだー!』
「熱いけど大丈夫?」
『んー?だいじょぶ!へーき!』
『わっ... !』
ポフっ
「...大丈夫じゃないじゃん」
『お恥ずかしい.....』
「水、飲める?」
『...!のむ!』
「ん、それあげるよ」
『いーの?』
「いいんだよ」
「●●ちゃーん?まだー?」
『あっ!はーい!今行くねー!』
『京治くん、また明日、ここで会おうよ!』
「いいよ。」
『うん!また明日!』
「また、明日」
『京治くーん!いるー?』
「居ますよ。」
『いたー!』
「○○は、なんで俺のこと誘ったの?」
『んー、優しいから!』
「そっか....じゃあさ、俺のこと好き?」
『だーいすき!』
「じゃあ結婚、しようよ」
『けっこん....?』
「そう。俺たちが大きくなってから」
『そっかー!じゃあ約束だね!』
「そうだね。約束」
「でも、[小文字]浮気はしないでね[/小文字]」
『うわき...?』
「分からなくていいよ。○○はすることなんてないんだから」
『? そうだね...?』
「そう、じゃまた」
『また明日っ!』
でも、その「また明日」は来ることなんて無かったんだ____