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どういう結末になってもいいって人はどうぞお読みください。

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それで楽になれるのなら。

#2

2 『飛び立とう、空へ。』

次の日、今日も調子が悪かった。頭痛が、とてつもなく痛い頭痛が、私を襲った。

湊くんがそばにいてくれた。

湊『花音ちゃん大丈夫ですか…?今日はシチューを持ってきました。体も温まると思うんですけど…。』

花音『今日は…食欲がないの。ごめん、食べれない。多分食べたら吐いちゃう。』

湊『…そうですか…。』

湊『僕のこと、嫌いになりました??』

花音『嫌いになんかなってない…!』

この会話でそういう返答をする湊くんがおかしい…!一体何?どういうこと?

私、湊くんを信じたのが間違いだった?

そういえば、最近なんだか様子がおかしかった気がする。

なんで…?一体何が…。

湊『花音ちゃん。』

背筋が凍った。彼が怖い。彼の声を聞くのも、彼の姿も見るのも、嫌になった。

湊くんがおかしい。最近『花音ちゃん好き〜』とか、『花音ちゃんが天使様!』、『花音ちゃんが一番!』とか、そういえば言っている言葉すらおかしかった。

湊くん…?

湊『僕何かした?』

花音『…私のこと好きなの…?』

花音『片思い中…?私のことを…?今までずっと私目当てで私を助けてたわけ…!?』

花音『私の郡発頭痛を心配して来てくれてたんじゃないの…!?』

湊『ちょっとまって!それはただの花音ちゃんの思い込みじゃない…!?僕は花音ちゃんを助けようとしていただけなのに。救済者なのに…!そうでしょ…?』

私は家を出た。

苦しかった。湊くん、それって苦し紛れに言っただけじゃないの…?それとも私がおかしい…?

私がおかしくなっちゃったから、今私と湊くんがおかしくなっているの…?

もう元には戻れないだろう。

だったら、だったら…

[水平線]

何時間か経ったあと、私は再び自分の家に入った。

湊『…!花音ちゃん…!』

もういないかと思った。てっきり帰ったかと思った。でも、湊くんが部屋にいるということは、…変態?無理。

なんでこうなっちゃったんだろう。

湊『心配したよ…!帰ってこなかったらどうしようって…!』

湊『…花音ちゃん?』

私はすぐさまベランダに行った。

湊『え、ちょ…花音ちゃん…!?何やってるの…!?』


花音『ここから飛び降りたら、私は解放されるんだよね、この痛みから。』


花音『そしてこの苦しみから。』






そのあとどうなったかは、湊も答えられないそうだ。

作者メッセージ

二話で完結とか、サボってますね自分(
いやサボってないけど、うんさぼってないけど、うん…。

読んでいただきありがとうございました…!

2023/07/27 20:24

縺薙≠繧九s ID:≫20QSC9R4i36Yo
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