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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#69

第五章『君が愛する家族』九話「もう一人の自分」

【ヒントは『↑』です。】

また何か始まった?

…この矢印、もしかして前ということを意味している?だがしかし、前を見ても特に何もない。つまり…

[太字]上[/太字]か。

俺は上を見上げた。ボールがあった。ボールの色は緑色をしている。

【おめでとうござ…ってうわあああああああああ!!!】

!?

そこで放送は途切れた。

何があった?何か運営側で事故が?突然の事態に頭の整理が追いつかない。

その時だった。

[水平線]

部屋が変わった。…ここはどこだ?何かの色に限定している部屋というわけではない。本は青と赤と緑。タンスは茶。ダンボールやテレビが置いてあり、不自然にテレビがついている。テレビは砂嵐が流れていて、実に奇妙で摩訶不思議だ。

?『おやおや、どうしたんだい?燕。』

[漢字]燕[/漢字][ふりがな]つばめ[/ふりがな]?俺は後ろを向くと歳をとったおばあさんが、俺に話しかけた。おばあさんの後ろにはおじいさんがいる。どうやら老夫婦のようだ。

燕とはどういうことだろうか。鳥か?けれど燕らしき鳥はここにはいない。そもそも鳥…いや、動物は人間しか見当たらない。

おばあさん『ほら!ぼぉっとしてないで、とっとと皿洗いでもしな!私は洗濯物を干すから。』

えっ、皿洗い?

おじいさん『…畑仕事行ってくる。』

おばあさん『はいはい、いってらっしゃい。』

これは…夢?俺は何を見ている?今、何をしている?ここはどこだ?


[大文字]俺は、誰かの人生を送っている?[/大文字]


俺は鏡を探した。あったので自分の顔を見てみた。俺だ。いつもの俺だ。

じゃあ何で今こんなことに?

俺は鏡を見たあと、黙々と皿洗いをした。…もしかすると…これは魔法なのかもしれない。俺は実は眠っていて、覚めにくい魔法を見せられている。そういう説の方があり得る。

皿洗いが終わると、リビングのソファーにおじいさんが座っていた。おじいさんは赤いセーターを着ていて、青いジーパンを履いている。畑仕事が終わったのか、少しゆっくり休んでいるようだった。

俺は少しでもおじいさんと会話してみたいなと思い、話しかけてみることにした。

海渡『お、おじいさま。皿洗い終わりました。』

おじいさん『………』

少し沈黙が続いたが、おじいさんは口を開き、話し始めた。

おじいさん『燕。そういう報告はいらない。』

海渡『あ、はい。すみません。』

やはり僕は燕と思われているようだ。

作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2023/10/26 19:21

縺薙≠繧九s ID:≫905K2bUGI9WHg
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