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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#52

第四章『魔王復活』十三話「寝るわけない」

ヴィンディンと話していたら、少し迷ってしまった。一回来たことがあるのに、おれ方向音痴なのか?と思う。迷っていると、少し怪しげな部屋を見つけた。中は当然暗く、でも、奥に何かある。

気になったので少し入ってみた。その部屋は見たことがある部屋だった。

前の魔王と戦った時に見たか?でもこんな部屋みたことないような…。でも、見たことがあるような…。…おかしかった、雰囲気がおかしかった。

ガサッ…

物音がした。

物音がした方を見ると、人がいた。

海渡『…名を言え。』

???『君は…見たことがあるような気がするね。』

海渡『はっ…?』

???『僕は君と確か共闘したよw、あれ、覚えてない?ここにいるのに覚えてないのもおかしい気がするなぁ…。』

共闘した…?俺と?…共闘するって女神かあの4人ぐらいしか思いつかなかった。

???『…ああ、そうか。僕がここにいるせいか。』

???『僕が僕のことを知っている人の近くにいると、その人は僕のことを忘れてしまうのだよ。永久に。』

永久に…?

海渡『…名を言ってみろ。』

???『…シュン。』

シュン『シュンだよ。』

シュン…!?
なんでここにいるんだよ…!?

シュンは、魔王を倒す時に一緒に共闘した人だ。

海渡『…シュン。なんでいるんだよ…!また捕まったのか?』

シュン『え…、覚えてるの…?』

海渡『覚えてるに決まってんだろ…!!!』

改めて再会して、少し嬉しくなった。
でも何故ここにいるかは未だに謎だった。だけど今は嬉しさのあまりそんなこと忘れていた。

シュン『…おっかしいな…僕の能力が狂って効かなくなっちゃった?…それとも、君が強すぎて効かなかったかもしれないね。』

海渡『…強すぎる?…強くないよ。』

シュン『…強いか弱いかは、自分じゃ気づけないことなのかな。僕は捕まったんじゃない。侵入したんだ。』

海渡『侵入…?』

シュン『…君がいると思ったけど、まさかここで出会うとは、奇跡だね。他の子を巻き込めないから。』

シュンは左手からピンク色の光を出して、俺に見せた。

シュン『ごめんね海渡。』

シュン『催眠。…ここで寝ててね。』

海渡『あ"っ…』

全身に痛みが走り、俺は倒れた。

バタっ…(海渡が倒れる音)

シュン『さて、僕は…。』

シュン『女神ちゃんに緊急連絡をしないとね…。』

シュンは、この部屋から出て行ってしまった。

海渡『よいしょっと…。』

俺は即起き上がった。

海渡『痛かったなぁ…。まさか、こんな魔法で俺が寝るとは思えないけどね。』

海渡『それにしても、シュンでも魔法は上手に使えていたし、しっかりと放てていた。…それよりも、女神に緊急連絡って、一体なんなんだ…?』

[水平線]

シュン『…海渡があんな弱い魔法で寝るわけないよね。寝てたら僕の方が"強い"けどね。』

シュン『海渡の今の実力を見るのが楽しみだな。』

作者メッセージ

シュン登場!!!(

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2023/08/01 12:27

縺薙≠繧九s ID:≫28AUQmgGQgxBY
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