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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#39

第三章『優の自由研究』十四話「自由研究」

夏休みが終わり、8/30、夏休み明けの2日目登校日。

1日目は課題提出日だったらしいが、2日目は…。

優の先生『今日は、授業参観。みんなの親が見にきてくれているね。では、今日は夏休みの自由研究の発表をしたいと思います!』

俺は、なぜか優の授業参観の保護者として見にきていた…。

いやなんで。

親は仕事で忙しいから、俺は高校が今日休みだから、はぁ…?

そういえば、今優の担任が自由研究を発表すると言っていたな…?少なくとも人が大勢いる前じゃない発表だったらまだよかったが、大人の人たちがぞろぞろといる中での発表って、発表しない俺でも恥ずかしいのだが。他の親より何倍も恥ずかしい(テーマにされているからね…)

出席番号の頭から発表していくことになった。優の出席番号は、9番。緊張感が増す。今、俺の心臓がどのような動きをしているかがわかるような気がした。

そして、優の番になった。時の流れが早かった。いや、早く思いすぎていた。

優がみんなの前に出る。優が作文用紙を持つ。消しゴムで消したのか、作文用紙には、消しゴムを消す時にグチャってなるあの跡が残っていた。

優の先生『はい、じゃあどうぞ。』

優『…私の自由研究のテーマは、私の兄です。』

優がテーマを言った。少しざわめいた。そりゃあそうだ、なんせ人間をテーマにしたんだ。他の子は昆虫とか魚とか、植物とか、まだましな方を研究しているのに、人間だなんて。生き物だけれども…。

俺は今年の優の自由研究を見ていない。去年は、家にいたゴキブリを捕まえて、虫籠で育てて、そのゴキブリをテーマにしていた。去年の夏は、やけに騒がしかった。

そして、優が作文用紙に書かれている文を読み始めた。

[水平線]

私の自由研究のテーマは、何度も言いますが、私の兄です。少し驚くかもしれませんが、人間も生き物なのでいいかと思いました。

私の兄の名前は、草野海渡です。まず、兄の第一印象は、『おかしい』ことです。おかしいって言っても、もはや人間なのか?と思うほどおかしいです。

おかしいという印象を受けたのは、三つのことがあります。
まず一つ目、悪い奴を倒せます。

悪い奴というのは、悪さをしたやつということです。それを全て不思議な力で攻撃して倒します。

二つ目は、化け物を倒せます。相手がもしどんなに卑怯な手をしても、お兄ちゃんは倒すことができます。

以上のことでおかしいと思いました。

そして三つ目、爆弾が解除できます。つまり平和を保てることが可能です。私もびっくりしました。

そして少し豆知識的なことも調べました。

彼はアイスが好きです。彼はコーヒーが好きです。甘党です。彼は急に友達を家に迎えて泊まらせることができます。幽霊が見えるそうです。

私はお兄ちゃんを一言でまとめました。

私のお兄ちゃん、草野海渡は…

[水平線]

優『"最強"です。』

優『以上で発表を終わります。』

パチパチパチパチ…!

…優ってわけがわからない。いつ情報を手に入れたのかわからなかった。でも、いい自由研究だと思った。

優の自由研究が、今年の俺の夏の宝物となった。

[水平線]

~[大文字]第四章予告[/大文字]~













海渡『満月が、俺を支えてくれるようだ。』


[明朝体]rematch[/明朝体]


女神『まさか、舐めてませんよね…!!』


[明朝体]battle[/明朝体]


ヴィンディン『今回は、草野海渡、お前が負ける番なんだ。』


[明朝体]revenge[/明朝体]


秋葉『あなたが魔王さんなんですね。ヴィンディンさん。』


[明朝体]Grab a victory![/明朝体]


再び、バトルが開幕する…。


[大文字]第四章『魔王復活』[/大文字]





海渡『君は既に俺に負けたことがある…が、』

海渡『今回は分からないようにしてくれ。俺が圧勝しないように…ね。』

作者メッセージ

小学生の自由研究ってこんな感じなのかなぁ…?わざわざ作文用紙なんかに文書かないよね…(/ _ ; )
(あと多分絶対小五で習ってない漢字あると思うけどそこは見逃してね。)

あと第四章予告、今回はかっこよくしてみました(笑)
でも英語は違うかもしれないのでそこはご了承を…!(

読んでいただきありがとうございます!
第四章もよろしくお願いします!

2023/07/07 18:59

縺薙≠繧九s ID:≫23JGMypbYKBTE
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