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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#24

第二章『最後の晩餐』十八話「悪者は即排除します。」

ん…ん…?

あれから意識を失っていたのか、俺は起きた。って、あれ、自由に身動きができない…?ってこれって、紐…いや、ただの紐じゃない、これは魔法の紐だ、魔法の紐の特徴は光っている。…でも待てよ、魔法の紐だとわかったところで何か起こるわけじゃない、めちゃ大ピンチだ。

女神『起きたのですね、海渡。』

女神…!女神がいる、そこに。

海渡『女神!この紐は外からじゃないと取れない、取ってくれないか?』

女神『無理です。』

は…?

女神『今更甘える?自分が私を傷つけたこと、自覚なしなのですか?自覚がないのは恐ろしい。』

な、何言ってるんだ女神は。俺は女神を傷つけた…?いやいや、長い時間過ごしてきた"親友"を傷つける?そんな馬鹿なことはしなかったはず…

女神『…私の悪口言ったんでしょ。知ってますよそんなこと…』

悪口?は?俺は混乱してきた。

海渡『悪口?誰に。』

女神『何って、アリルエル様にですよ。悪口を、アリルエル様に言ったようですね。』

一体何のことを言っているのか…?頭が整理できていない、言っていることが意味わからない。

海渡『ちょ、ちょっと待て、俺はそんなことしてないぞ…?』

女神『口なら簡単に嘘がつけます!!大人しく攻撃くらってなさい!!ポイズン!』

毒攻撃…!!…避けないといけないのに、紐で体は縛られているし、魔法の紐だから魔法を使うことができない…!!

俺は毒魔法のポイズンという魔法が当たった。当たった数秒後、頭がくらくらしてきた。息も荒い。

海渡『はぁ…はぁ…はぁ…』

女神『毒をたくさん吸いなさい海渡。そうしたら、あなたも少しは思い出せるのでは?』

俺はたくさん毒を吸い始めた。いや、吸い始められた。魔法の紐は、その紐で縛られている生き物を、近くにいる人が命令することができる。その命令は、絶対に聞かないといけない、いや、聞かされて勝手に身体が動いてしまうのだった。

さらに息は荒くなる。手も震え、このままだと死ぬんじゃないかと思った。まあ別に俺は無敵じゃないし、異世界に行けるぐらいだから、若い頃に死ぬだろうなとは思っていた。

女神『毒入りの料理も食べなさい、私が作ってあげたの。』

俺はその料理をガツガツと食べる。手が勝手に動く、足が震える。魔法が使えない俺にとって、これは痛手だろう。魔法が俺の一部だった。

最後の晩餐は女神が作った毒に料理になっちゃったなぁww、この料理を食べたせいで腹が痛い、苦しかった。

死ぬんだ、そう思ってたとき、声がした。女性の若々しい声が。

女性『アンチドート!大丈夫ですか!?』

アンチドートって、確か…解毒魔法、俺が一番苦手とする魔法の分類だ。俺は解毒魔法が大の苦手だった。

アンチドートで、俺の体に回っていた毒が解毒され、周りの毒も消え去った。

海渡『あっ…大丈夫です…』

女性『よかった…紐も切りました!って、あなた!何してるんですか!』

女性『この私が許しませんよっ!』

アリルエル『海渡を助けたことも、僕は許せないなぁ。』

また声がした、今度は誰かはっきりわかった。アリルエル様だ。

アリルエル『こいつは悪い奴なんだよ。人の悪口をコソコソという最低な人間だ。』

女性『…それだけで?他には。』

アリルエル『…は…っ?』

女性『悪い奴かもしれませんが、悪口より毒を吸い込ませる奴の方が、悪い奴なんじゃないですか??』

女性は、アリルエル様に向かってこう言った。

女性『正義は常に私を守る!インフェルノ!』

インフェルノは、煉獄の炎という意味。炎魔法だ、かなり強力。

アリルエル『そんな攻撃、楽に交わせr…』

女性『範囲攻撃魔法、エクスプロージョン!』

大きな爆発音が聞こえる。エクスプロージョンは、広範囲にわたる爆発攻撃魔法だった。範囲攻撃魔法とも言う。

まあでもこれだけじゃ倒せないと思うから、ちょっと手を加えるか…

海渡『ファイヤーウォール』

ファイヤーウォールとは、火の壁という意味の魔法。炎魔法だ。結構攻撃範囲広い。

でも、攻撃範囲が広い二つの技が重なっても危険だなぁ。じゃあついでに、女神と俺に結界でもはるか。俺は結界をはった。

二つの攻撃が爆発した。黒い煙が広範囲に広がる。煙が消えると、アリルエル様の姿が見えた。

アリルエル様は、倒れていた。

女神『ん〜…ってあれ?海渡様…って、ええええええ!?大丈夫ですかあああああ!?』

女神は洗脳が解けたようだ。支配者が死んだ?からだろう。(まだ死んだかは不明)

女性『よかった、洗脳解けたみたい!じゃあ私はここで!』

海渡『ちょっと待ってください、あなたの名前は…?』

名前を知りたかった、ちょこっと女性の個人情報とか知りたかったからだ。異世界ではそれをOKされている。不思議だよね。

女性『私?私…[漢字]浅野[/漢字][ふりがな]あさの[/ふりがな][漢字]秋葉[/漢字][ふりがな]あきは[/ふりがな]って言います!人間なんですよね〜』

海渡『えっ…ちょ、人間!?』

女神『え…か、海渡様!!』

人間…!?俺と同じ…?…初耳だと思うが、俺は異世界に行ける人間を探していた、そして今…人間が目の前に…。

秋葉『そりゃ驚きますよねwww』

海渡『ああ驚いたよ。君も名を言ったから、俺も名を言っとこう。』

海渡『草野海渡、と言います。』

秋葉『…えっ…?に、人間…?』

秋葉『え、あ、えっと…とりあえず!では!』

浅野秋葉は、走り去っていった…

作者メッセージ

次回第二章最終話!ということで、その後のアリルエル様などなどの人物についてのお話です!
いやぁ、正直ファイヤーウォールなかったら倒せてなかったんでね…流石海渡…そして、助けた秋葉もナイス…。

読んでいただきありがとうございます!続きもお楽しみに!
そして、第三章もお楽しみにしててくださいね!

2023/06/04 17:58

縺薙≠繧九s ID:≫26DVe3GDPCqKs
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