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【完結済み】漆黒の大賢者様

#47

final story『純白の大賢者様』最終話「amother lifetime」

ウトト『ランヌ!?』

ランヌ『いっ…』


ランヌは苦しそうな顔で、息が荒い。そして息をするのが困難かのように、ランヌは自分の両手で首を掴む。

そりゃそうだ。無理するからだ。でも、この状況で助けないという選択肢はない。私たちの仲間だからである。仲間を見捨てるなんてことはできない。

もちろん、ヒューイのこともね。

ウトト『まずは回復魔法をかけないといけませんわ!』

アリス『ウトト、回復魔法得意?苦手だったら私やるけど!』

ウトト『できますわそれぐらい!無属性・治癒!』

アリス『ならよかった。でも二人でやれば回復力も早いかも…!』

私はウトトにそう言ったが、私の拘束魔法で動けなくなっていたヒューイが、私に声をかけた。


ヒューイ『[太字][下線]それじゃあ無理だ。[/下線][/太字]』


!!

ヒューイ『ははっ、やっぱり僕はおかしいみたいだね。』

ヒューイ『[太字][下線]僕の悪魔が、自分自身で制御できずに暴れている。[/下線][/太字]』

アリス『ヒューイ…?』

ヒューイは動けなかったが、声を発することができた。ヒューイは私に笑顔で話しかけた。いつものヒューイのような感じがした。これが本当のヒューイなのか、私が知っているヒューイなのかはわからない。

ヒューイ『ランヌの脳への攻撃の方が強くて、回復力が負けている。今の回復力じゃ、[太字][大文字][下線][大文字]ランヌを救えない。[/大文字][/下線][/大文字][/太字]』

ウトト『えっ…、じゃあど、どうすればいいんですの!?』

ヒューイ『答えは簡単だ。アリス、拘束魔法を外してくれ。』

私は絶対に助けてくれると思い、ヒューイを信じて魔法を解除した。


ヒューイ『[太字][大文字]漆属性・制御[/大文字][/太字]』


ヒューイ『これで、脳への攻撃を抑えることができる。制御していくうちに、攻撃も収まるだろう。諦めが悪いわけじゃないんだから。』

ウトト『あなたは一体…?敵なんですの…?』

アリス『敵じゃないよウトト。』

私はウトトにそう言った。だって…、


アリス『ヒューイは私のこと好きだからねww (微笑)』

ヒューイ『…え。』

ウトト『ぷっ…(笑)』

ヒューイ『えっ、ちょ、アリス!?何言って…って、笑わないでください!!君たちがSランク以上だからって容赦は…』


アリス『[大文字][太字][下線]やっと戻った。[/下線][/太字][/大文字]』


私はそう言って、ヒューイに笑いかけた。ヒューイは動揺したのか、魔法が少しブレた。

ヒューイは私の言葉を待つように私を見つめた。どうやら驚いてるようで、全然魔法の方に集中できていない。

アリス『ほら、魔法に集中しなきゃ。』

ヒューイ『えっ、さっきの冗談は…?』

アリス『まあ[下線]逆にすれば正解[/下線]だったかもね。』

ヒューイ『逆…?』

ヒューイは上を見上げた。空はもう夕暮れで、雲がゆっくりと流れている。太陽はおやすみの時間、月は太陽とバトンタッチをするようにおはようを言う時間。

ヒューイは理解したのか、答えはあえて言わなかった。そしてヒューイはこう言った。

ヒューイ『じゃあその逆から、さらに逆の逆の逆の逆の逆にしてみる?それが僕からのメッセージ。』

アリス『え、なんて言った!?逆の逆の…んん?』


ウトト『…ちょっと、勝手にイチャイチャしないでもらえるかしら!?(怒)』

[水平線]

[中央寄せ][大文字]【22XX年のとある日__】[/大文字][/中央寄せ]


アリス(新校長)『今、校長の座は我に!!!』

オルト(元校長)『うわああああああ!!!』

カイ『こいつらマジでなんなんだよ。』


アリス『スターロード学園、征服だあぁぁぁ!!』

[中央寄せ]Name『[太字]アリス・ファーレイト[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]別名『[太字]純白の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]年齢『[太字]25歳[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]Rank『[太字]Zランク[/太字]』[/中央寄せ]


カイ『あのね、世界征服みたいなことはしないからアリス。』

[中央寄せ]Name『[太字]カイ・エルカル[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]別名『[太字]青竹の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]年齢『[太字]25歳[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]Rank『[太字]Sランク[/太字]』[/中央寄せ]


フワリ『ふわ〜、スターロード学園、久しぶりだなぁ〜』

[中央寄せ]Name『[太字]フワリ・プレットパレイ[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]別名『[太字]菖蒲の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]年齢『[太字]25歳[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]Rank『[太字]Sランク[/太字]』[/中央寄せ]


アリス『まずは生徒を従わせ…』

カイ『怖いこと言わないでくれアリス。』

私は悪いことを企んでいるわけじゃない。決して、決して…。((

とりあえず私は校長になってみたのである。というか、なってみたかったのだ。

the 校長…!!

カイ『あ、やっときたよ。[下線]新郎新婦[/下線]たちが。』


ウトト『お待たせしましたわ〜!!』

[中央寄せ]Name『[太字]ウトト・マーシャリア[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]別名『[太字]紫紺の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]年齢『[太字]27歳[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]Rank『[太字]Sランク[/太字]』[/中央寄せ]


ランヌ『ネクタイの色選んでたら、時間かかっちまったぜ…。』

[中央寄せ]Name『[太字]ランヌ・ディアンセル[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]別名『[太字]若緑の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]年齢『[太字]28歳[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]Rank『[太字]Sランク[/太字]』[/中央寄せ]


カイ『時間かかりすぎでしょランヌ…。』

ランヌ『そういえば、アリスちゃんはヒューイと付き合ったんじゃねえの??』

アリス『え、無理無理。今じゃあ無理。(即答)』

ランヌ『俺引かれた??(困惑)』

まあヒューイは、今二つの大きな試練があるからなぁ…。

私は久しぶりの仲間たちと合流することができた。

フワリ『そういえば、なんで校長になったの〜?純白の大賢者だから、パトロールとかもっと正義らしいことやればいいのに〜』

オルト『なんで校長になろうって思ったんだよ…(泣)。…まあでもなれると思ってた…』

アリス『う〜ん…、私はここで帰りを待とうかなって。』


[水平線]


ヒューイ『…、[太字]今の漆黒の大賢者様は悪人じゃないって認めてもらうこと[/太字]、[太字]プロポーズをもっとカッコよくしてくること[/太字]。』

ヒューイ『やっぱりあの唐突なプロポーズはダメだったか…。二つとも難しいなぁ。大きな試練だね本当に。』

[中央寄せ]Name『[太字]ヒューイ・アルカネット[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]別名『[太字]漆黒の大賢者[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]年齢『[太字]21歳[/太字]』[/中央寄せ]

[中央寄せ]Rank『[太字]Xランク[/太字]』[/中央寄せ]

ヒューイ『いやぁ、でも純白の大賢者様がZランクだから、漆黒の大賢者様も特定のランクがあるのかなって思ったら、やっぱりあったんだね。Xランク。』

ヒューイ『でも昔は都市伝説みたいに使われて、よくドッキリとかに使われてたみたい。』


ヒューイ『絶対に試練をクリアして見せるからね、アリス。』

[水平線]

『漆黒の大賢者様』本編完結。

作者メッセージ

最終回ってどうしても文字数多くなってしまうのは何故…。(詰め込みたくなる?)
そしてアリスちゃんの物語が終わってしまうのが非常に寂しい…。ずっと続ければこんなことないのに…((
終わり方変だったらごめんなさい…。m(_ _)m
番外編をいくつか投稿するので、そちらもよろしくお願いします…!
まあ番外編の本文の最後ら辺に、設定資料を細かく書こうかなと思っていますので、楽しみにしてくれたらハッピーハッピー。

読んでいただきありがとうございました…!!
今後も、縺薙≠繧九sをよろしくお願いします…!

2024/03/10 08:20

縺薙≠繧九s ID:≫96wmVG3mf6twQ
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