間宮美奈中学二年今日から新しい学年だ。
とても楽しみだ。
「おっはよ〜」
そう言って私は、教室に入る。
(私の席どこだろう…)
少しオロオロしながら、席を見つけて座る。
「みな！よかった同じクラスだ！」
鈴木乃亜私の大切な友達
「ほんとだ！よかった嬉しい！」
そんな会話をした。
(隣の席は誰だ、)
私はチラッと隣を見たが結局わからなかった。
そして後ろの席を見てみた。
「あ、」
思わず声が出た。気づいてないよね。
後ろはたしかまり君だよね。確か去年陸上一緒だったんだっけ。
(まり君、そういえば去年事故にあってたっけ？)
そんなことを考えてたら給食が来てしまった新学年一発目の給食は…
「ハヤシライスだ…」
嫌いってわけじゃないけど、。シチューがたべたかったな。
「いただきま〜す。アムっ、う〜んまず食わないけどな〜」
ゆっくり食べてたら、「ごちそうさまです」と後ろから席を立つ音がした。
(え、まり君早食いなの)
まだ3分しか経ってないのにもう食べ終わってる。
(私も早く食べよう)
昼休みが来た。
「本でもよもうかな〜」
スキップしながら私は、図書室に入った。
「確かここら辺に…」
本棚を背伸びしながら見ていた。
「あ！あった〜」
手が当たった。
「ん？」
隣に真顔のまり君が立っていた。
「あ、すいません」
まり君はそう言って離れようとした。
「待って、まり君？だよね」
気づいたらなぜかまりくんを止めてた。
「人違いでは？」
そう言ってスルーされた。そんなことあるの？弾かれた。
(冷たいな…まり君あんな人だったけ？)
私はチャイムを聴きながら廊下を歩いた。