●●「ここが大陸魔法協会の北部支部！」
案内の人「試験は2か月後になります。」
　　　　 「一級魔法使いの試験は3年に一度となりますのでご注意ください」
　　　 「それと受験資格に五級以上の魔法使いの資格が必要となります。」
フリーレン「フェルン、任せたから。」
フェルン「フリーレン様、私一人じゃ無理です。」
フリーレン「いけるって。」
フェルン「落ちたらどうするつもりですか？一級試験は3年に一度なんですよ。」
フリーレン「そしたら1級魔法使いを雇うか、海路で渡るよ。」
フェルン 「それだと凄くお金がかかりますよ。」
「また毎日おやつ抜きになってしまいます。」
フリーレン「…とは言っても私無資格だし…」
　　　　　「聖杖の証じゃ無理だよね？」
フェルン「だからなんなんですかその骨董品は…」
レルネン「ちょっと君。」
　　　　「それ、見せて貰ってもいいかな？」
　　　　「…一級試験を受けられるおつもりですか？」

フリーレン「無事、参加できそうだね。」
　　　　　「まさか、まだこれを知っている人がいたなんてね。」
●●「それ、すごいの？」
フリーレン「そのはずなんだけどね。」
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ヒンメル「フリーレンは魔法使いギルドには入っていないんだな。」
フリーレン「魔法を管理する団体って頻繁に代わるからね。いちいちそんなのに入ってらんないよ。」
　　　　　「それに私にはこれがあるから。」
　　　　　「聖杖の証。ふふーん凄いでしょ。」
ヒンメル「何この錆びた首飾り？知ってる？」
ハイター「全然。」
フリーレン「そう。」
　　　　　「これだけが私が魔法使いであることの証だったんだけどな。」
ヒンメル「フリーレン。」
　　　　「確かに僕達はその首飾りの事は知らない。」
　　　　「でも、僕達は君が凄い魔法使いであることを知っている。」
　　　　「それでいいじゃないか。」
フリーレン「でもすぐ死んじゃうじゃん。」
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フェルン「フリーレン様。」
　　　　「私達はフリーレン様が凄い魔法使いであることを知っていますから。」
フリーレン「そうだね。」

フリーレン「大陸魔法協会の規定だと魔法使いは一般的に五級から1人前と呼ばれているみたいだね。」
●●「…フェルンは3級なんで取ったの？」
フェルン「1番試験の日程が近かったからです。」
フリーレン「五級以上の魔法使いの総数が600人。」
　　　　　「見習いの六～九級を含めても全体で2000人か。」
　　　　　「その内一級は45人。」
　　　　　「一級試験は3年に一度で、オイサーストの北部支部と」
　　　　　「聖都シュトラールの本部の2か所で開催。」
●●「大変だねー、、。」
フリーレン「合格者が出ない年も多い。」
　　　　　「当たり前のように死傷者も出ている。それなりの難関だね。」
　　　　　「それにしても魔法使いも大分数が減ったね。」
フェルン「昔はもっと多かったんですか？」
フリーレン「魔王軍の攻勢が激化した100年前だったら、」
　　　　　「街を歩けば魔法使いとすれ違うのが当たり前だったからね。」
　　　　　「今だとこういう魔法都市でもないと見かけない。」

フリーレン「じゃあ二か月後に備えてみっちり修行しようか。」
●●「え、じゃあ私帰るね、、？」
フェルン「ダメです。」
●●「うわーん！」