オタクは今日も恋をする 3
「最近、慎二くんと目が合うんだよね。脈アリかな?」
「……あるんじゃない?」
「何でそんな興味無い感じなの?……もしかして慎二くんのことが好きとか……?」
「違うって。ただの友達だって。」
はぁ。だから莉音ちゃん、苦手なんだよな……
「あ、もしかしたら告れるかも!」
私は何も言わずに苦笑いをした。
「[小文字]うーん……どうしよっかなー。よし!決めた![/小文字]告ってみる!」
[斜体]〜莉音side〜[/斜体]
早速今日!
「慎二くん……」
「ん?」
「あの……放課後、屋上に来てほしい。」
「え、わ、分かった。」
[斜体]〜慎二side〜[/斜体]
「慎二くん……」
急に莉音に呼ばれた。
「ん?」
「あの……放課後、屋上に来てほしい。」
まさか……告るとかじゃないよな。
まあ、とりあえず行こう。
「え、わ、分かった。」
[斜体]〜莉音side〜[/斜体]
「で、どうした?」
「あ、あの──私と付き合って下さい!」
私は思いっきり言った。
すると、慎二くんは、思いがけないような言葉を出した。
「ごめん。無理。」
──え?何だったの?視線を感じたのも、下の名前で呼ばれたのも。
「な、何で……?」
私は恐る恐る訊いた。
「俺、付き合ってるんだ。」
多分[漢字]アイツ[/漢字][ふりがな]結月ちゃん[/ふりがな]だろう。
「……まさか……結月ちゃん⁈」
「……[小文字]うん[/小文字]……」
「へー。あんな奴のどこが好きなの?私より運動できないし、静かだし、リアクション薄いし。慎二くんはあんな奴のどこが──。」
言いかけた瞬間、
「やめろ。結月の悪口を言うな。俺は、人の悪口を言う人が1番嫌いだ。」
と慎二くんが初めて怒った。
「あ……」
慎二くんは屋上階段の方へ歩いていった。
「待って!慎二くん!待って!」
そう私は言ったが、慎二くんは振り向かずに屋上階段のドアを閉めた。
「……あるんじゃない?」
「何でそんな興味無い感じなの?……もしかして慎二くんのことが好きとか……?」
「違うって。ただの友達だって。」
はぁ。だから莉音ちゃん、苦手なんだよな……
「あ、もしかしたら告れるかも!」
私は何も言わずに苦笑いをした。
「[小文字]うーん……どうしよっかなー。よし!決めた![/小文字]告ってみる!」
[斜体]〜莉音side〜[/斜体]
早速今日!
「慎二くん……」
「ん?」
「あの……放課後、屋上に来てほしい。」
「え、わ、分かった。」
[斜体]〜慎二side〜[/斜体]
「慎二くん……」
急に莉音に呼ばれた。
「ん?」
「あの……放課後、屋上に来てほしい。」
まさか……告るとかじゃないよな。
まあ、とりあえず行こう。
「え、わ、分かった。」
[斜体]〜莉音side〜[/斜体]
「で、どうした?」
「あ、あの──私と付き合って下さい!」
私は思いっきり言った。
すると、慎二くんは、思いがけないような言葉を出した。
「ごめん。無理。」
──え?何だったの?視線を感じたのも、下の名前で呼ばれたのも。
「な、何で……?」
私は恐る恐る訊いた。
「俺、付き合ってるんだ。」
多分[漢字]アイツ[/漢字][ふりがな]結月ちゃん[/ふりがな]だろう。
「……まさか……結月ちゃん⁈」
「……[小文字]うん[/小文字]……」
「へー。あんな奴のどこが好きなの?私より運動できないし、静かだし、リアクション薄いし。慎二くんはあんな奴のどこが──。」
言いかけた瞬間、
「やめろ。結月の悪口を言うな。俺は、人の悪口を言う人が1番嫌いだ。」
と慎二くんが初めて怒った。
「あ……」
慎二くんは屋上階段の方へ歩いていった。
「待って!慎二くん!待って!」
そう私は言ったが、慎二くんは振り向かずに屋上階段のドアを閉めた。
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