オタクは今日も恋をする 3
それから私は、莉音ちゃんの恋バナを聞き、相談に乗った。
「今日ね、慎二くんがこっちを見てくれたの!しかも笑ってくれた!」
うん、それは私が莉音ちゃんと一緒にいたからだよ。
「あと、『おはよう』って言ってくれたの!」
うん、それは……
「おはよう。」
「おはよ。」
「あ、あと、久木元おはよう。」
「お、おはよ。」
「あと」がついてるからね
「おー!」
「私のこと、名字じゃなくて名前で呼んでくれたら……」
[斜体]〜帰り〜[/斜体]
私は莉音ちゃんと一緒に帰った。
すると
「結月!一緒に帰ろう。」
慎二くんだけじゃなく、5人いた。
「あ、うん。莉音ちゃん、また明日!」
「うん。じゃあね。」
[斜体]〜莉音と別れた後〜[/斜体]
歩きながら他愛もない話をした。
ふと、静まり返った時、私はあるお願いをした。
「慎二くん。」
「ん?」
「莉音ちゃんが名字じゃなくて名前で呼んでほしいって。」
「え、でも──。」
何かを言いかけた瞬間、
「じゃないとバレるじゃん。」
と私は言った。
「確かに。」
「莉音っていう人、もしかして結月さんの噂を広めた人?」
「そうだよ。」
「そういえば、結月ってあの噂で怒らなかったな。」
「だって、いちいちそれで腹を立ててたら疲れるじゃん。」
「そうだな。」
「やっぱ結月ちゃんはすごいなー。」
「え?そう?」
「だって私だったらそんな事でも黙っていられないし。」
「あーね。まぁ、腹を立てたことはなかったけど、少し傷ついたことはあった。」
「え?」
「『慎二くんは私ののどこが好きなの』とか、『似合わないよね。』とか小声で聞こえたの。」
「最低すぎるだろ」
「まぁね、そういう考えをしている人もいるんだよ。その人は、思いやりがない人なんだよね。」
「うんうん。」
「今日ね、慎二くんがこっちを見てくれたの!しかも笑ってくれた!」
うん、それは私が莉音ちゃんと一緒にいたからだよ。
「あと、『おはよう』って言ってくれたの!」
うん、それは……
「おはよう。」
「おはよ。」
「あ、あと、久木元おはよう。」
「お、おはよ。」
「あと」がついてるからね
「おー!」
「私のこと、名字じゃなくて名前で呼んでくれたら……」
[斜体]〜帰り〜[/斜体]
私は莉音ちゃんと一緒に帰った。
すると
「結月!一緒に帰ろう。」
慎二くんだけじゃなく、5人いた。
「あ、うん。莉音ちゃん、また明日!」
「うん。じゃあね。」
[斜体]〜莉音と別れた後〜[/斜体]
歩きながら他愛もない話をした。
ふと、静まり返った時、私はあるお願いをした。
「慎二くん。」
「ん?」
「莉音ちゃんが名字じゃなくて名前で呼んでほしいって。」
「え、でも──。」
何かを言いかけた瞬間、
「じゃないとバレるじゃん。」
と私は言った。
「確かに。」
「莉音っていう人、もしかして結月さんの噂を広めた人?」
「そうだよ。」
「そういえば、結月ってあの噂で怒らなかったな。」
「だって、いちいちそれで腹を立ててたら疲れるじゃん。」
「そうだな。」
「やっぱ結月ちゃんはすごいなー。」
「え?そう?」
「だって私だったらそんな事でも黙っていられないし。」
「あーね。まぁ、腹を立てたことはなかったけど、少し傷ついたことはあった。」
「え?」
「『慎二くんは私ののどこが好きなの』とか、『似合わないよね。』とか小声で聞こえたの。」
「最低すぎるだろ」
「まぁね、そういう考えをしている人もいるんだよ。その人は、思いやりがない人なんだよね。」
「うんうん。」
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