[太字]現在[/太字]






莉夜side




莉夜「みんな、今日も行く？」
ないこ「うん」
りうら「ｺｸｺｸ」
悠佑「まろも、行くか？」
いふ「[小文字]俺が今更行ったってみうに迷惑なだけだよな、やって俺が原因だもんな[/小文字]」
ないこ「行けない....ね、この調子じゃ」
悠佑「じゃあ俺まろが心配やから残るわ、すまん」
莉夜「いむくんは？」
ほとけ「いふくんはアニキに任せて、行こうかな」
初兎「いむくんが行くなら....俺も」
ないこ「じゃ、行ってきます」

今日こそ.....今日こそ、見つける。

莉夜「.........」

スマホを確認する。
YouTubeを開くと、丁度私が前々から気になっていたチャンネルが目に入る
......『命に嫌われている』
聴きながら行こうかな、

莉夜「あっ、ここ......」
りうら「？」
莉夜「みうとずぅっと前に一緒に行ったCD屋さん」
莉夜「ここでお互い好きなアーティストの曲買ってたなぁ」
りうら「！[小文字]さ.....してみ.....よ[/小文字]」

確かに、ここには居そう。
よく放課後とかに来て、曲聴いて曲聴いて、笑って。

店員「あ、莉夜ちゃんじゃぁない？」
莉夜「あ、店員さん、お久しぶりです」
店員「ずいぶん久しぶりに、今日はみうちゃんは居ないの？」
莉夜「あーっ、それが〜まぁ、色々あって、」
店員「そうなのね」
りうら「..........」

察してくれた、？
やっぱり良い人だな。


[太字]家[/太字]

ないこ「ただいま」
悠佑「おかえり、どうやった？」
ないこ「ううん、今日もダメ」
悠佑「......そっか」
莉夜「部屋、行くね」

やっぱり来るのは空き部屋。
もう私の部屋みたいになっている。
今日こそ、この日記を、

莉夜「ふぅ、」
ﾍﾟﾗ
莉夜「⁉︎....ｯ」


[水平線]


4月25日（木）

今日は、クレープ屋さんに行った。
甘くてあんまり食べられなかったけど、美味しかった。
みんなも、凄く楽しそうで、嬉しかった。
　　　　　　　　　　つらいな


[水平線]

私はそこまで読むと、日記を閉じた。
これ以上は見ていられなかったのだ
何故か涙が込み上げて来る
綺麗な、でも汚いノートに自分の涙が、一つ落ちる。

莉夜「ｯ......」

また、明日。
見ようかな____。