僕の妄想が、世界を救うらしい⁉︎
僕、妄想を現実に変えることができるんだ!……なんて言う人がいたら、きっとみんなに心配されるだろう。
だって、そんなことありえないから。
でも…
ーー僕の身に、その“ありえないこと”が起きているんだ。
------------
「なぁ想一…めっちゃぼーっとしてるけど大丈夫?クマもすごいぞ、夜更かししたのかー?」
「大丈夫だよ。安心して、超元気。」
ーそんなの嘘だ。本当は昨日、一睡もできなかった。
陸斗のこと…というよりかは、僕の身に起きていること。
つまり、妄想を現実に変えてしまったかもしれないこと。そのことを考えると、全く寝れなかった。
そして、世界を救うことになるかもしれない、という事も僕を混乱させた。
…でも。こんなに色々考えておきながら、僕の心には別の気持ちも存在していた。
ーーこの力、本物ならめちゃくちゃ面白い……もっと使ってみたい…!ーー
正しくこの力を使えば毎日が楽しくなる気がする。いや、楽しいに決まってる。
[小文字]ーキーンコーンカーンコーン…[/小文字]
「みなさん、国語の授業始めますよ!席について!」
授業がもうすぐ始まる…。やだなぁ。
……そうだ。…力、もう一度試してみるか。
今度は、誰も傷つない妄想で。
------------
「山下くん…。もしよかったらなんだけど、私と話してくれないかな…?」
「もちろんだよ。どうしたの?」
「あ、いや…特に用事があるわけでもないんだけど、、実は、山下くんと一度話してみたかったんだ。迷惑かな、?」
「いやいや!そんなわけないじゃん。僕も、野本さんと話してみたかったんだ、実は…。」
「ほ…ほんと?それに名前も覚えてくれてる…。」
「だから、話しかけてくれて嬉しいよ。」
「よかった。想一く[小文字]んはさ、何かー[/小文字]…」
------------
「ー[小文字]…したさん…ましたさん…[/小文字]山下さん!文章読んでください!」
「は、はい!えー…ーー」
ー今年同じクラスになった[漢字]野本彩花[/漢字][ふりがな]のもとあやか[/ふりがな]さんと話す妄想。
これなら、誰も傷つかない。べ、別に、タイプだったから話したいとかそんな理由じゃない…決して。
そして休み時間、これで話しかけてもらえたら力は本物確定だ…。
「はい、山下さんありがとう。でも、ちゃんと集中してくださいね、ぼーっとしていましたよ。
そして、ちょうどこの読んでもらったところまでで今日の授業は終わります。」
[小文字]ーキーンコーンカーンコーン…[/小文字]
さて…野本さん来るかな。………。来ない。友達と話してる…。目すらも合わない。
やっぱり、陸斗のやつは偶然だったのか…?わけがわからない。
でも、偶然とは思えないんだよなぁ…。
------------
「想一!パン買いに行こうぜ!」
「あ、財布教室に忘れたから先行ってて!ごめん千明!」
「大丈夫〜!急げよー。」
焼きそばパンが売り切れる前に急がないと…
「山下くん…。もしよかったらなんだけど、私と話してくれないかな…?」
ーやっぱり、力は本物で間違いないらしいー
だって、そんなことありえないから。
でも…
ーー僕の身に、その“ありえないこと”が起きているんだ。
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「なぁ想一…めっちゃぼーっとしてるけど大丈夫?クマもすごいぞ、夜更かししたのかー?」
「大丈夫だよ。安心して、超元気。」
ーそんなの嘘だ。本当は昨日、一睡もできなかった。
陸斗のこと…というよりかは、僕の身に起きていること。
つまり、妄想を現実に変えてしまったかもしれないこと。そのことを考えると、全く寝れなかった。
そして、世界を救うことになるかもしれない、という事も僕を混乱させた。
…でも。こんなに色々考えておきながら、僕の心には別の気持ちも存在していた。
ーーこの力、本物ならめちゃくちゃ面白い……もっと使ってみたい…!ーー
正しくこの力を使えば毎日が楽しくなる気がする。いや、楽しいに決まってる。
[小文字]ーキーンコーンカーンコーン…[/小文字]
「みなさん、国語の授業始めますよ!席について!」
授業がもうすぐ始まる…。やだなぁ。
……そうだ。…力、もう一度試してみるか。
今度は、誰も傷つない妄想で。
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「山下くん…。もしよかったらなんだけど、私と話してくれないかな…?」
「もちろんだよ。どうしたの?」
「あ、いや…特に用事があるわけでもないんだけど、、実は、山下くんと一度話してみたかったんだ。迷惑かな、?」
「いやいや!そんなわけないじゃん。僕も、野本さんと話してみたかったんだ、実は…。」
「ほ…ほんと?それに名前も覚えてくれてる…。」
「だから、話しかけてくれて嬉しいよ。」
「よかった。想一く[小文字]んはさ、何かー[/小文字]…」
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「ー[小文字]…したさん…ましたさん…[/小文字]山下さん!文章読んでください!」
「は、はい!えー…ーー」
ー今年同じクラスになった[漢字]野本彩花[/漢字][ふりがな]のもとあやか[/ふりがな]さんと話す妄想。
これなら、誰も傷つかない。べ、別に、タイプだったから話したいとかそんな理由じゃない…決して。
そして休み時間、これで話しかけてもらえたら力は本物確定だ…。
「はい、山下さんありがとう。でも、ちゃんと集中してくださいね、ぼーっとしていましたよ。
そして、ちょうどこの読んでもらったところまでで今日の授業は終わります。」
[小文字]ーキーンコーンカーンコーン…[/小文字]
さて…野本さん来るかな。………。来ない。友達と話してる…。目すらも合わない。
やっぱり、陸斗のやつは偶然だったのか…?わけがわからない。
でも、偶然とは思えないんだよなぁ…。
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「想一!パン買いに行こうぜ!」
「あ、財布教室に忘れたから先行ってて!ごめん千明!」
「大丈夫〜!急げよー。」
焼きそばパンが売り切れる前に急がないと…
「山下くん…。もしよかったらなんだけど、私と話してくれないかな…?」
ーやっぱり、力は本物で間違いないらしいー
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