学園屋上にて


●●『…』
●●〘皆には認められた…
　　　　　　　　…認められたけど…〙
●●〘…それがもし上辺だけだったら…
　　　　…昔と同じ○○●●に
　　　　　　　戻ったときに皆が離れたら…〙
●●『どーしよ…』
●●〘…高いな、屋上…〙
●●『…』
●●〘…これ落ちたら死ぬかな…〙
●●『…は????』
●●〘いやいやいやいや　
　　　　　　なんでそうなんの!!?
　　　　　　　いくらなんでもそこ
　　　　　　　　までじゃ…ない…よな?〙

●●『…』
●●『…気晴らしに歌っちゃおうかな』
●●『誰も居ないし、屋上だし』

●●『…昔々からこの世界は
　　　　　　　陰と陽で出来ていて』
●●『何かと都合の悪い方を
　　　　　悪だと決めたのは人間さ』
●●『人の心に鈍感になって
　　　　　　　　　その瞳は灰色さ』
●●『白と黒もぐちゃぐちゃに
　　　　　なって神様の涙が
　　　　　　　　見えないかい』


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
??サイド


何なんだよあいつ…
女子に囲まれて動けないとか、
ふざけたメッセージ送りやがって…
あの、クソ及川!!!!!
気晴しに屋上に行って見てるが、
放課後だし空いてんのかも分かんねぇな

[小文字]●●『本当は聞こえてるのに
　　　　　　怖いから耳を塞ぐのね』
●●『本当は1つなのに
　　　　　　弱いから壁を作るのね』[/小文字]
岩泉「●●か?歌ってんの」

ｶﾞﾁｬｯ…

岩泉「…」

●●『世界を変えるには』
●●『1人の勇気で充分だ』

ｽｯ…

●●『え、岩泉先輩!!?』
岩泉「続けろ」
●●『…え、なんd』
岩泉「続けろ」
●●『…』

●●『…正義のヒーローの
　　　　　　仮面の下も知らずにね』
●●『偽物勇者は僕だった』
●●『君を傷つけて居たのは僕だ』
●●『正義のヒーローに
　　　　　　　　仮面は要らない』
●●『偽物勇者はバイバイだ』
●●『心が灯って行く』
●●『1つになって行くでしょう』
●●『昔々からこの
　　　　　　世界は1つで出来ていた』

岩泉「…●●って、歌上手いんだな」
●●『そんな事無いですよー
　　　　　　　　　　あはははー…』
岩泉「…」

岩泉「お前、何悩んでやがる」
●●『え、何で分かるんですか!?!?』
岩泉「顔に悩んでますって書いてあるぞ」
●●『えー…』
岩泉「…」
岩泉「…俺で良ければ話、聞くぞ」
●●『…大丈夫です!!先輩の時間
　　　　　　もらうほど大した
　　　　　　悩みじゃないですし…その…』
●●『…とりあえず先輩のためにも
　　　　　　私のためにもこのことは
　　　　　　　話さない方が良いんです』


岩泉「そんなん知らねぇよ」
岩泉「お前の話聞いてどう
　　　　思うかなんて正直関係ねぇ」
岩泉「っつうか、俺は別に
　　　　　なんでも良いからな」　
岩泉「なにがあっても結局は
　　　　　お前は俺のコーハイだ」
岩泉「でもな!!後悔するくらい
　　　だったら、話して後悔しろ!!!」
岩泉「お前が良い奴で優しい奴な
　　　　　ことくらい俺は知ってる!!」
●●『…!!!』



●●『…分かりました…いや…』
●●『分かった』
●●『全部話す、私のここにたどり
　　　　　　着くまでの成り行き、私が
　　　　　　　　今までなにをしてたのか』