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登場人物が死ぬ描写があります。
そして、話が進むにつれて過激な表現が含まれますのでさらにご注意ください

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果実戦争

#1

ep1 旅の幕開け

「夢を持つということはとても素晴らしいことだ……だが、その先の道には、人を人と思わない[太字]『邪悪でドス黒い』[/太字]ヤツがいる」

[水平線]


「待っててくれよ…[漢字]練冶[/漢字][ふりがな]レンヤ[/ふりがな]兄」

故郷に背を向けた青年が1人いた。

名前は「[漢字]赤砥 京斗[/漢字][ふりがな]アカトギ ケイト[/ふりがな]」

三ヶ月前、東京へ行くと言ったきり連絡がとれない兄を探すため、探す旅に出ることを決意した。

荷物を持ち、空港へ向かう。

「……東京か」

ケイトが住んでいたところは大田舎、東京に行くことも初めてだった。

「絶対に見つけてやるからな!」

そんな決意を胸に秘めて、ケイトは旅に出る

[水平線]
[中央寄せ]東京[/中央寄せ]

「…やっと着いた……」

眠くなりながらも、騒がしい東京に目を開く。

「それにしても…人が多いな…」

そしてケイトは、迷宮のような都会でひたすら兄を探し始めた。

兄の特徴は、赤みがかかった髪。少しだけつり上がった目。

この特徴を頭に入れて探してみるも…。

「やっぱり見つかんないか~」

人混みの中、やはり見つけるのは難しい。

いろんな町を巡ってみるも見つけられない。

必死に探すも、日は落ちていくばかり。

疲れた足を休ませるため、ケイトは公園のベンチに座った。

「…全然いない……さすが東京…広い」

もっと簡単にいくと思ってたからこそ、ケイトは悩んでしまう。

「明日は人に聞いてみるか…」

下を向いて明日の計画を建てていたその時……

[太字]『チャリーン』[/太字]

何かが転がって来た。

「コイン?」

それは驚くほどに綺麗なコインだった。

「…もしかして転がって来た?」

どこから転がって来たのか分からないコインを前に、ケイトはどうすればいいかとまた悩む。

「…でも綺麗だな……」

結局、コインを自分のものにしたケイトは、ベンチで夜を過ごした。

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作者メッセージ

人物紹介
赤砥 京斗 18歳

突然いなくなった兄を探すために旅に出た。

2024/03/03 22:22

ドレミファ・ソラティド ID:≫5pkQuOr9nqXoU
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