好きな子は恋心をわかってない!
瑠璃岡side
次は、青坂くん希望の、パレード。何をやるのか、気になったけど、パレードのところ、青坂くんが選んだところ、そこだけ、パンフレット見れなかった。なんか、みちゃうと青坂くんの顔が浮かんできて、心臓がうるさくなったから…
なんのパレードだろう。知らないは知らないで、いいね、楽しみになるから。ワクワクするっ!みていると、陽気な音楽が聞こえてくる。行進。愉快で、軽い足取りとともに、この遊園地のきぐるみさん達がやってきた。周りの子供から学生、大人までが、わっ!と歓喜の声をあげる。
桜井「かわいいわね〜」
吉永「この遊園地のマスコットかわいいね。下手にデフォルメされてない」
晴崎「何様??」
吉永「じゃあ吉永様で。」
晴崎「俺の持ちネタパクんな!!!」
桜井「お前の持ちネタなん??」
青坂「あ、来た。」
青坂くんのつぶやきは、マユ、ユメ、晴崎くんにとどくことはなかったけど、私には届いた。何かお目当てのキャラクターでもいるのかな?可愛い所あるねぇ、青坂くん。
青坂「瑠璃岡さん。」
瑠璃岡「ひゃいっ!!!???」
急にこっちを向くもんだから、変な声が出た。
青坂「あの、あれ、ずんだわんこ。」
瑠璃岡「…………へ??」
青坂くんが指さした先をみると、私の好きな、ずんだわんこというゆるキャラがパレードにいた。
瑠璃岡「は、へ、えっ!?ずっ、ずんだわんこっ!!!?」
とてもきれいな緑色、頭に被ったずんだ餡、クリクリのお目々、お豆の形、えんどう豆の尻尾の…………
瑠璃岡「ずっ、ずんだわんこだ〜〜〜!!!」
可愛いいっ!!!!思わず身を乗り出す。
瑠璃岡「青坂くん、もしかして、これ見たかったからパレードにしたの?」
青坂「え、いや、ぼくは、あんまり、知らないんだけど、…瑠璃岡さん、前に好きって言ってたから。あの、たまたま、パンフレット見たら、ずんだわんことコラボって、書いてあったから。」
………私の、ために?
しかも、そんな話、ずっと前にしたやつだよ。覚えてたの?
青坂「あ、他の人、写真撮ってもらってるけど、瑠璃岡さんも撮る??」
瑠璃岡「…うんっ」
青坂「撮ってあげるよ。」
瑠璃岡「ありがとっ」
……いや…
瑠璃岡「一緒にうつろ!!!!」
ぐいっ、と青坂くんの腕を引いた。スマホには、私の顔と、青坂くんの顔、そして、私達に気づくことなんてない、でもしっかりと映るずんだわんこ。パシャ!!!
スマホを見てニヤけていると、隣の青坂くんが、わ!と声を上げた。
瑠璃岡「どしたの?」
青坂「あの、パレードのときに、花びらとか羽散らすでしょ?緑色の羽が、2つ、落ちてきて…」
瑠璃岡「わぁっ、すごいねっ!!それ地面に落ちる前に掴むと、幸せになるんだって!!2つもなんだから、効力抜群じゃん」
青坂「あはは。そうなんだ。じゃあ、これ、一つあげるよ。」
瑠璃岡「………え???」
青坂「2つあるから。」
瑠璃岡「いいの?」
青坂「うん。」
受け取って、そっと手のひらで包む。ずんだわんこみたいな色だな、と何処かで思った。
瑠璃岡「ありがとう」
青坂「ううん」
瑠璃岡「青坂くん。」
青坂「ん?」
瑠璃岡「好き」
[大文字]ナレーター「さぁ皆様!!本日はご来場ありがとうございます!!!今日はなんと、ずんだわんこが来てくださいました〜〜!!!!!!!」[/大文字]
青坂「…ごめん、急にナレーション来たね。聞こえなかったからもう一回言ってもらってもいい?」
瑠璃岡「いっ、いや〜??うんえっとほんとにかわいいね〜っておもってずんだわんこへへっ!」
青坂「うん?」
あっぶねえ〜〜〜〜!!!!え?私、今日、何、言おうと…?えっ…?
───一方、気を使って少し離れた見守り隊だったが、なんの会話をしているのか、なぜ瑠璃岡が急に真っ赤になったのか、気になりすぎて夜しか眠れなかったという。
次は、青坂くん希望の、パレード。何をやるのか、気になったけど、パレードのところ、青坂くんが選んだところ、そこだけ、パンフレット見れなかった。なんか、みちゃうと青坂くんの顔が浮かんできて、心臓がうるさくなったから…
なんのパレードだろう。知らないは知らないで、いいね、楽しみになるから。ワクワクするっ!みていると、陽気な音楽が聞こえてくる。行進。愉快で、軽い足取りとともに、この遊園地のきぐるみさん達がやってきた。周りの子供から学生、大人までが、わっ!と歓喜の声をあげる。
桜井「かわいいわね〜」
吉永「この遊園地のマスコットかわいいね。下手にデフォルメされてない」
晴崎「何様??」
吉永「じゃあ吉永様で。」
晴崎「俺の持ちネタパクんな!!!」
桜井「お前の持ちネタなん??」
青坂「あ、来た。」
青坂くんのつぶやきは、マユ、ユメ、晴崎くんにとどくことはなかったけど、私には届いた。何かお目当てのキャラクターでもいるのかな?可愛い所あるねぇ、青坂くん。
青坂「瑠璃岡さん。」
瑠璃岡「ひゃいっ!!!???」
急にこっちを向くもんだから、変な声が出た。
青坂「あの、あれ、ずんだわんこ。」
瑠璃岡「…………へ??」
青坂くんが指さした先をみると、私の好きな、ずんだわんこというゆるキャラがパレードにいた。
瑠璃岡「は、へ、えっ!?ずっ、ずんだわんこっ!!!?」
とてもきれいな緑色、頭に被ったずんだ餡、クリクリのお目々、お豆の形、えんどう豆の尻尾の…………
瑠璃岡「ずっ、ずんだわんこだ〜〜〜!!!」
可愛いいっ!!!!思わず身を乗り出す。
瑠璃岡「青坂くん、もしかして、これ見たかったからパレードにしたの?」
青坂「え、いや、ぼくは、あんまり、知らないんだけど、…瑠璃岡さん、前に好きって言ってたから。あの、たまたま、パンフレット見たら、ずんだわんことコラボって、書いてあったから。」
………私の、ために?
しかも、そんな話、ずっと前にしたやつだよ。覚えてたの?
青坂「あ、他の人、写真撮ってもらってるけど、瑠璃岡さんも撮る??」
瑠璃岡「…うんっ」
青坂「撮ってあげるよ。」
瑠璃岡「ありがとっ」
……いや…
瑠璃岡「一緒にうつろ!!!!」
ぐいっ、と青坂くんの腕を引いた。スマホには、私の顔と、青坂くんの顔、そして、私達に気づくことなんてない、でもしっかりと映るずんだわんこ。パシャ!!!
スマホを見てニヤけていると、隣の青坂くんが、わ!と声を上げた。
瑠璃岡「どしたの?」
青坂「あの、パレードのときに、花びらとか羽散らすでしょ?緑色の羽が、2つ、落ちてきて…」
瑠璃岡「わぁっ、すごいねっ!!それ地面に落ちる前に掴むと、幸せになるんだって!!2つもなんだから、効力抜群じゃん」
青坂「あはは。そうなんだ。じゃあ、これ、一つあげるよ。」
瑠璃岡「………え???」
青坂「2つあるから。」
瑠璃岡「いいの?」
青坂「うん。」
受け取って、そっと手のひらで包む。ずんだわんこみたいな色だな、と何処かで思った。
瑠璃岡「ありがとう」
青坂「ううん」
瑠璃岡「青坂くん。」
青坂「ん?」
瑠璃岡「好き」
[大文字]ナレーター「さぁ皆様!!本日はご来場ありがとうございます!!!今日はなんと、ずんだわんこが来てくださいました〜〜!!!!!!!」[/大文字]
青坂「…ごめん、急にナレーション来たね。聞こえなかったからもう一回言ってもらってもいい?」
瑠璃岡「いっ、いや〜??うんえっとほんとにかわいいね〜っておもってずんだわんこへへっ!」
青坂「うん?」
あっぶねえ〜〜〜〜!!!!え?私、今日、何、言おうと…?えっ…?
───一方、気を使って少し離れた見守り隊だったが、なんの会話をしているのか、なぜ瑠璃岡が急に真っ赤になったのか、気になりすぎて夜しか眠れなかったという。
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