好きな子は恋心をわかってない!
昔の茶川side
恋に、憧れていた。
彼氏が欲しかった。夢を見ていた。ちょうど、その時仲の良い男友達がいた。優しかったけど、態度も悪いし暴力もふるしちょっと中二病っぽかったけど、完璧な人なんていないしなぁ…と思ったので、「好きなのかな」と思った。告白したら、向こうも私のことが好きだったようで、付き合うことになった。
このときの私は、恋心をわかってなかった。
最初の頃は幸せだった。ハグしてみたり、手を繋いでみたり、星座の相性占いで組み合わせが悪いですという結果になっても、「俺はお前とがいい」って言ってくれたときは、とても嬉しかった。
だけど、ある日、ある出来事を境に。
その日、部活から帰ってきたら、家の庭に部活がなかったらしい彼氏がいた。なんで。家、教えてない…彼は、会いたくなったからだの、大好きだの言ってくれたが、もう怖かった。ハグして帰ってった。気持ち悪かった。
その時から、嫌いになった。軽く叩かれたり、足を組むなと言われたりして、今まではいい具合に流してたけど、もう無理だった。さらに、中二病。あいつは、
あいつ「俺さ、前世の記憶があって、たまに記憶が流れてくるんだよね」
だからなんだってんだ。そういう妄想は口に出すな。やめてくれ。また、ある日は、朝早く呼び出されて
「お前が俺を好きになった理由って何?」
と聞かれた。濁して答えた。そしたらあいつはまた勝手に喋りだして、
「俺さ、今まで好きになった女の子沢山いるんだけど、」
それを、彼女に、いうか??もう無理だった。我慢できずに、溜め込んでいた想いを一人の友人に打ち明けたら。
友人「家凸してくる彼氏とかさいてーじゃん!別れたほうがいいよ!うええ〜…きっしょ。ってかどうやって住所調べたのうええ〜…」
だよね?そうだよね?そして、フッた。
もう、恋心のない恋なんてしない。
アオイが、恋心のない恋をしていると知って、焦った。あんな思いを、アオイがしたら。私は…
私は決めた。どうやってでも、二人を別れさせる。誰かを傷つけてでも、私はアオイを守る。
瑠璃岡「そうだったんだ…」
茶川「ん。」
瑠璃岡「でもね、青坂くん、そんなやつじゃないよ。」
茶川「信じられないわ。私だって、元カレのこと最初はいい奴と思ってたし。」
瑠璃岡「大丈夫。私の推しだし!」
茶川「謎理論やめなさいよ」
瑠璃岡「めっちゃんは青坂くんのこと、いま、どう思う?」
青坂のこと?精一杯思い出してみる。
茶川「ん〜…弱くて、ビビリで、守られてばっか」
瑠璃岡「ひどぉ!!」
アオイが、驚いた顔をつくって言う。
茶川「ん〜、でも…」
青坂『あの、手、痛くない??』
茶川「あれは、推せるね。」
瑠璃岡「パアッ!でしょ!?でしょ!?」
ちゃっかりビンタした相手を心配しやがって。何だあいつ、今思えば優しすぎるだろ。アオイは、
瑠璃岡「そうかそうか、青坂くんの良さに気づいちゃったか〜」
と、一人うんうん唸っている。と、可愛い親友はいきなりこっちを向いて、いった。
瑠璃岡「めっちゃん、私、許さないから、めいちゃんのこと。」
茶川「知ってる」
瑠璃岡「許さないから!!大人になったら罰として超美味しい店とか奢って!」
…………………。なにそれ。
茶川「……っ、あははっ!」
瑠璃岡「えへへっ!」
茶川「食べ物で買収されちゃうん?いいよ、約束。」
小指を結んで指切りげんまんした。
瑠璃岡「転校しても元気でね???」
茶川「ん。」
もう、誰かを傷つけない。
眼の前の親友が、悲しんじゃうから。
恋に、憧れていた。
彼氏が欲しかった。夢を見ていた。ちょうど、その時仲の良い男友達がいた。優しかったけど、態度も悪いし暴力もふるしちょっと中二病っぽかったけど、完璧な人なんていないしなぁ…と思ったので、「好きなのかな」と思った。告白したら、向こうも私のことが好きだったようで、付き合うことになった。
このときの私は、恋心をわかってなかった。
最初の頃は幸せだった。ハグしてみたり、手を繋いでみたり、星座の相性占いで組み合わせが悪いですという結果になっても、「俺はお前とがいい」って言ってくれたときは、とても嬉しかった。
だけど、ある日、ある出来事を境に。
その日、部活から帰ってきたら、家の庭に部活がなかったらしい彼氏がいた。なんで。家、教えてない…彼は、会いたくなったからだの、大好きだの言ってくれたが、もう怖かった。ハグして帰ってった。気持ち悪かった。
その時から、嫌いになった。軽く叩かれたり、足を組むなと言われたりして、今まではいい具合に流してたけど、もう無理だった。さらに、中二病。あいつは、
あいつ「俺さ、前世の記憶があって、たまに記憶が流れてくるんだよね」
だからなんだってんだ。そういう妄想は口に出すな。やめてくれ。また、ある日は、朝早く呼び出されて
「お前が俺を好きになった理由って何?」
と聞かれた。濁して答えた。そしたらあいつはまた勝手に喋りだして、
「俺さ、今まで好きになった女の子沢山いるんだけど、」
それを、彼女に、いうか??もう無理だった。我慢できずに、溜め込んでいた想いを一人の友人に打ち明けたら。
友人「家凸してくる彼氏とかさいてーじゃん!別れたほうがいいよ!うええ〜…きっしょ。ってかどうやって住所調べたのうええ〜…」
だよね?そうだよね?そして、フッた。
もう、恋心のない恋なんてしない。
アオイが、恋心のない恋をしていると知って、焦った。あんな思いを、アオイがしたら。私は…
私は決めた。どうやってでも、二人を別れさせる。誰かを傷つけてでも、私はアオイを守る。
瑠璃岡「そうだったんだ…」
茶川「ん。」
瑠璃岡「でもね、青坂くん、そんなやつじゃないよ。」
茶川「信じられないわ。私だって、元カレのこと最初はいい奴と思ってたし。」
瑠璃岡「大丈夫。私の推しだし!」
茶川「謎理論やめなさいよ」
瑠璃岡「めっちゃんは青坂くんのこと、いま、どう思う?」
青坂のこと?精一杯思い出してみる。
茶川「ん〜…弱くて、ビビリで、守られてばっか」
瑠璃岡「ひどぉ!!」
アオイが、驚いた顔をつくって言う。
茶川「ん〜、でも…」
青坂『あの、手、痛くない??』
茶川「あれは、推せるね。」
瑠璃岡「パアッ!でしょ!?でしょ!?」
ちゃっかりビンタした相手を心配しやがって。何だあいつ、今思えば優しすぎるだろ。アオイは、
瑠璃岡「そうかそうか、青坂くんの良さに気づいちゃったか〜」
と、一人うんうん唸っている。と、可愛い親友はいきなりこっちを向いて、いった。
瑠璃岡「めっちゃん、私、許さないから、めいちゃんのこと。」
茶川「知ってる」
瑠璃岡「許さないから!!大人になったら罰として超美味しい店とか奢って!」
…………………。なにそれ。
茶川「……っ、あははっ!」
瑠璃岡「えへへっ!」
茶川「食べ物で買収されちゃうん?いいよ、約束。」
小指を結んで指切りげんまんした。
瑠璃岡「転校しても元気でね???」
茶川「ん。」
もう、誰かを傷つけない。
眼の前の親友が、悲しんじゃうから。
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