好きな子は恋心をわかってない!
瑠璃岡side
青坂「あ、じゃあ、ここで。」
気づけばもう本屋の目の前。
なんか早くない?まぁいいか。
瑠璃岡「ありがとうね、じゃあね!」
青坂「うん、ばいばい、」
寂しいなぁ…
学校で友達にばいばいするとき、好きな漫画が完結するとき、よく話した先生が転任するとき、友達と遊んで帰る時間になったとき、すこし、寂しくなる。
青坂「また、明日。」
………明日。
瑠璃岡「…また明日っ!またね!」
明日、会えるんだぁ、楽しみだ!
明日があるんだもんね!
明日って、いい言葉だなぁ!
後ろを向くと、本屋の中に入っていく青坂くんが見えた。
私は前を向いて、スキップしてみた。
つまづいたのでやめた。
青坂side
はぁ……
なんか……自分の、会話の、下手さに、絶望………
多分瑠璃岡さんも楽しくなかったよ、はぁぁ…ごめんね。瑠璃岡さん……
本屋の、入口付近のコーナーに、『今週のイチオシ!』と書かれたコーナーがあった。近づいてみる。一番下の段の隅っこに、『これで会話が楽しくなる!会話が得意になるための方法!』と書かれた本があった。なんだかありきたりな題名だ。手に取ってみた。300ページくらい。裏を見ると、バーコードと出版社名、値段、それから、『会話が続かない人、苦手な人、ぜひ読んで!』というメッセージが記されていた。
店員「合計1点で、1800円でーす」
店員さんは、けだるげに言った。千円札を2枚出して、百円玉を2枚受け取った。
買ってしまった…!!!
『これで会話が楽しくなる!会話が得意になるための方法!』と書かれた本を慌ててカバンにしまう。なんだか持ってるのはずかしい。
でも、これで、
青坂「瑠璃岡さんと、楽しく会話できるように、頑張ろぅ……!!」
端っこで立ち止まり、両手でグーを作って、呟いた。
晴崎side
晴崎「なにやってんだあいつ。」
吉永「もう帰るね。」
桜井「あいつ何買ったんだろ?ユメ、見えた?」
吉永「しれっと服の端掴むな。」
青坂「あ、じゃあ、ここで。」
気づけばもう本屋の目の前。
なんか早くない?まぁいいか。
瑠璃岡「ありがとうね、じゃあね!」
青坂「うん、ばいばい、」
寂しいなぁ…
学校で友達にばいばいするとき、好きな漫画が完結するとき、よく話した先生が転任するとき、友達と遊んで帰る時間になったとき、すこし、寂しくなる。
青坂「また、明日。」
………明日。
瑠璃岡「…また明日っ!またね!」
明日、会えるんだぁ、楽しみだ!
明日があるんだもんね!
明日って、いい言葉だなぁ!
後ろを向くと、本屋の中に入っていく青坂くんが見えた。
私は前を向いて、スキップしてみた。
つまづいたのでやめた。
青坂side
はぁ……
なんか……自分の、会話の、下手さに、絶望………
多分瑠璃岡さんも楽しくなかったよ、はぁぁ…ごめんね。瑠璃岡さん……
本屋の、入口付近のコーナーに、『今週のイチオシ!』と書かれたコーナーがあった。近づいてみる。一番下の段の隅っこに、『これで会話が楽しくなる!会話が得意になるための方法!』と書かれた本があった。なんだかありきたりな題名だ。手に取ってみた。300ページくらい。裏を見ると、バーコードと出版社名、値段、それから、『会話が続かない人、苦手な人、ぜひ読んで!』というメッセージが記されていた。
店員「合計1点で、1800円でーす」
店員さんは、けだるげに言った。千円札を2枚出して、百円玉を2枚受け取った。
買ってしまった…!!!
『これで会話が楽しくなる!会話が得意になるための方法!』と書かれた本を慌ててカバンにしまう。なんだか持ってるのはずかしい。
でも、これで、
青坂「瑠璃岡さんと、楽しく会話できるように、頑張ろぅ……!!」
端っこで立ち止まり、両手でグーを作って、呟いた。
晴崎side
晴崎「なにやってんだあいつ。」
吉永「もう帰るね。」
桜井「あいつ何買ったんだろ?ユメ、見えた?」
吉永「しれっと服の端掴むな。」
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