「ねぇ、タク。僕さ、最近、重いものとかたくさん持てるようになったんだけど？」
「お前もか？俺は前にも言ったようにスローモーションだ！前よりもゆっくりになってしまったよ...」
そ、それは。それは。
お互い、苦労しているな...
僕は、医者という将来を生きるために頑張らないといけないんだけど...

「あとね、僕。スゴく高いジャンプまでできるようになった！」
嬉しいのかはよくわからない...
「力を抑えるってムズいな....」
「そうだな...わかるぞ？」






[太字]キーンコーンカーンコーン...[/太字]

チャイムが鳴った。
さて、これで授業、終わりか...

「なぁ、この秘密の力について放課後、話そう？」
「あぁ。いいよ！」

そういうわけで、放課後、僕たちは会う約束をした。