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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#93

第六章『荒れ狂う神様』十話「真実は目の前に」

リュヌ『さあ、私と月の上で踊りましょ?』


ここから逃げることはできない。ここは、俺が知っている地球じゃあない。きっとリュヌの魔法のせいだ。とにかく仲間はいないから助けを呼ぶことも出来ないし、何よりここでは何が起きるかわからない。

リュヌが有利な場所というわけだ。

リュヌ『いいよ、攻撃しても。でも君は今私に勝てない。』

海渡『既に勘付いているよ。』

俺は軽々とリュヌに自分の考えを話した。

海渡『だって、ここは君が作り出した創造の場所だからね。』

リュヌ『…』

海渡『図星かな?』

リュヌ『流石は草野海渡。でも惜しいかなぁ。まだ足りない。』

リュヌは一回ウインクをして、そう俺に言った。青い月は色を変えず、動かない。綺麗に光っているままだ。

リュヌは自信満々に俺に話した。

リュヌ『さっき君にかけた魔法は、[太字][大文字][大文字]夢[/大文字][/大文字][/太字]だ。』

海渡『…夢?』

リュヌ『そう、私が創造して現実では起こっていない嘘を夢として見せたの。』

リュヌ『だから、これは現実じゃないし、この空間も私は自由に操ることができる。』

リュヌ『それにまだ気づいていないのかな、君は。』

…まだ?俺は少し考えた。夢を見せられていたとは驚いたが、まだ隠されていることがある方が驚きだ。何か俺は見落としているのだろうか。

それとも、さっきの説明が鍵…?

…なるほどね。

海渡『君は…、さっきこの魔法を[太字]夢[/太字]って言っていたよね。』

リュヌ『そうだよ。君が見えたあの裕福な時間らは夢だ。』

海渡『じゃあ、これも夢かな。』


海渡『今この空間も、今あの月が光っていることも、そして何よりこの会話も、』

海渡『[太字][下線][大文字]全部夢じゃないの?[/大文字][/下線][/太字]』


リュヌは少し沈黙した。そうして、何も返事をしずに後ろを振り向いた。
そして、「そうだね。」と言ってリュヌは急に笑い始めた。

リュヌ『真実というものは目の前にあったというわけだね。』

リュヌ『面白い。何かヒントを出したわけじゃないし、ただわかっていないということに私は君に気づかせただけ。』

リュヌ『なのにそれに気づくとはなぁ〜!君への期待がさらに高まったよ。』

リュヌは甲高い声で俺に言った。そして徐々に青い月がさらに光っているのに俺は気づいた。青い月は一体なんなんだと思い、俺は青い月をじっと見つめる。

そして急にリュヌが話しかけた。

リュヌ『私の後ろにある月の正体を知りたい?』

とね。

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作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2024/03/19 17:20

縺薙≠繧九s ID:≫905K2bUGI9WHg
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