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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#91

第六章『荒れ狂う神様』九話「脅威的な最強」

海渡『…俺は最強じゃない。俺はただ魔法が使えるようになった人間で、特別な力を持っているわけじゃないよ。』


俺は最強ということを否定した。そうすると、飛んでいる人がニコッと笑い、俺の近くに寄ってきた。それも、飛びながらだ。そして、俺に話しかけた。

飛んでいる人『我の名を知りたいか?』

飛んでいる人『我は君を気に入った。』

海渡『ああできれば教えてほしい。まあ答えないなら、力ずくだけどね。』

飛んでいる人『君に対面で勝てるとは思わないね。もっと作戦や戦略を練って戦わないと我はやられてしまう。』

最強と言っているのに、なんか矛盾しているなと思った。外はまだ青い月が俺を見つめるように動かないままだった。辺りは薄暗い。そして、飛んでいる人はこう言った。

飛んでいる人『我の名は[大文字][太字]リュヌ・ストロンゲスト[/太字][/大文字]』

リュヌ・ストロンゲスト…、日本の名前じゃないな…。

リュヌ『我とか色々使うの面倒くさいから、そのまま話すね。正直言って、喋り方でバレると思ったから、口調を変えたの。』

やはり身近にいる人のように思わせている…。まるで近所のおばちゃんのような親近感がある。急に一人称などが変わった。

リュヌ『私の名の意味わかる?地球の文化を使ってみたのだけれど。』

地球の文化というのは…。一体どこの国の…!?俺は少し混乱した。その状態に気づいたリュヌはこう言った。


リュヌ『リュヌは、[下線][太字]英語で[大文字]月[/大文字][/太字][/下線]って意味。』

リュヌ『ストロンゲストは、[下線][太字]フランス語で[大文字]最強[/大文字][/太字][/下線]って意味なの。』


最強の月…。

リュヌ『そもそもね。私は、元の名前が嫌いだったの。』

リュヌ『だから名前を変えた。あなたがわかるかは知らないけど、地球はほら、いろいろ書類とかやらないといけないんでしょ?』

リュヌ『異世界は違う。異世界は自由なの。自由に暮らせるの。なんて素敵なのかしら。』

地球の常識は、異世界には[太字]通用しない[/太字]。だから、あまりにも自由すぎて治安が悪い。そもそも法律など大半は守られていないだろう。何故なら、[漢字]警察[/漢字][ふりがな]police[/ふりがな]を魔法で倒せてしまうのが原因である。

残念ながら、警察という仕事に強い人が就職しないのだ。それは、強い人のほとんどは警察の真逆の道の方がやりやすいし、稼げる。

そもそも警察という仕事は要らないともされている。

この最強と名乗っているリュヌ・ストロンゲストも、同じだろう。悪の道を進んでしまっている。あまりにも脅威的な最強だ。

リュヌ『さあ、私と月の上で踊りましょ?』


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作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2024/03/04 17:14

縺薙≠繧九s ID:≫905K2bUGI9WHg
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