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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#88

第六章『荒れ狂う神様』六話「女神の気まぐれ」

女神site

私は主に三つの仕事を異空間でこなしている。

1つめは『情報管理』

女神のほとんどは、旅のパートナーとしていることが多い。そのパートナーとの契約情報を整理したり管理したりする。規約違反をした旅人さんの情報を破棄したり、世間に晒したり。別の旅人の情報がもらいたくなったら、神に頼んで情報を入手。上級者の情報も管理されていたりする。

あとは、悪い生き物の情報。悪事を働き、警察などに捕まるべきものの情報。発見された場所や時間、逃走経路の予想などなど、大事な情報が管理されている。これは警察が見たり聞いたりするもので、一般の旅人さんや生き物が入手することは極めて困難。特別な許可などが得られていないと入手できない情報。

初級者、中級者、上級者…、初級者に誰がいるか、何人いるか、どんな生き物が…などの情報も取り扱っている。上級者の情報管理は難しい。上級者の情報が欲しいという欲望を持つ悪人が、異空間を狙ってこちらに侵入することもある。けれども、それを倒すのは私たちの仕事じゃあない。上級者や強い警官の仕事だ。

私たちは、やるべき仕事を確実に終わらせることができればそれでいいのである。

2つめは『旅のサポート』

女神たちは旅人のパートナーとして支えていることがほとんど。私も海渡様のパートナーとして仕えています。

旅人はいつも何かの目標を達成するために日々努力しています。なので女神はそのサポートを!…旅人が必要としているものなどを入手し、パートナーにあげたり…。とにかく、パートナーが喜ぶことをするのがお仕事。特に回復は、闘いのお供として必要であろう。

海渡の女神がよく使っている回復魔法は主に『水』を利用した回復魔法。

「水の精霊たちよ我との契約の元、彼のものの傷を癒し給え――アクア・ヒール」

と、長い文章を読み上げて回復魔法を使う。長文祝詞詠唱ともいう。

回復魔法ができない攻撃系の魔法使いや旅人が多いため、回復魔法に女神を代用するのはおかしくもない。現実的に言えば、あたりまえのことになってきている。実際、そのように使うのが多いようだ。女神はパートナーにどんなふうに利用されても構わない。

つまり言いなりになっても良い、奴隷でも良い、すなわち全てをパートナーに捧げたのようなものだ。私も一時期はそんな考えをしていた。だが海渡に言われた言葉によって、私は海渡を信頼するようになった。

海渡『たまには我儘を言って女神。自我を出して女神。そうじゃないとなんか寂しくなっちゃう。』

この言葉に惚れた…と言っても過言ではない。

こうして私の我儘は、[太字]女神の気まぐれ[/太字]とも言われることになる。私は今までパートナーに我儘など言ったこともなかったのだが、我儘を言えること、それだけで私は嬉しかったのである。

3つめもあるのだけれども…。あまり行っていない。上級の女神が行うことである。
私は上級の女神じゃあないから…。早くなりたいのだけれども、なかなかできないの…。そう何回友達に言ったことか。

海渡様には永遠に従うつもりでいる。

私は、昼が失われた事件のことに、何か手がかりはないかと思い、異空間の情報の資料を隅々まで、詳しく調べた。

だがこの情報量、すぐには全てを調べることはできない。私は気になったものから調べて行った。

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作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2024/02/12 17:42

縺薙≠繧九s ID:≫96wmVG3mf6twQ
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