異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。
【ヒントは『↑』です。】
また何か始まった?
…この矢印、もしかして前ということを意味している?だがしかし、前を見ても特に何もない。つまり…
[太字]上[/太字]か。
俺は上を見上げた。ボールがあった。ボールの色は緑色をしている。
【おめでとうござ…ってうわあああああああああ!!!】
!?
そこで放送は途切れた。
何があった?何か運営側で事故が?突然の事態に頭の整理が追いつかない。
その時だった。
[水平線]
部屋が変わった。…ここはどこだ?何かの色に限定している部屋というわけではない。本は青と赤と緑。タンスは茶。ダンボールやテレビが置いてあり、不自然にテレビがついている。テレビは砂嵐が流れていて、実に奇妙で摩訶不思議だ。
?『おやおや、どうしたんだい?燕。』
[漢字]燕[/漢字][ふりがな]つばめ[/ふりがな]?俺は後ろを向くと歳をとったおばあさんが、俺に話しかけた。おばあさんの後ろにはおじいさんがいる。どうやら老夫婦のようだ。
燕とはどういうことだろうか。鳥か?けれど燕らしき鳥はここにはいない。そもそも鳥…いや、動物は人間しか見当たらない。
おばあさん『ほら!ぼぉっとしてないで、とっとと皿洗いでもしな!私は洗濯物を干すから。』
えっ、皿洗い?
おじいさん『…畑仕事行ってくる。』
おばあさん『はいはい、いってらっしゃい。』
これは…夢?俺は何を見ている?今、何をしている?ここはどこだ?
[大文字]俺は、誰かの人生を送っている?[/大文字]
俺は鏡を探した。あったので自分の顔を見てみた。俺だ。いつもの俺だ。
じゃあ何で今こんなことに?
俺は鏡を見たあと、黙々と皿洗いをした。…もしかすると…これは魔法なのかもしれない。俺は実は眠っていて、覚めにくい魔法を見せられている。そういう説の方があり得る。
皿洗いが終わると、リビングのソファーにおじいさんが座っていた。おじいさんは赤いセーターを着ていて、青いジーパンを履いている。畑仕事が終わったのか、少しゆっくり休んでいるようだった。
俺は少しでもおじいさんと会話してみたいなと思い、話しかけてみることにした。
海渡『お、おじいさま。皿洗い終わりました。』
おじいさん『………』
少し沈黙が続いたが、おじいさんは口を開き、話し始めた。
おじいさん『燕。そういう報告はいらない。』
海渡『あ、はい。すみません。』
やはり僕は燕と思われているようだ。
また何か始まった?
…この矢印、もしかして前ということを意味している?だがしかし、前を見ても特に何もない。つまり…
[太字]上[/太字]か。
俺は上を見上げた。ボールがあった。ボールの色は緑色をしている。
【おめでとうござ…ってうわあああああああああ!!!】
!?
そこで放送は途切れた。
何があった?何か運営側で事故が?突然の事態に頭の整理が追いつかない。
その時だった。
[水平線]
部屋が変わった。…ここはどこだ?何かの色に限定している部屋というわけではない。本は青と赤と緑。タンスは茶。ダンボールやテレビが置いてあり、不自然にテレビがついている。テレビは砂嵐が流れていて、実に奇妙で摩訶不思議だ。
?『おやおや、どうしたんだい?燕。』
[漢字]燕[/漢字][ふりがな]つばめ[/ふりがな]?俺は後ろを向くと歳をとったおばあさんが、俺に話しかけた。おばあさんの後ろにはおじいさんがいる。どうやら老夫婦のようだ。
燕とはどういうことだろうか。鳥か?けれど燕らしき鳥はここにはいない。そもそも鳥…いや、動物は人間しか見当たらない。
おばあさん『ほら!ぼぉっとしてないで、とっとと皿洗いでもしな!私は洗濯物を干すから。』
えっ、皿洗い?
おじいさん『…畑仕事行ってくる。』
おばあさん『はいはい、いってらっしゃい。』
これは…夢?俺は何を見ている?今、何をしている?ここはどこだ?
[大文字]俺は、誰かの人生を送っている?[/大文字]
俺は鏡を探した。あったので自分の顔を見てみた。俺だ。いつもの俺だ。
じゃあ何で今こんなことに?
俺は鏡を見たあと、黙々と皿洗いをした。…もしかすると…これは魔法なのかもしれない。俺は実は眠っていて、覚めにくい魔法を見せられている。そういう説の方があり得る。
皿洗いが終わると、リビングのソファーにおじいさんが座っていた。おじいさんは赤いセーターを着ていて、青いジーパンを履いている。畑仕事が終わったのか、少しゆっくり休んでいるようだった。
俺は少しでもおじいさんと会話してみたいなと思い、話しかけてみることにした。
海渡『お、おじいさま。皿洗い終わりました。』
おじいさん『………』
少し沈黙が続いたが、おじいさんは口を開き、話し始めた。
おじいさん『燕。そういう報告はいらない。』
海渡『あ、はい。すみません。』
やはり僕は燕と思われているようだ。
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