異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。
おじさん『なんだとクソガキがあああああ!!』
厄介なことになった、まあこんなに怒らせちゃったのは、全部俺のせいなんだが…
おじさん『まずはお前からだ!!』
【バン!!】
『きゃああ!』
どこからか叫び声がした。そして、銃声もした。
だが、銃弾は消えていた。
おじさん『…!?…外した…!』
【バン!!】
またおじさんは銃を撃った。…しかし、銃弾はまた消えていた。
おじさん『なっ…弾はどこへ…!』
海渡『弾?…ほら、僕の手のひらにあるでしょ?』
おじさん『っあ!?』
銃弾は、俺の、俺の手のひらにあった。さっきまで、ずっと弾をキャッチしていたのだ。
こういうの、アニメとかでよくあるものじゃないか?
そして、俺はおじさんに近づいた。
海渡『はぁ、そろそろ諦めな。』
おじさん『な、なんだと…!?』
俺は先程キャッチした弾を床に落とし、おじさんを睨んだ。
何度も言うが、所詮は人間だ。異世界で魔王を倒した人間が、普通の人間なんて雑魚と思ってしまうほど弱く思えてしまう。
おじさんは床に倒れ、目を瞑って、そのまま「ああああああ」と叫んだ。
お母さん『…海渡…!?』
げ、お母さん。
お母さん…とお父さんが、驚いた様子で俺を見る。そんなに…俺を見ないでよ。こういうことができるようになったって、成長したって感じで見てほしかった。
まあ、魔法なんて人間じゃ、ただの妄想からできたことだと認識してしまうから、魔法を使ったんだなんて言ったら、笑われる。
笑われることは恥ずかしいことではないが、本当のことなのに笑われるって、裏切られた気持ちになるからさ。
俺は、お母さんとお父さんのそばに行くと、お母さんは抱きしめた。
お母さん『すごいわ海渡…!悪人を倒せちゃうなんて!』
お父さん『銃の球を手でキャッチなんて…なんて素晴らしいんだ…!!』
…ん??
俺は耳を疑った。あれ、俺、今褒められてない??
混乱していると、妹が視界に入った。そういえば、強制沈黙解除してないや。
俺は妹にかけた強制沈黙を解除すると、妹が早速こちらに来た。
優『おめでとう、マジックの天才。』
天才って言われて、なんだか嬉しくなった。
てか、なんで魔法を信じたんだ?あんなこと普通じゃないのに…
馬鹿な家族でよかったよ…
[水平線]
帰ってきた後、お母さんはお父さんに何故ハンドルを離したか聞いてみた。俺と妹も聞いてみた。
そしたら、お父さんの手が動かなかったそう。
でも顔がにやってしてたのも不思議だが…
今は動いているが、多分お父さんの手が麻痺したのだろう。面倒になると嫌だし、家族を失いたくないという気持ちはみんな一緒だったので、そう片付けといた。
殺し合いゲーム、というか、殺し合いゲームというものしてなかったけどな…
まあ、こういうことをする奴が、この世界にいるということか…
異世界だったら毎日殺し合いゲームみたいなもんだから、変わりなかったけどね
俺は夜ご飯を食べていると、お父さんがテレビをつけた。
『今週は、毎日雨が降る予想で、水曜日は関東を中心にゲリラ豪雨になるそうです___』
…今日は日曜日か。水曜日…、そういえば、友達との遊ぶ約束が入っていた。
大丈夫かな、まあ、なんとかなるか。
俺はご飯を食べた。
第一章完
厄介なことになった、まあこんなに怒らせちゃったのは、全部俺のせいなんだが…
おじさん『まずはお前からだ!!』
【バン!!】
『きゃああ!』
どこからか叫び声がした。そして、銃声もした。
だが、銃弾は消えていた。
おじさん『…!?…外した…!』
【バン!!】
またおじさんは銃を撃った。…しかし、銃弾はまた消えていた。
おじさん『なっ…弾はどこへ…!』
海渡『弾?…ほら、僕の手のひらにあるでしょ?』
おじさん『っあ!?』
銃弾は、俺の、俺の手のひらにあった。さっきまで、ずっと弾をキャッチしていたのだ。
こういうの、アニメとかでよくあるものじゃないか?
そして、俺はおじさんに近づいた。
海渡『はぁ、そろそろ諦めな。』
おじさん『な、なんだと…!?』
俺は先程キャッチした弾を床に落とし、おじさんを睨んだ。
何度も言うが、所詮は人間だ。異世界で魔王を倒した人間が、普通の人間なんて雑魚と思ってしまうほど弱く思えてしまう。
おじさんは床に倒れ、目を瞑って、そのまま「ああああああ」と叫んだ。
お母さん『…海渡…!?』
げ、お母さん。
お母さん…とお父さんが、驚いた様子で俺を見る。そんなに…俺を見ないでよ。こういうことができるようになったって、成長したって感じで見てほしかった。
まあ、魔法なんて人間じゃ、ただの妄想からできたことだと認識してしまうから、魔法を使ったんだなんて言ったら、笑われる。
笑われることは恥ずかしいことではないが、本当のことなのに笑われるって、裏切られた気持ちになるからさ。
俺は、お母さんとお父さんのそばに行くと、お母さんは抱きしめた。
お母さん『すごいわ海渡…!悪人を倒せちゃうなんて!』
お父さん『銃の球を手でキャッチなんて…なんて素晴らしいんだ…!!』
…ん??
俺は耳を疑った。あれ、俺、今褒められてない??
混乱していると、妹が視界に入った。そういえば、強制沈黙解除してないや。
俺は妹にかけた強制沈黙を解除すると、妹が早速こちらに来た。
優『おめでとう、マジックの天才。』
天才って言われて、なんだか嬉しくなった。
てか、なんで魔法を信じたんだ?あんなこと普通じゃないのに…
馬鹿な家族でよかったよ…
[水平線]
帰ってきた後、お母さんはお父さんに何故ハンドルを離したか聞いてみた。俺と妹も聞いてみた。
そしたら、お父さんの手が動かなかったそう。
でも顔がにやってしてたのも不思議だが…
今は動いているが、多分お父さんの手が麻痺したのだろう。面倒になると嫌だし、家族を失いたくないという気持ちはみんな一緒だったので、そう片付けといた。
殺し合いゲーム、というか、殺し合いゲームというものしてなかったけどな…
まあ、こういうことをする奴が、この世界にいるということか…
異世界だったら毎日殺し合いゲームみたいなもんだから、変わりなかったけどね
俺は夜ご飯を食べていると、お父さんがテレビをつけた。
『今週は、毎日雨が降る予想で、水曜日は関東を中心にゲリラ豪雨になるそうです___』
…今日は日曜日か。水曜日…、そういえば、友達との遊ぶ約束が入っていた。
大丈夫かな、まあ、なんとかなるか。
俺はご飯を食べた。
第一章完
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