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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#59

第五章『君が愛する家族』二話「異世界へ」

結局30分ぐらいここでルナという人は、俺から決して離れなかった。

海渡『そろそろやめてもらっていいですか。普通に迷惑です…』

ルナ『えええええ!?なんでなんで!!』

海渡『いやだから…異世界知らないですよ俺…』

ルナ『…嘘ついてるだけじゃないんですか。』

俺は歩き始めると、ルナもついてきた。やってることが完全にストーカーじゃないか…(困)

しかも、近くに人はいないし、なんなんだよここ…。ルナが来る前は結構いたじゃないか…

…待てよ?

確かにたまたま人が通らなかっただけかもしれない。さっきまであんなに人がいたのに、今はいない…。少し不自然だと感じた。

人が結構通る道なら、30分の間に何人か通るだろう。でも通らなかった。ルナが来てから。

ルナ、なんなんだこいつ…

ルナ『諦めてくださいよ〜ねえ〜』

異世界があると聞いたことがあるとは言っていたが、もしもう前から既に異世界に行ったことがあったとしたら…。でもなんか騙されてる感ある…。

[漢字]索敵[/漢字][ふりがな]サーチ[/ふりがな]

ルナ『………』

海渡『ルナさん、でしたよね。』

ルナ『あ、はい!!』

海渡『…あなた、異世界を聞いたのではなく、異世界を既に"知っていた"のですよね。…いや、生まれは異世界ですよね?』

ルナ『……』

索敵で分かった。まず、彼は『異世界で生まれた』ということ、そして魔力があまりない、それはよくわからないが。そして漫画家ではなく、ただのニートということ…

ルナ『大正解だよ。でもやっぱり君は異世界を知っていたんだねー。最初から言えばいいのに。』

海渡『地球人には、できるだけ異世界を教えないようにしていますので。』

ルナ『冷たいなぁあ。僕ニートになっちゃってねえ、異世界に帰ろうとしたんだけれども、帰れないの!!!』

…え?帰れない?

ルナ『異世界へテレポートができなくて。あ、別に弱いわけじゃないぞ!!中級者です!!』

いやさっき索敵したら、魔力あまりないって表示されたけどな…(笑)

中級者って言ってるけどそれほどの人じゃなさそうだし、じゃあ地球に一体何しに来たんだよって思う。


ルナ『…拝啓、ルナへ。』


…?

ルナ『ついにお別れの時が来たね。』

ルナ『私、君のことが大好きだった。』

ルナ『でも、それよりも、大切なものを失って辛くて、ごめんだけどバイバイだね。』

ルナ『あなたが来る時は歓迎してあげるから。』

ルナ『…フープより。』

一体何を喋り出すかと思ったら…誰かからの遺書みたいなのだな…

ルナ『なんでここに人が通らないかというと、僕が結界を作っていて、入らせないようにしているからです。不自然に思ってたでしょう?そんな顔、あなたはしていました。』

ルナ『フープは亡き者ですが、僕のことを今でも愛してくれています。』

ルナ『フープの大切なものを失わせたやつを倒したいんです。お願いします。お願いします!異世界に連れて行ってください…!!』

……

ルナだけ異世界に行っても、なんか倒せなさそうだから、

面白そうだし、ついて行ってみるか___

海渡『瞬間転移・指定、海渡・ルナ』

海渡『場所、異世界。』

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作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
ルナさん結構しつこかったですけど、やっぱりねえ…_(:3 」∠)_
続きもよろしくお願いします…!

2023/08/24 10:01

縺薙≠繧九s ID:≫27evm3JIE6UMU
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