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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#57

第四章『魔王復活』十八話「もう一度」

海渡『…プリズム・アロー』

俺は魔法を使う。アロー系の魔法はたくさんあるが、この魔法はアロー系の中で一番取得するのを苦戦した魔法。

シュン『っ…!!こんなの避けて…!』

海渡『おっと。光学迷彩、カモフラージュ』

シュン『っあ…!』

海渡『なあシュン。アローのせいとかで眩しいと思うが、一つ言わせてくれ。』

海渡『俺らは最愛の親友ではない。』

シュン『何言って…親友だろ…?』

海渡『俺らは…』


海渡『[大文字][太字][下線]最高のライバルだろ?[/下線][/太字][/大文字]』


シュン『!!』

なんだっていい。

ライバルとか、友達とか、親友とか。

でも、俺は今の戦いを通じてわかったことがある。

シュンと俺は最高のライバルだってこと。

親友じゃない。それを超えたライバルってことを…!

シュン『…ライバル…?ライバルでいいの…?こんなのが…?』

海渡『…確かにお前は悪いことをしたと思う。部外者をこんな酷い目にさせてよ。』

海渡『でもなぁ、シュンは、シュンは…シュンはな、』

海渡『強くなって戻ってきた。俺と、並ぶために…!』

俺が決して強いわけではない。でも、シュンは努力してきたと思う。今まで。

だって、成長が誰からみても、見えるようになっていた。俺はその成長に感動した。心から感動した。なんだろう、戦っているのに、ただの兄弟喧嘩みたいな感じになってて。

素敵だなって思った。こんな戦いができたのは、シュンがいたからこそ…だと思う。

シュン『ああそうだよ…!海渡と、共に戦って、いい親友になれる。偽じゃない。本当の。』

シュン『僕は、海渡のために日々努力してきた!!』

シュン『あの時何もできなかった!悔しかった!力にもなれない、ただ足を引っ張って、もはやいなくてもよかったよあの場に!!』

シュン『でも!変わらないといけないって…変わらないと始まんないって…』

シュン『海渡!!…謝らないといけないことはたくさんあるけれど、まずは…』

シュン『[大文字]ありがとう[/大文字]』

…!!!

海渡『…キャンセレーション・指定「プリズム・アロー」「カモフラージュ」』

シュン『!…魔法が…』

こんなに感動したことは、初めてだったなぁ。

戦いで感動するとか、今までなかったし。

女神『海渡様あああああああああああ!!!』

海渡『うおっ、女神。』

秋葉『海渡さん…』

海渡『あ、ちょっとまって。その前に回復させないと。』

女神『え?誰をですか?』

海渡『女神、完全に忘れてるでしょ。光輝とヴィンディンだよ。』

光輝はもう死んでんのかよくわからなかった。

ヴィンディンは意識はないが不老不死のため生きている。

夜神『海渡さん!!こっちも助けてくださいね!!』

篠『…よかった。』

暗野『…血などの処理は俺に任せろ』

橤『効いたみたいでよかった〜!罠が〜!』

海渡『お、じゃあ暗野さん処理よろしく。』

四人も無事だ。よかった。俺は4人を解放した。

海渡『じゃあ、どうするか…光輝って死んでる?女神。』

女神『…人間なので心臓の音がありますよね。…どこを触っても…感じないです。』

海渡『やはり死んでいる…?』

秋葉『そ、そんな。死んだ人の蘇生ってだれが一体できるのでしょうか…』

…沈黙が続く。

蘇生が可能な人?俺ができるかわかんないが…、でも俺はヴィンディン回復しないといけないし、流石にそちらまでは手が回らない。

ってなると…

海渡『女神じゃない?』

女神『ふぇ、?や、やめてくださいよ〜、魔法これっぽちもできないですよ〜?』

海渡『いやぁ、回復得意でしょ、よろしくね。』

女神『ええぇ!蘇生したことないですよ〜(困)』

女神『まあ…一か八かでやってみますよ。』

まあ女神なら回復系は得意だし(若干)、できそうっちゃできそうだけどねとは思う。

シュンは寝ている。

さっき驚いたせいで寝ただろう。よくわからんが。

女神『…魔法よ。我に力を授けよ。範囲回復魔法・エリアヒール!』

え、エリアヒール!?

その場にいる人全員が回復した。

夜神『助かります!』

秋葉『すごいですね女神さん…!』

女神『まあ海渡様の手が省けるように…、って、光輝は?』

シーン…

海渡『生き返ってない…か…?いや、効果に時間かかるかも…?やっぱ範囲じゃなくてよかったよ?』

女神『ですよね…って、魔王!!』

ヴィンディン『痛っ…痛み強すぎるのではないか…』

みんな『ヴィンディン!!/魔王!!』

なんだよヴィンディンは生き返ったのか…

ヴィンディン『あれ、なんで…寝てたか?』

海渡『気絶してた。そういえばヴィンディン、話したいことがあったんだ。』

ヴィンディン『ん?なんだ?』

海渡『お前らのせいとか、シュンのせいとかで魔王戦台無しになったけどさ。』

ヴィンディン『ん?ああ、そうかもしれないなぁ。こんなザマだからな。で、それが何かあったか?海渡。』

海渡『またいつかさ、戦おうよ。』


海渡『[大文字][太字]今日のリベンジ戦をな[/太字][/大文字]』


ヴィンディン『…面白いこと言うじゃねえかよ海渡。』

ヴィンディン『もちろんやろうじゃないか海渡よ。』

よかったぁ…

ヴィンディンの今の実力がまだわかってないから、戦いたいとは思ってたんだよね…

海渡『容赦しないからなぁ?』

ヴィンディン『もちろんだ。』

海渡『とにかく今は休んで。な?』

ヴィンディン『わかってるよ。』

海渡『そして、部外者に迷惑かけるなよ?わかったか??』

ヴィンディン『…はーい。』

さあてと、光輝をどうしようかなぁ…。

蘇生魔法ねえ…できるかな。

海渡『ちょっと蘇生魔法やってみる。』

女神『よろしくお願いしますっ!海渡様!!』

海渡『蘇生魔法・リザレクション』


光輝『…ん、ん…?あれ…?』

秋葉『光輝くん…!!!』

光輝『って、秋葉さん…!?なんでここに…。』

再会だな。これが。

[水平線]

【魔王破れる!!倒したのは一体?】

女神『海渡様、今回魔王倒してないですからねー』

海渡『シュンかな。シュンが倒したし。でもまだ誰か判明してないみたいだね。』

女神『まあこのままバレなければいいんですよ。』

そうだな。

まったりゆっくり過ごしていると、

プルルルル…

女神『あ、電話です!えっと…シュンから!』

女神『もしもし女神です…!…って、え?』

女神『お母様、お父様が…!?』

[水平線]

[中央寄せ]【[太字][大文字][下線]第五章開幕[/下線][/大文字][/太字]】[/中央寄せ]


[中央寄せ][大文字][太字]『女神の母と父が何者かに攫われる!?』[/太字][/大文字][/中央寄せ]


[中央寄せ][太字][大文字][下線]【mission『女神の母と父を救え!!』】[/下線][/大文字][/太字][/中央寄せ]



[大文字]【第五章『君が愛する家族』】[/大文字]



[大文字]海渡『女神が愛している家族を連れ去るなんて、俺は許せないと思うよ。』[/大文字]

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作者メッセージ

感動ものみたいなのになっちゃいましたね…!
実ははい、びっくりしましたよね。お知らせしてませんでしたが、
『第四章完』です。
読んでいただきありがとうございます!
五章もよろしくお願いします!

2023/08/17 12:12

縺薙≠繧九s ID:≫29CKuoHGp.RCQ
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