異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。
夏休みが終わり、8/30、夏休み明けの2日目登校日。
1日目は課題提出日だったらしいが、2日目は…。
優の先生『今日は、授業参観。みんなの親が見にきてくれているね。では、今日は夏休みの自由研究の発表をしたいと思います!』
俺は、なぜか優の授業参観の保護者として見にきていた…。
いやなんで。
親は仕事で忙しいから、俺は高校が今日休みだから、はぁ…?
そういえば、今優の担任が自由研究を発表すると言っていたな…?少なくとも人が大勢いる前じゃない発表だったらまだよかったが、大人の人たちがぞろぞろといる中での発表って、発表しない俺でも恥ずかしいのだが。他の親より何倍も恥ずかしい(テーマにされているからね…)
出席番号の頭から発表していくことになった。優の出席番号は、9番。緊張感が増す。今、俺の心臓がどのような動きをしているかがわかるような気がした。
そして、優の番になった。時の流れが早かった。いや、早く思いすぎていた。
優がみんなの前に出る。優が作文用紙を持つ。消しゴムで消したのか、作文用紙には、消しゴムを消す時にグチャってなるあの跡が残っていた。
優の先生『はい、じゃあどうぞ。』
優『…私の自由研究のテーマは、私の兄です。』
優がテーマを言った。少しざわめいた。そりゃあそうだ、なんせ人間をテーマにしたんだ。他の子は昆虫とか魚とか、植物とか、まだましな方を研究しているのに、人間だなんて。生き物だけれども…。
俺は今年の優の自由研究を見ていない。去年は、家にいたゴキブリを捕まえて、虫籠で育てて、そのゴキブリをテーマにしていた。去年の夏は、やけに騒がしかった。
そして、優が作文用紙に書かれている文を読み始めた。
[水平線]
私の自由研究のテーマは、何度も言いますが、私の兄です。少し驚くかもしれませんが、人間も生き物なのでいいかと思いました。
私の兄の名前は、草野海渡です。まず、兄の第一印象は、『おかしい』ことです。おかしいって言っても、もはや人間なのか?と思うほどおかしいです。
おかしいという印象を受けたのは、三つのことがあります。
まず一つ目、悪い奴を倒せます。
悪い奴というのは、悪さをしたやつということです。それを全て不思議な力で攻撃して倒します。
二つ目は、化け物を倒せます。相手がもしどんなに卑怯な手をしても、お兄ちゃんは倒すことができます。
以上のことでおかしいと思いました。
そして三つ目、爆弾が解除できます。つまり平和を保てることが可能です。私もびっくりしました。
そして少し豆知識的なことも調べました。
彼はアイスが好きです。彼はコーヒーが好きです。甘党です。彼は急に友達を家に迎えて泊まらせることができます。幽霊が見えるそうです。
私はお兄ちゃんを一言でまとめました。
私のお兄ちゃん、草野海渡は…
[水平線]
優『"最強"です。』
優『以上で発表を終わります。』
パチパチパチパチ…!
…優ってわけがわからない。いつ情報を手に入れたのかわからなかった。でも、いい自由研究だと思った。
優の自由研究が、今年の俺の夏の宝物となった。
[水平線]
~[大文字]第四章予告[/大文字]~
海渡『満月が、俺を支えてくれるようだ。』
[明朝体]rematch[/明朝体]
女神『まさか、舐めてませんよね…!!』
[明朝体]battle[/明朝体]
ヴィンディン『今回は、草野海渡、お前が負ける番なんだ。』
[明朝体]revenge[/明朝体]
秋葉『あなたが魔王さんなんですね。ヴィンディンさん。』
[明朝体]Grab a victory![/明朝体]
再び、バトルが開幕する…。
[大文字]第四章『魔王復活』[/大文字]
海渡『君は既に俺に負けたことがある…が、』
海渡『今回は分からないようにしてくれ。俺が圧勝しないように…ね。』
1日目は課題提出日だったらしいが、2日目は…。
優の先生『今日は、授業参観。みんなの親が見にきてくれているね。では、今日は夏休みの自由研究の発表をしたいと思います!』
俺は、なぜか優の授業参観の保護者として見にきていた…。
いやなんで。
親は仕事で忙しいから、俺は高校が今日休みだから、はぁ…?
そういえば、今優の担任が自由研究を発表すると言っていたな…?少なくとも人が大勢いる前じゃない発表だったらまだよかったが、大人の人たちがぞろぞろといる中での発表って、発表しない俺でも恥ずかしいのだが。他の親より何倍も恥ずかしい(テーマにされているからね…)
出席番号の頭から発表していくことになった。優の出席番号は、9番。緊張感が増す。今、俺の心臓がどのような動きをしているかがわかるような気がした。
そして、優の番になった。時の流れが早かった。いや、早く思いすぎていた。
優がみんなの前に出る。優が作文用紙を持つ。消しゴムで消したのか、作文用紙には、消しゴムを消す時にグチャってなるあの跡が残っていた。
優の先生『はい、じゃあどうぞ。』
優『…私の自由研究のテーマは、私の兄です。』
優がテーマを言った。少しざわめいた。そりゃあそうだ、なんせ人間をテーマにしたんだ。他の子は昆虫とか魚とか、植物とか、まだましな方を研究しているのに、人間だなんて。生き物だけれども…。
俺は今年の優の自由研究を見ていない。去年は、家にいたゴキブリを捕まえて、虫籠で育てて、そのゴキブリをテーマにしていた。去年の夏は、やけに騒がしかった。
そして、優が作文用紙に書かれている文を読み始めた。
[水平線]
私の自由研究のテーマは、何度も言いますが、私の兄です。少し驚くかもしれませんが、人間も生き物なのでいいかと思いました。
私の兄の名前は、草野海渡です。まず、兄の第一印象は、『おかしい』ことです。おかしいって言っても、もはや人間なのか?と思うほどおかしいです。
おかしいという印象を受けたのは、三つのことがあります。
まず一つ目、悪い奴を倒せます。
悪い奴というのは、悪さをしたやつということです。それを全て不思議な力で攻撃して倒します。
二つ目は、化け物を倒せます。相手がもしどんなに卑怯な手をしても、お兄ちゃんは倒すことができます。
以上のことでおかしいと思いました。
そして三つ目、爆弾が解除できます。つまり平和を保てることが可能です。私もびっくりしました。
そして少し豆知識的なことも調べました。
彼はアイスが好きです。彼はコーヒーが好きです。甘党です。彼は急に友達を家に迎えて泊まらせることができます。幽霊が見えるそうです。
私はお兄ちゃんを一言でまとめました。
私のお兄ちゃん、草野海渡は…
[水平線]
優『"最強"です。』
優『以上で発表を終わります。』
パチパチパチパチ…!
…優ってわけがわからない。いつ情報を手に入れたのかわからなかった。でも、いい自由研究だと思った。
優の自由研究が、今年の俺の夏の宝物となった。
[水平線]
~[大文字]第四章予告[/大文字]~
海渡『満月が、俺を支えてくれるようだ。』
[明朝体]rematch[/明朝体]
女神『まさか、舐めてませんよね…!!』
[明朝体]battle[/明朝体]
ヴィンディン『今回は、草野海渡、お前が負ける番なんだ。』
[明朝体]revenge[/明朝体]
秋葉『あなたが魔王さんなんですね。ヴィンディンさん。』
[明朝体]Grab a victory![/明朝体]
再び、バトルが開幕する…。
[大文字]第四章『魔王復活』[/大文字]
海渡『君は既に俺に負けたことがある…が、』
海渡『今回は分からないようにしてくれ。俺が圧勝しないように…ね。』
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