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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#20

第二章『最後の晩餐』一四話「スーパースター」

クラシコ『…先ほどの争いを観覧していました。…やけに強い、草野海渡と言いましたね。』

クラシコ『君は一体、なんなんだ?』

海渡『…』

海渡『普通の人間さ、…ただ、運悪くなのか、運よくなのか、俺は異世界に転移された。』

女神『運が良かったってことですよっ!!』

クラシコが下を向いて、スマートフォンを取り出し、高速でタイピングし始めた。

クラシコ『彼は異世界に転移された運悪い人間…』

女神『だーかーら!!運良いですよっ!!』

クラシコ『…面白くなりそうだ。僕は元々誰かの情報を上級者に新聞のように伝えるのが趣味でねえ、是非君のことを取材してみたいよ。ミスター海渡。勿論拒否権はない、闘いながら取材しようではないか!』

クラシコ『クラシコ・エルアード、勝ちます。』

そう言って、クラシコはナイフを生み出す。ナイフの刃の先は、尖っていて光に照らされて光っていた。クラシコはナイフを左手で持つと、俺の方へと走ってきた。

クラシコ『…顔面偏差値高そう。』

海渡『はっ?』

そう言って、クラシコはナイフを俺の体に刺そうとした。俺はギリギリ避けた。まさか、気をひいたか?いきなりの戦術に俺は興味津々だった。そして、顔面偏差値という言葉も興味深かった。

女神『クラシコ様よく分かってますね〜!!海渡様は、し・こ・うのお顔なんですよっ〜!!って、それで海渡様を戸惑わせて殺そうとするなんて、酷いですねっ…!』

クラシコ『別にルールを決めてはいないし、戦うんだから、どんな手でもいいだろう。別にどんなにずる賢いことをして勝っても、勝ちは勝ちだ。…海渡は銃は効かなかったんだっけなぁ…』

女神『銃は効かな…ってうぇっ!?』

銃の先は、女神の方に向けられていた、クラシコの周りには銃を持ったたくさんの人が、女神を狙っていた。流石、クラシコ様、既に手下を呼んでいらっしゃる。l

クラシコ『殺す順番は別に決まっていない、だからまず殺しやすそうなあなたから。撃て。』

そういうと、たくさんの銃が女神の方へと撃った。

海渡『はあ、めんどくさいなぁ…、バリアー』

俺は女神にバリアーを張った。おかげで無効化できるし、なんなら俺もその中に入れば身を守ることができる。

海渡『そして、チェーンライトニング』

クラシコ『っ…、地味に危なかったなぁ、まあ使い物にならない手下たちはその魔法でやられちゃったけどね。』

チェーンライトニングとは、単なる使いやすい雷魔法。だが、使う場面を工夫することによって、案外使いこなせることができる。初級者も、中級者も使える簡単な魔法。

クラシコ様は、魔法はほぼ使えない、普段は大体武器で戦っている、身体能力などが高く、魔法が使えなくても上級者に上がれるスーパースターみたいな立場にいる方だ。でも、…別に一つも使えないわけではない。つまり…

クラシコ『エニシングコピー、指定、チェーンライトニング』

クラシコ様に魔法だけで戦うということも、大体厳しかったのだ。

クラシコ様が使ったのは『エニシングコピー』という魔法だった。エニシングコピーとは、他人が使った魔法をコピーしてそのコピーを使うことが可能となる。クラシコ様は唯一このエニシングコピーという魔法だけは使える。

女神『えっ!?何今の!』

海渡『クラシコ様が使える唯一の魔法、取得するには結構な体力と時間がかかるね。僕もあまりやったことないよ、お見事。』

クラシコ『あまりやったことがないということは一度でもやったことあるということ。君、上級者レベルの人間か?』

海渡『な訳ないですよ、ただの…人間、魔法が使えるようになってしまった人間ですから。』

女神『ちーがーいーまーす!!!海渡様は、…ずばり!ヒーローなのですっ!!!』

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作者メッセージ

第一章、二章合わせて20話目を迎えました!読んでいただきありがとうございます!
次回も楽しみに!次話は、クラシコvs海渡&女神 後編です!

2023/05/31 21:05

縺薙≠繧九s ID:≫26DVe3GDPCqKs
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